外伝03-FASE44@deflag.utina2803#
ぱいぬかじに翼を広げて

[前日累計]
     /負債 411
§
3月19日(土)
1300えんがん
三色バター焼き定食650
1540みはま食堂
カツカレー750
1630ドイツ菓子レーゲンス
レーゲンスオリジナリティー
クランツクーヘン250
[前日日計]
支出1500/収入1650
負債 150/
[前日累計]
     /負債 361
§
→3月20日(日)

 疲れた。
 本気で疲れました。多くは語らないけど,どは~っと店じまいをしてきたところです。
 うちなーに来ました。
 少し前にブラタモリがオールド那覇を探検してました。それで簡単に「うちなースイッチ」が入っちゃったもので,もううちなーしかありませんでした。この島は,いつまでこういう魔術的な磁力を放ち続けるんだろう。

 雨。
 止む頃まで少しやり過ごそう。
 そんな目論見も交えて,かつて玄関口だった旭橋あたりから歩き始めたいと思いました。
 ゆいレール車内に「じんじん」のオルゴール音が染みるように響きます。

▲えんがんの三色バター焼き定食

 サキシマでバイクを調達。
 走り出した矢先に天空にわかにたち曇る。
 雨に追われてビバークする形で港へ。13時,えんがん。
三色バター焼き定食650
「マグロ,バザーとしいらね」
 ??? 注文するとそういう注釈がおばあの口からありました。が?マグロしか分からんど?
「かんぱちあら煮」をいつも食い逃すので今日こそはと思いつつ「?」マークについ浮気してしまったのでした。
 雨はにわか雨だったらしい。 雨音はいつしか途絶えています。
 バター焼きって…こんなオリジナリティの高い料理だったのか?
 特にしいらが凄すぎる!!ほとんどクリームです。バターの香りとクリーミーな白身の甘味に蕩けてしまう…。
「ばさー」(まあばさー?)もだけどマグロがまた肉肉しい。これにもバター香がまた独自に作用します。
 悔やむ。ここのバター焼きってこんなに旨かったのか!

▲この日のお宿。

▲「当店は地域の為
・子供達の喫煙を見かけたら 口頭で注意 同時に警察へ通報します
・明らかに授業中である場合 店内 敷地内へは立入禁止 該当の学校へ連絡します。」
 あるコンビニの店頭にて。手書きだから店主の工夫なんでしょう。ここまではっきり掲示しちゃうのは,沖縄並みに地域が生きてないと無理。しかし,同時に沖縄の非行率も頭に浮かびます。(リンクは沖縄県警平成27年度まとめ)
▲みはま食堂のカツカレー

 15時40分,北谷。もう夕方と言っていい時間なので,当然骨汁は売り切れてる。一応店員に聴くだけ聴いてみると「何言ってんの?」みたいな呆れ顔をされた。みはま食堂。
カツカレー750
 どうもこのメニュー,みはまの隠れた人気モノらしい。それは客の注文を聴いてて前から感じてました。
 やって来たカツに食らいつく。
 このカツは…かつてのビックのカツです…。
 脂身たつぷりの荒々しさは,コレ,なぜ沖縄の大衆食堂にしかないんだろう?
 しかもこのルー。これは,かつての日本の家庭…あるいは海軍の水兵さんたちが食ってた味だと思いを馳せさせます。ウコンたっぷりでスパイシーさが満ち,反面で唐辛子は控えめなこのカレー。
 懐かしくもウチナワンなこの味。これは,どう評価したものか悩んでしまいます。

▲ [予告編]翌日のだるまそば 骨汁どアップ

※和訳 パイ:南 カジ:風
ぱいぬかじ

作詞・作曲 成底ゆう子

空を越えて 心は走るよ
ぱいぬかじに 翼を広げて

キラキラと光る海原
ジリジリと焼ける砂浜

裸足のまま かけていきたい
夏の光 降り注ぐ場所へ

空を越えて 心は走るよ
てぃだの花に 笑い声がする

ぱいぬかじに 翼を広げて
煌めく海に 心を満たして

さらさらと風が そよぐよ
ひらひらと花が 踊るよ

素顔のまま 日射しを浴びて
夏の午後に 抱かれていたい

海を越えて 雲は流れ行く
てぃだの花に夏が溶けていく

ぱいぬかじに翼を休めて
煌めく海に 心を満たして

空を越えて 心は走るよ
ぱいぬかじに 翼を広げて

空を越えて 心は走るよ
てぃだの花に笑い声がする
(リフレイン)