本伝05章[Step48]天使の都でダイエット

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▲48.2kg(半減+19.8kg)
残り20kg突破!

ということで,海外減量シリーズ第2弾をお届けするわけです。
 天使の都クルンテープ──タイの首都バンコクの正式名称。ホントの正式名はもっと長くて50文字を超える。
 この国には惚れてる。百面相なのです!行くほどに,歩くほどに違う表情で旅行者を翻弄してくれる。
 人情はたおやかで発想も自由なのに,信仰心はあつく王を尊敬してる。勤労意欲は低く都市計画も杜撰でワイロも横行してるのに,生活改善への願いは強く街は徹底的に面白い。
 井の中のニッポン親父は「お姉ちゃんか?」と必ずニヤツくから人を選んで喋るけど,そんな下卑た認識だと今のタイじゃ告訴されるぞ!行ったら分かる!まだそんなことやってる奴はモッタイナイお化けに食われろ!

 てことで──タイで1500kcal生活できるか?というテーマで参るのであります。

 現在,MBK(マーブン・クローン・センター)7階のスターバックスで携帯を打ってます。さっき,1階下のフードコートで満腹したとこ。
 MBKは8階建くらいのショッピングモール。ここからチットロムのそごうまでのゾーンは,またバンコク最大のオノボリさんスポットっス。バンコクは1年半振りなんで,調子に乗って来てしまいまいた…
 いや,目的は一応あったのよ!!体重▲1/3の被害(?)でもう一回は衣替えしなきゃならないんで,そんなら比較的良質な衣料が揃うMBKでまとめ買いしようってセコい策略が…試着室がなくて商品の山陰でズボン履きかえたりさせられたけど──ともかくズボン2本とTシャツ2枚,ちょい値切って1150B(バーツ:1B≒300円(’08年5月現在))也。
 しかし,大分高くなってる。品質も上がってる気がする。(単にボラれただけかも?)
 あ,そうだ!忘れてた…減量の話じゃったっけ…話をMBKのフードコートに戻そうね!

 香港から東南アジアの旅行した人はお世話になった経験があるでしょ,フードコート。つまり日本の屋台村。
 ただ,規模と頻度は日本とまるで違う。バンコクでは50店以上の集合体があるし,シンガポールではほとんどブロック毎に出現,空港内にまであったのよ!
 とりあえずMBKでは冒険する余裕なく,目当てのお店に直行。ちっちゃな土鍋みたいなのに入ったナンプラー味の煮込み料理(名前はトムカーガイだったと思うけど自信がない…)とソムタム。後者は青パパイヤの酸っぱくて甘いサラダ。サラダってもパパイヤにピーナッツやらカニの佃煮(なぜか必ず入る)やら入れまくって専用の鉢でぐちゃぐちゃに小突きまわしたイサーン(タイ東北部)の独特の料理。
 2つ食べたらゲップが出た。幸せッス…
 さてカロリー計算。前者をゲーンパー(劇辛カレー)と同視して160kcalと換算。ソムタムは90kcalだから,締めて…250kcal?!
 凄いぞタイ料理!!これだけ満足して1500kcalの1/8?!っていうかこんなんじゃ1500kcalをキープできんぞ?
 いや安心(心配?)は禁物!タイ料理は一般的には決して低カロリーではありません。タイ人は痩せてるけど糖尿病の発症率が意外に高い!ココナッツミルクがクセモンらしいですね…
日本食と同じで,元々高級料理だったのが一般食になって,食文化側がまだ歴史的な洗練の途中って状況みたい。
 同じく米の加工が多様化してて,蒸し米からモチ,麺まであって,麺は幅広麺のセンヤイ,その短いタイプのギアムイ,細麺のセンレック,極細のセンミーと訳分からないほど。こいつらも日本のうどん並みの400kcalはする。
 ただ,ココナッツと米類さえリスク管理してりゃ,トムヤムからゲーン(カレー)までスープの複雑さでは強者のタイ料理!日本食よりは簡単にカロリー管理できそうです。
 1食はバンコクに散在する各国料理で700kcal位を食べよう。──ベトナム戦争で米軍の兵たんを担って以来,この町の多民族性は半端じゃない!今や政治経済の中枢を握る華僑系から,9.11以降官警の締め付けが厳しいアラブ系,2万人の定住者がいる日本系まで独自のエリアがあり,それぞれで本格的な各国料理が食えるのじゃ!
 実は,今回何とかカロリー計算できそうに思えたのは「ババババンコク」(KUMA*KUMA著,スリーエーネットワーク,2007)を入手できたから。この本の60頁にタイ料理のカロリーが掲載されてる!(元出:オリエンタル通信)感謝!