本編の行程:Googleマップ(経路)
※GM.にない道が多く,近似ルートを示しています。
しまった!観光地じゃないか?!
▲青州古城のWiFi接続画面。この画面の場合,SNSで届いた番号,この場合は「0684」を60秒以内に入力すれば接続される。
少々げんなりする観光地色だったからでしょう。
パティオの矢印表示のうち,「游覧区」の矢印が北だけ指してない。それだけの理由で北へ向かってしまいました。
夥巷街の賭けトランプに安堵する
後から思うに,青州古城は中国の数ある古鎮としては,半端な観光地でした。
いえ,良い意味で,です。
半端というのは,確かに観光地なんだけどきちんと生活の場として成立してる。ある程度広くて目玉名所が明確でないから,観光センターみたいな場所がない。
▲厳めしい旗がはためくけど書いてあるのは奶茶(ミルクティー)とか飲物だとか。
「文化街」としての評価は非常に高い場所です。「国家历史(歴史)文化名城」だし,2010年に投票で選ばれた第1回の歴史文化名街10箇所の一つ。
なのに,この面積が幸いしてるのか,他の町の売り出し中の老街に近い日常感が,少なくともまだありました。
西側に府文廟前街と掲げた木製の門。1344,少し生活臭が出てきたか?
1347,さらに北の大宗伯と掲げる石門。
その北,夥巷街という標識のある東側へ,普通の町の気配を感じて入ってみる。右折。
▲夥巷街への曲がり角辺りで(おそらく賭け)トランプに興じる一群
衛里巷へ侵入せよ!
え?ここにもあるんかい!
1359,山東省青州市実験小学。今や中国のどの地方も邁進する育才教育です。
その校門手前で右折南行。道は衛里巷らしい。
路地に入ると途端に表通りの東西南北に揃った条里制が崩れてます。明らかに家並みが先に出来てその間を道にしてる。
清真の表札も見ましたけれど,まだ回族の居住区という感じではない。
あった!
古韵旅館と掲げる家屋。一応目指してた地点です。泰山石敢當の標札も右脇に出ています。ただ門は固く閉ざされ,門造りを観察するのみ。
さらに路地奥へ。
T字。1409。
右折を選ぶ。おそらくは南行。道の名は衛里巷のままらしい。