▲亜細亜商城を行き交う人々と広告群と尖塔
なお,何か教会多いなあと思ったら,この寧波は16世紀頃にはポルトガル船の寄航地だったらしい。ザビエルも寧波から種子島に渡ったんですと。※
▲馬園路のケンタッキー。商店の密集度は高くないんで一軒屋です。アジアのKFCってそれはそれでくつろげそうなんですが,まあケンチキだからね…。
▲ 同じく馬園路のネオン。どうも一部変な色が混ざって艶かしく見えもするんですが,そーゆーエリアでもあるんでしょうか?
※和寇が東シナ海を暴れまわった14世紀の明-室町幕府時代には,大内氏と細川氏が対明貿易の主導権を争って外交問題にまで発展した寧波の乱と言われる事件もあった。
つまりこの土地は,表の王朝史上は田舎町ですが,中世の経済史上は中心的な場所だった。
明末に鄭成功が実質的な支配域を持ったのはこの南の福建。平戸生まれのこの英雄は,表の王朝との戦いの経過で泉州,厦門,台南と根拠を転じていく。
なお,明の対日本貿易港は寧波,対琉球のそれは泉州だったともされる。