▲不思議な光を落とす島でした。
香港の島ほど南国陽気は強くはないのに,日本の島みたいな波浪に洗われた厳しい風光もない。微酔の光の島とでも呼びたい風情。
▲歴史を感じさせる建物が随所に顔を覗かせる。感性としてだけでなく,誰誰の旧宅とか観光スポット表示のあるものも多数ありました。
▲歴史を感じさせるんだけれども,生活感はある。あるどころか,ここに住んだら離れられんだろうという環境です。
▲観光地としても力を入れてて,メインルートにはこういうゴミ収集おばさんが闊歩してます。
ちなみにメインルートとは言えこの位の道。自家用車乗入不能とされるのも道理で,離合はまず不可能。
▲赤いビニールシートのかかった小径。歩いてるときは感じなかったけど,これは還りたくなる島です。
【レポ】厦門と鼓浪嶋の地理
§厦門は,大陸から南シナに流れ出る九竜江の河口に浮かぶ巨大な中洲に位置します。
§形状は概ね菱形。南の角が中山路のある旧市街
§福建省の省都は福州ですが,厦門は五大経済特区の一つとして,副省級市に指定されてる島
§鼓浪嶋(コロンス)は,厦門の中洲の南西端,旧市街から僅かに海を隔てた小島。
§厦門最大の観光地。ただし,何があるかといえば,ピアノの保有率が中国一とか教育水準が高くて人材を輩出してるとか,情報的には何がいいのかよく分からない謎の名所。
§面積1.87平方km。
§名前の由来は漁師が風浪避けに利用した沖合の岩礁の名前。これが,いつの間にかこの小島の名前になったとされる。