▲長州島の古いメインストリート。日本の終戦直後もかくや,って濃ゆい空気が充満
▲南側高台の社,天后娘娘祠。左隣には「長州安老院」って施設が並んでる。通所系の介護施設らしいが,このカメラ方向と逆には入所系の施設もあり,要はこの島最大の祭壇は介護施設に完全に組み込まれてる。
ある意味,最も幸せな結合かもしれない。神様にとっても要介護者にとっても。
▲こちらが入所系。あまり撮るべきじゃない風情の…姨捨めいた粗末さと静寂が漂う。ただし,街中のビルの半ばの階にあるよな施設より遥かにマトモに見える。
和順里という道が,天后前から東へ伸びる。一軒家がぽつぽつ連なる閑静な空気。
しばらく行くと,道は南東に方向を変えて住宅地へ入る。どうも違和感を感じると思ったら,アパートが低層なんである。しかも半島部や香港島みたいな厳重な防御設備がなく,窓まで開け放ってある。盗難の恐れが少ないんでしょう。自転車もチェーン位で放ってある。
ひどく開放感のあるたたずまい。静謐な昼下がりの空気が,緩く気だるく漂う。