外伝03-FASE46@deflag.utina2803#
ヒヌク・クンジョウ

[前日日計]
支出1500/収入1600
負債 100/
[前日累計]
     /負債 221
§
3月22日(火)
1030cozy
モーニングコーヒー
1100大東そば
ごーやちゃんぷるーそば定食650
1200島ちゃん
麻婆茄子(大)690=550×1.25
1300さんご座キッチン(桜坂)
エスプレッソ シングル
[前日日計]
支出1500/収入1340
負債 160/
[前日累計]
     /負債 381
→3月23日(水)

 りっかりっかで一風呂あびてから曙のまるたままで自転車を転がす。
 が,何か空気が変なので撤退。いつものcozyだけど時間調整。10時半。
モーニングコーヒー
 ここのモーニングはひょっとしたらなかなかに良さそう。「洋食」というメニューに「アメリカンフード」と英語の注釈あり。予感がするし惹かれるけど…今回のシチュエーションでは遠慮しとこう。
 コーヒーは普通に見えてやはり好い。微かにガツンと来るけど後は香りで飲ませる。粉粉しい。毎日飲める沖縄コーヒー。

▲大東そばのごーやちゃんぷるーそば定食

 11時。大東そばへ。
ごーやちゃんぷるーそば定食650
 すばの縮れ太麺の小麦香豊かな旨さにも増して…それを上回るのが,かのごーやちゃんぷるーの完成度。
 この一指しのスキもない完璧さは──何だ!これがごーやちゃんぷるーの真の旨さだったのか?
 ゴーヤの青臭い苦々しさは確実にまず先味を満たすのである。その苦さは後味の最後まで,いや腹の中からの戻し味にまでクッキリと跡を残すほどに鮮明。
 その鮮明さ自体がこれによってるんだが…複雑な甘さにはただただ感動するしかなかった。

▲島ちゃんの麻婆茄子

 12時。島ちゃんへ。
麻婆茄子(大)690=550×1.25
「しまった!豆腐が旨いんだった」と焦ったけど結果的に入ってました。ふくよかな香りとどめる至福の島豆腐。
 豆腐だけしか入ってないゆし豆腐の汁が,バカみたいに旨い!
 けれど本当に凄かったのは…麻婆茄子。
 大将の背中に位置する席になったので調理の様子を見てると,茄子も豆腐もひき肉も素の状態から炒めてる。ラージャオにつけてる訳じゃないのです。いわば混ぜ合わせたビビンバブ状態。
 狂ったような旨さ。
 ラージャオのすきまに顔を出すアクセントの辛みは,茄子の青臭さに良く絡んだニンニク辛さ。かなり濃い。茄子を炒める時にまぶし付けてるのか?
 これに全く負けてない豆腐の甘味がやはり見事に辛みを受け止める。
 複雑な辛みとシンプルに深い甘味。これらのコントラスト,そしてハーモニーが考えられないほどに美しい。

▲さんご座キッチン(桜坂)のエスプレッソ シングル

 13時。さんご座キッチン(桜坂)へ。
エスプレッソ シングル
 苦みがスッとキマッて後に微かな痺れのような余韻を残しつつ,サッと香りと入れ替わり,エグミや酸味をまるで残さない。
 それに…この丘の空気はさらに純化しつつある。天に開かれたような独特の響きある場所。
 こういう場を街場に残していける民は幸福だ。しみじみと,そう思う。

 毎回,美栄橋プラットホームに立つ際の名残惜しさが,一段と身に突き刺さるようになってきました。
曇天ながら日射しは強い。
 南側正面にジュンク堂と山形屋専用玉城立体駐車場の高層そびえる。低みには「ヒマワリ動物病院 高島易断」という訳の分からぬ看板。
 13時57分。空港行きゆいレールは満席。中国語が四方から聞こえる。
 県庁前。座る。
 旭橋。前方に「オデッセイ」ポスター。「いいね豊崎」のマンション売り出しポスターも。
 壺川。那覇軍港を右手に見下ろす。
 右カーブ,川を渡る。奥武山公園。読みは「おうのやまこうえん」。今回もこの方面までは足がのばせなかったな。那覇にもまだまだ未知エリアはたくさんある。
 小禄。マンション基部に巨大な亀甲墓。なぜか中国人が多数下りてく。あ,アウトレットモールか。
 うちなーは本当にもう独立したほうが幸せだろな。
 赤嶺。この辺りにもアパートが増えた。
 那覇空港。日射しがさらに強まった。

▲松原屋製菓のなんとう

 博多からの新幹線に揺られながら,土産のこちらを頂きました。
 醤油餅にどこか通じるが香り高さがまるで違う
 サンニン(月桃)の香りがまず来るけれど根には赤味噌の甘味がある。ナッツ(松原屋のにはマカダミアナッツ入り)はアクセントだけでゴマの香が基調です。

※なんとう
 黒砂糖ともち粉、ヒハツ・ピーナッツバター・赤みそをまぜて分量の水を少しずついれ、よくこねる。
 月桃の葉の裏側に 2.を長方形に形作り、ピーナッツ(皮をむいて二つに割ったもの)を十文字に三ヶ所に飾りる。
 白ゴマをちらし、強火で 20分位蒸す、発音的にはナントゥーです。
ナントゥーとは、もともとは旧正月に仏壇に供える為に作られたお餅で、漢字では「年頭」と書きます。現在では年中食べられています。
 
 ナントゥーといってまず思いつくのは「ナントゥーンース」。
 餅粉に味噌(ンース、ソースじゃないよ)と砂糖、ヒハツ(胡椒の一種)を混ぜて蒸したお餅。ごまとピーナッツで飾り付けます。
 本島中、南部地区では、こちらが主流じゃないかと思います。

▲松原屋製菓のくんぺん

 こちら「くんぺん」は,粉粉しいけどパンとは違う。和菓子の砂糖菓子に歯応えは似てるけどあれよりはるかにカステラめいた深さがある

※くんぺん
 琉球王国時代から伝わる代表的な琉球菓子の一つである。
 中国菓子の光餅に由来すると考えられているが、近年では薫餅という字が当てられることもある。
 材料は小麦粉、砂糖、卵黄、胡麻、落花生、桔餅(九年母の砂糖漬)。小麦粉と砂糖をもとに衣を作り、残りの3つで餡を作る。餡を衣に包んで扁平な円盤状の形が出来たら火で焼く。王朝期は米粉を皮に用いていた。また卵黄のみで衣を作ることもあり、昔は冊封使の歓待料理などで食べられる高級菓子であった。また、法事や祭礼の供え物にも用いられ、聞得大君(最高位の巫女)は黒胡麻餡のクンペンを供えていた。現在でも法事用のお供え物として有名である。
 さっぱりした歯ごたえと胡麻の風味が溶け合った上品な味わいである。

沖縄県名護市辺野古区ホームページ
http://www.henoko.uchina.jp/index.html

:他人の力を借りず自分独りで生きていく