[今期首]
積立1114/負債1114
[今期中]
0900黄則和食品(中山路)
花生湯
何かの包 8元/300
1040[走肖]小[女目]的店(コロンド)四カンアン餅10元/160(460)
1100葉(口十)氏麻[米慈-心]
黒麻[米慈-心]10元/150(610)
1110BabyCatCafe
義式珈琲
四種餅10元/160(770)
1130[門1520好清香美食中心(湖浜南路)
芋泥
土[竹/伊-イ][ン東]
海蠣煎35元/600(1570)
1650 The Coffee Club[口加][イ人/ヒ]比珈琲
美式珈琲
ナポレオン 掌破[人/ヒ] 73元/250(1820)
1845黒面[サ/祭]
寒天洛神茶10元/50
1900向陽坊(駅前)
芝士火腿丹麦面包(熱加工焙[火考]類)8元/100
[今期末]
消費1800/収益1970
利益 170/
積立 944/負債 944
あーもういい※! BRTの 大渋滞
※またか?
朝だ。何も分からない街で迎える朝はいい。不安と可能性,これぞまさに旅行空間。
とりあえず二大観光資源の中山路と鼓浪嶋を押さえておこうかな,と宿を出てビックリ。
バスに乗るつもりだったんだけど,駅前,線路方向に併走する高架に目を取られる。──デカいんです,予想外に。昨夜は闇に隠れてたこの構造物,ただの高架鉄道じゃなさそうだけど…じゃあ何だ?
歩き方の荒いマップを見る限り,中山路方面への路線もあるみたいなんで,とにかく使ってみたくなった。
鉄道駅(火車[立占])前の乗り場へ。正式には廈門市快速公交通(BRT)というようです。BRTは英語名 BUS RAPID TRANSIT の略。
この火車[立占]を通るラインで使えそうなのは2つあって
快三:第一馬頭-前[土補-ネ]枢紐[立占](南北,厦[ノ/木]路沿い)
快一:東芳山庄[立占](快三接続)-県後[立占](空港接続)-(集美大橋経由)廈門北[立占]
つまり今日は「快三」(急行3番みたいな語感)で終点まで乗ればいいけど,空港行き時は快一を使えるわけです。
良さそうなんでカード買っとこうかと思ったけど,カウンターで「楼上」で買えと言われた。8時,通勤時間のBRTはスゴい混雑。ホームに駅員はいるけど…とても購入できる状態じゃない。
さて乗車。ものすごい人の数だけど30秒に1便位の頻度でバスは来るから焦る必要はなさそう。そう,バスなんである。機関自体はタダの自動車。BRTってのは,このバス専用の道路を作りました,ということらしい。採算的には列車とどっちが有効だろう?
車内も混雑してる。まあ,終点の第一馬頭までだから下車に間違いは起こらんけど。
それに二市[立占]でかなりの客が降りた。火車[立占]からここまでの間が混むだけらしい。オフィス街がこの辺りなんだろか?
さらに開[ノ/木]門ではほとんどの客は降りて,10分ほどで着いた第一馬頭ではもう乗車は数えるほどになった。この濃淡の強さは,もう一本別の輸送機関を作って渋滞を回避した方がいいのでは?
終着の意外に侘びしき第一馬頭
割と閑散としたエリアに降り立つ。閑散ついでにカードを作って,いざ南へ歩を進める。
少し行くと,商店街みたいなエリアに入った。方角が分からんくなってきたので,潮の香の方へ歩む。
港岸というのは独自の風光を帯びるもの。コロンド島側の道はすぐに確信できた。だけどその前に──。
戯れに 騎楼(チーロウ)を踏む 朝ぼらけ
中山路の住所表示に沿って,コロンドへの船着き場とは逆側に入る。
二階のせり出した歩道が両側に伸びる,コロニアル風の造りです。今の時間はガランと人気がないけど,昼間以降はかなりの繁華街になる気配。後で少し路地に迷い込んでみれば,ヤケクソのように好き放題に伸びる小径に魅了される街です。南国のギラつく日差しと,打ち捨てられたような街頭,それでいて精気を失わない奇妙な手触りが独特です。
でも目的の黄則和食品に入ると,売り場は既に活況を呈しておりました。9時ジャスト,評判を聞いて来たらしい内外の客が多い。
黄則和食品(中山路)
花生湯
何かの包
チケット制の売り場の混雑の割に,二階はガラガラ。票を買わせるから逆に混乱してるだけというのが実態っぽい。
いい早茶屋ではある。
花生湯は,台湾を経験してなかったら美味いと思ったかも…。まあピーナッツを甘煮した生姜汁かなあ。包も日本だったら間違いなく感動なんだけど…飲茶レベルと比べるなら,ちょっと。
こう見ると,香港の朝のレベルは,あれはやはり奇跡的な出来事なんだな。
種類は相当あるから便利ではある。ただ,今回はもっと深みへ至りたい。
南天下 一海渡る 鼓浪嶋(コロンス)島
10時15分,鼓浪嶋行きのフェリーポートを待つ人混みの喧騒の中におります。
BRTのカードを改札にかざせばそのまま乗船できるらしい。普通に買うと8元。
結果的にはまあ,完全なる観光地だなこりゃ。ただ,確かに風光明媚な丁度いい大きさで,道も建築も植生もコロニアルかつオリエンタルな独自の空気は確かにある。過去の旅行地で言えば…インドのディウの空気が似てるかなあ。
ゆらゆらと 迷子になって いたい島 →写真集
中国か!? 夢の鼓浪嶋(コロンス) カフェ巡り
BabyCatCafe。2階に上がりお茶してみる。
義式珈琲
四種アン餅10元/160(770)
市内[ノ木][ネ羊]西路719号に「私家御餅屋」も開店。夜が忙しい日本人駐在員が聞くとニヤケそうな店名だけど…。
それはともかく──雰囲気としては,わしが知る中ではトップレベルのカフェです。ドイツやスウェーデン並み。日本なら,このレベルは3つしか知らん。
最高にシブい。
この廃屋感。
路地裏の場末感。
机の落書きの陳腐さ。
いい。
さっき買い物だけした[走肖]もなかなかだったけど,いくつか見かけた小店にはこんなレベルっぽい店が多いと見えた。センスは韓国以上だと思う。
こんなセンスを漢民族が持ち得るのだなあ…という感動を覚えました。というよりこういうセンスを価値と捉える共通認識が,アジアで形成できたという奇跡。この点では飛び抜けた状況があると思う。
さて,長々と持ち上げといて恐縮ですが…以上はあくまで雰囲気のお話。
いかんせん珈琲はマズい。[女乃]茶を試してみるべきだっか?ここの売りらしい餅の方も…まあ普通?
味に期待せずにデートに使うのにはいいエリアか?
とゆーことで 食い物系を 探しましょ
まず目についたのは,太平燕元祖のこちら。
[門 店の注意書きに別名が羅列されてたが,
[偏-イ]肉燕
大妙
圧乱
圧浪
太平燕
と,ちゃんと熊本ネーミングも入ってるし!紙カップで出すようなチープな出店ながら,これはスキップできんっしょ!
ここの肉燕は,豚肉入りワンタンのことだけを言うらしく,太平燕的な湯や麺(春雨)のニュアンスは少なかった。ただやはり,薄く,滑るような白濁の美味は…熊本や長崎のアレです。シェンツァイもやはり入ってて,たっぷり染みてます。
けれど,刮目したのは汁よりも,本体のワンタン。豚肉と併せてニンニクと,おそらくその他の中華スパイスも相当に鋭く効いてる。これと湯とが,非常に素晴らしい波状効果を作り上げてます。
L1車 博物館へ 去買票(チウマイピャオ)
中国語の発音を575に乗せるのはなかなか反則技みたいな気もするんだけど──そんなこんなで厦門側へ早々に帰って来まして,バスで南行してみることに。このエリアに広州への路線を持つ航空会社もあるみたいだから,チケットも買っとこう。
えーと?何番に乗ればいいんだ?しばしバス路線図とにらめっこ。
関係ないけど…39路SM城市広場という路線があるらしい。間違えて降りたら大変な目に遭いそうね。
バスは,やはりeカードを入り口にかざすだけでした。きちんと前方に行き先が出る…んだが,肝心の地名が出てないから不安。地図で現在地を追いつつバスに揺られる。
2路と29路が併走しとるみたい。
鎮海路という辺りは下町っぽいいい雰囲気でした。
明後日 朝の机票(ジーピャオ)ゲットして
航空会社は廈門航空。あちこちで道を聴いて何とかたどり着けば,机一つだけの小さなオフィスでした。
票買いというより…お姉さんが「不能入力」と焦ってるので一緒にパソコンに入力する。氏名の間のスラッシュを忘れてエラーとか,プリンタの使い方が分からんとか,最後にはパソコンがダウンしたりとか,よくここまでと思うほどの各種トラブルに見舞われ大騒ぎした挙げ句,無事出力できた時には,お姉さんの方がムチャクチャ感激してました。何なんだ?
帰路,思明路という道も古い二階せり出し型の街路が続いてて良かったなあ。
1路で 一気に駅側 戻ります
14時40分。廈[ノ木]路,BTR高架下を行く。メインストリートだろうけど,この町のは緑の多い落ち着いた街並みでなかなか宜しいです。
二市から北へはマンションが列をなす。
14時55分,后江[土コ/求]で下車。北へ,后浜路を歩く。
15時03分,[ノ木][ネ羊]西路に至る。街路樹の並ぶ落ち着いた下町です。思わず,遠回りになるのは覚悟して東に歩いてみる。
鳥籠を担いだオバサン2人が道を塞ぐ。この習慣は廈門にもあるの?
芋泥(いもどろ)は ポモドーロの子か 厦門メシ
湖浜南路,好清香美食中心にて
芋泥
土[竹/伊-イ][ン東]
海蠣煎
と厦門特色メシを当たってみる。
まずは芋泥。…に「芋包」らしきものが間違えて付いたらしいけど,中身は肉,筍のほか数種類の潮州菓子めいた根菜が入ってて,これがシッカリと食わせる。
泥も期待以上。タロイモの羊羹みたいなのの真ん中に…あれは何だろう?やはり砂糖系じゃないけど,何か質の違うサラメみたいな甘味がある。これはワシ的には芋スイーツナンバーワンだな。
海蠣煎。蠣の卵炒めだろ?と軽く見てたけど──意外にも,シェンツァイの香気が高貴にまとわり付く。それと,これが不思議な効果なんだけど,団子みたいな小麦粉の玉をへしゃがせたようなのが,何ともいえない。両者の間に出来た微妙な距離感が絶妙なんである。
で,土[竹/伊-イ][ン東]。分からん。煮凝りの中央にタニシみたいなのが居座ってて,その臭みを何と酢味噌(中華にあるのかそんなん)で抑えつつ,独特の香りと歯ごたえだけ残してる戦術は分かるけど…この独特の味が,煮凝りのどの辺に生きてどうなってるのか,どうも捉え難い。美味いと言っていいのかどうか,物凄く異次元の味でした。
さてと。まだ 暮色僅かに 福建国
もう一回りできるだろ?とバスに乗りまして…2日目の厦門,もう少し続きます。
→続