本伝10章[Step94]GOOOOOOAL!!

 341日目 
▲68.5kg(半減▲0.5kg)
体重半減達成!

ってことにしてええんかいな???
 クエスチョン3つの訳は…ここがインドだから。
 経済発展したインドの最先端の町,ここベンガルールには,かつて街角にいた体重計り屋さんの姿なんて全く見えない。ひええ…どうしよ…と思ってたら。スーパーの出口に何か妙な機械発見。ヒンドゥー語しか書いてない電飾ギンギンのマシンの前でしばらくうろうろしてたら,親切なインド人紳士が無知な外国人にそっと囁く。
 「Heyジャパニーズ…こいつは自動の体重計だぜ」(ちょっと脚色)
 う~ん。それなら乗ってみない訳にはいかんじゃないか?料金も1Rs(≒25円)と安いみたいだし…
 で,乗っかって1Rs硬貨を投入。あっけなくくすんだ黄土色の,昔の国鉄のチケットみたいな厚紙が出てきた。そ…それだけ?表に「BHUMIKA」と記されたインド女の顔写真。誰だそれ?裏を返すと半分はヒンドゥー語のいかにも怪しい赤い文字。
 けど残り半分はアラビア数字で「67.5kg」。
 …って,ちょっと待てい!!5日位で3kg痩せたことになるぞ??こんな1Rsマシン信用してええんかいな??
 しかし。よくチケットを見ると「67.5kg」の下にも赤い文字。──A big victory is nearing you.Struggle hard to achieve it.
 Heyベイビー,ドでかい勝利が近づいてるぜ!そいつに目茶くそガンガンに迫ってくれよな!っつー感じ?(ホンマかいな…)
 よく分からんけど,このオミクジみたいな英文が気に入った!341日目,ゴールってことにしましょ!そうしましょそうしましょ!うっひゃー!!ひゃっほう!!!
 …でもやっぱ不安。

 マイソールのマハラジャ・パレス前で,やっと体重計り屋さんを発見!お主に会いたかったぞよ・・・と走りよると,いかにも胡散臭~いオッサンとサビサビの計り。・・・ごめん,君はパスね。
 すると,そっから宿への帰り道に2号発見!今度はいかにもカルナータカ的な誠実で誇り高そうなオッサンだし,計りも割と新しそう。よっしゃ,いざ参ろうか!そ~っと台に上がる。そしてオッサンの宣告は!
 「SixtyNineKilograms!」
 おお!丁度半減じゃないか!間違いない!だってこの道46年(予想)のプロが言うんだぜい!
 異国の緊張感が効いてんのか,それともこのヴェジ・カレーづくしの食生活がよっぽどカラダに合ってんのか・・・とにかく半減達成したことは間違いなさそう。
 帰国して「何じゃこの体重は~!」ってのが嫌なんで,当面旅行中のカロリー管理と足浴(バスタブがないので)は続けよ・・・どうもスッキリ来ないゴール。

 1Rs体重計マシーンは,どうも駅には大抵有るらしい。ベンチ代わりになっちゃってるが,ごくまれに利用者も。やはり必ずギンギラの電飾だらけ。
 そんな怪しい機械だけど,体重計りマンはその後現れない。しゃーないのでギンギラマシンで2度計測。
 9月19日ハイデラバード駅,68(小数点以下表示無)。
 9月21日チェンナイ(旧マドラス)エグモア駅,64.5????
 9月22日マリーナビーチで体重計り屋発見!71kg!あれれ?
 不安になって同日エグモア駅で再計測。78.2kg!
 もー何が何だか…怪し過ぎるぞ!

 まあええやん。一応ゴールしたとして,早速アフターケアの体勢に入ろやないか!!
 …と言っても今はインド旅行中。実は日本語ATOKのインストールされてるインターネット・カフェでこの文章入力してるのね。
 ただ,とりあえずは腹だ!
 便通は未だに完全とは言い難い。最近月イチ程度で通うようになった整体屋さんは「腹筋を鍛えた方がいい」と言う。要は,三段腹肉が急激に落ちたのが色んな支障になってるわけで,かつて脂肪の収納されてた余剰スペースを腹筋や背筋がまだ埋めきってないんだろう。
 ってことで,腹筋運動をしばらく続けてみようと思ってます。
 運動するのは減量スピードを落とすと思ってるわしは,この1年,いくら走ったり運動したくても出来るだけ控えてきたんだけど,ここでそいつを解禁します。と言っても急激(なんだろねやっぱ)な減量で弱ったカラダの支障にならない程度に,ゆっくり慎重に負荷を増してくつもり。当面は,朝と夜に20回から始めます。
 これをやると,腸にも少しは刺激がある…ような気がする。何よりも,今まで控えてたから運動が気持ちよ~いのである!