表題は,ヒガリノのファーストアルバムの4曲目「ローラーガール」のサビの一部です。
ヒガリノ?東野じゃなく?
今年に入って台頭してきた沖縄アイドルらしい。NHKで全国版になってる――何かヘンなお姉ちゃん。以下ヒガリノ オフィシャルプログ(※2010当時の掲載。リンクは2020現在(ただし2014:比嘉梨乃本名への復帰記事が最終登録)の別URLです。)より。
「自己紹介
どうもヒガリノです(^^)/
カタカナ4文字で「ヒガリノ」
はい、もぅみなさん
覚えてくれましたね??笑
沖縄うまれ沖縄育ち
沖縄大好きなうちな~んちゅです♪
うちな~たいむのごとく?
マイペースな感じですが
階段をはやく降リれる
特技を持っています^ω^*∩」
ね?アホでしょう?
「好きな言葉わ『あふぁ』
夢わあふぁを共通語にする事です!
よろしくお願いします(∀)」
何ちゅー夢やねん!?ってゆーか,その目的でなぜアイドルになるのか,200字以内で述べよ。
「誕生日:1992年5月11日
出身地:沖縄県
血液型:A型
星座 :おうし座
趣味 :ひたすらおしゃべリ」
おしゃべりは趣味か!?単に性格なんじゃね?――と突っ込みだすと切りがないお方である。
「出演 :WILLCOM沖縄イメージガール,NHK教育TV『テストの花道』2010年春~レギュラー出演,テレビ朝日『全力坂』」
以下は最近のプログです。
「みてください!!!!!!!
今友達と地元を歩いてたら
桜が咲いてました♪
今年初桜(*^^*)わーい
やっぱ沖縄は早いんですね
どうか卒業式まで
散らないでー(ToT)
…多分散るけどね。
2011/2/2 17:14」
うん,間違いなく散る。でもそこでオチにしたら文意が…。
「今バスの中でこんなもん
発見しました(゜∇゜)
……見えるかなあ??
ぶれてるけど
あの葉っぱの形した
車の芳香剤……
バスにぶら下がってました
…効果あるのかな?
確かにいい匂いするような
しないような…?
…いや、しないな。笑
ん~…まあ
気持ちのもちようって
ゆうことで(゜∇゜)笑
運転手さんありがとう
皆さんきょも1日
頑張りましょう★
2011/2/4」
もー何も言わんが…すっとぼけウチナーアイドル・ヒガリノから今後とも目が離せませぬ。
あと個人的にすごく期待する図は…ヘキサゴンに登場したのを見てみたい!
那覇に早く着き過ぎた。
前回閉まってた新港の魚料理屋「えんがん」,開店時間11時までにまだ大分間があったんで,食べログでヒットした天久のパン屋3軒を回ってみる。どうも…那覇で人気のパン屋って,この新都心に集中してるみたいなんよ。
1軒目,安謝1丁目の「秀のぱん工房 窯」。
ものすごく沖縄らしくない小ぎれいで広々した住宅街に,ものすごく小さなこのパン屋はありました。ガラス戸を入ると中も狭苦しい!横一列にカウンター,左手の狭いスペースにパンが並んでて,客がすれ違えないほど狭い。
ペッパーシンケン 315円
ちびくろ 36円
岩っころ 115円
ちびくろ,岩っころ…って書いても,とてもパンのネーミングとは思えへんけど,それぞれ黒糖と塩のハードパンでした。ヨーロッパ的な何にも似てない独自のパンで,しかもちゃんと小麦の味がシンプルに生きたパン。どうも創意が売りのお店っぽい。
この2点,お隣の美ら豆珈琲のホットコーヒー(200円)と一緒に軒先で頂きました。こちらも挽き売り専門店で相当なレベルでした。最高の朝飯!
しかし――シンケンじゃ!…いや,パン作りに真剣ってことじゃなく,ペッパーシンケン。いや,ペッパーに真剣ってことでもなく(分かったからもう止めて)。
カスクートでした。後で調べると,シンケンschinkenは独語の豚モモ肉のことなんだって。つまり具の表示じゃったんじゃね。
宿で,結構うっかり口にした――一瞬,衝撃。その凄まじさに驚く!
パンズのパケットはごくシンプル。中味にはあまりカスカス感はなくて,外皮もパリパリしてない。何も尖ったものがない。
中にはごく薄いベーコン状の肉切れ,それとレタス。この肉がシンケンだったわけだけど,調べずに食った当時は鶏肉かと思ったほどのあっさりテイスト。――シンケンという肉は本来ベーコンより一層クセのある凶暴な味覚みたいだけど,それを殺さず暴走させずにジャストにまとめ上げてる。肉を知り尽くした沖縄の食センスゆえの創意なんだろか?
全体として,非常に滑らかでシンプルな味わい。味付けは,名前の通りペッパーは効いてんだけど,それだけ。
刺激的な何物もないサンドイッチ。
でも,それだけで丁度いい。だからこそ――小麦も豚もレタスも,じんわりと,静かに,潮が満ちるように地味が押し寄せてくる。
シンケンの胡椒味のじんわりした肉味が,ブワッと盛り上がって鼻孔を心地良くくすぐる。この盛り上がりに,パケットのシンプルな味わいが,ものすごくピッタリとフィットしてくる。
華でも幽玄でもない素の味覚が合わさっただけの,この絶妙なコラボは何だ?
2軒目。メインプレイスの北辺り,古島。
えーと?店名KABIRA-YA…ないぞ!?
住所表示を見る限り近いはずなのに,何度回っても見当たらない。食べログで高順位だったし,店を畳んでるとは思えんが…とやっきになってブロックの中まで入り込んでみた。ほとんどアパートの真っ只中じゃないか?やっとこさ見つけて,扉に手をかけるが?
横手から,荷物抱えたオッサンが現れる。引っ越しか?どー見ても開店準備っぽくない。
「あー今日から休みなんですよお」とアッサリ宣告。「糸満店の方は年中無休なんすけどねー」
糸満が本店で,売れたから2号店を那覇にもって店らしい。那覇店は年明けは3日から営業。
帰りがけに店の窓を見ると「ぐるなび第一位!」との貼り紙がデカデカ。へえ,沖縄にもこーゆー店出てきてんだな~。内地じゃよくある掲示だけど(韓国とかもっとスゴいけど),そう言えばあんまし沖縄でこの手の表示は見ない。
それとも新都心だから,ってことか?
そのことが印象的で,結局ここは次回回しにしてしまいました。
西へ少し動く。銘苅三丁目。
やはり小さな店だけど,かなり本格的な気配。正面から左手にパンが並び,右手はカウンターのみのイートインのスペース。
パケットの焼き上がりは午後ってことだったんで,焼きたてのオレンジのブリオッシュとクロワッサンを,コーヒー付きで食ってみる。
どっちもえらく独特。クロワッサンは市販の安いクロワッサンに一見思えるも,口に含むとカリカリ感がまるでなく,噛んでくとバターの香りがほんのり,しかし芳醇に広がる。フランス系のクロワッサン。
ブリオッシュは…噛み切れない。パイ生地がすんごいモチモチ。ボンティケージョみたいな素材を使ってるのか?
コーヒーもかなりのもの。出てきた時間から考えて淹れ置きのはず…なのに非常にシャープ。
雑誌や新聞の紹介記事が壁に貼ってある。読むと,一番人気は780円のランチ。パスタメインのパン食べ放題らしい。…このレベルのパンが食べ放題?何ちゅうことすんねん!ほぼ違法行為!!
ただ観光客は平日じゃなきゃ食えんだろな。
あまりの引力に,その日のうちにまた来てしまったパリのパン屋さん「ボンジュール」。
けど!!不覚!!16時を回ってしまった!
「パケット」不吉な予感を感じつつ「まだあります?」
「スミマセン…パケット,もう売れてしまって…」
ガガーリン!じゃなくてガガーン!!!…今回の滞在中は開店日はもう今日だけ。
相手があんまり衝撃を受けたんで,お姉さんホントにすまなさそうにフォロー。
「ハード系はあとライ麦パンだけで…」
で。
ライ麦パン
ベリーベリーのブリオッシュ
を購入し,雪辱の誓いを胸にとぼとぼ引き上げたんでした。
断じて負け惜しみではない。
負け惜しみじゃないんだけど,ここのライ麦パンは,宿で食うと…ほとんどパケット感覚でした。全然ドイツパンの感覚がなくて,ライ麦使ったパケットってとこ。
だから,わし的には以下,これをパケットと呼ぶ。繰り返すが負け惜しみではない(もういいって)。
国際市場の奥地に並んでた中身,国際通りで衝動買いした与那国黒糖を並べて…おお!!パケットじゃ!フランソワーズじゃ!
冷静に見ると,ライ麦パンに中身,黒糖…天下御免の無国籍。
でも!!これがバッチシ!
パケットが,何やワケノワカラン複雑な甘味に彩られてしまう!
ボンジュールのこのパケットって…こーゆーいい男を見つけると,素晴らしく優雅な踊り手になってしまうパンらしいのです。
そーいえば,秀のカスクルートもそんな感じやったな。
つまり,これが沖縄のパン感覚らしい。それだけで食っても澄んだ味覚だけで物足りないくらいなのに,相方を見つけた途端に燦然と輝く,月のようなパン。
沖縄のパンって…やっぱりオカシイぞ!
残念ながら,意外にもヘンだった沖縄のパンとコーヒー事情には,この年末年始の来訪ではもう迫れない。開店してないからで…それだけ沖縄の日常の産物なんでしょう。
明日は大晦日。
花笠食堂は2日から開く。
KABIRA-YAは3日からだった。ルビーも去年通り3日だろう。やや苦しい状況にはなるが,国際通りなら何とかなるやろ。とゆーか,こーゆー変化もまた楽しみなのが旅行なんである。
つまり,明日と明後日元旦は,マニュアルなし。食感と開店の運にまかせて出たとこまかせで行こう!