第二天@
Range(荃湾-元朗).Activate Category:香港シン参次(21) Phaze:崇正菜市
【本句】鶏頭に昼間の土のひろびろと〔興南A〕
D:鮮やかな赤。土の質感を表すべき?←間延び感覚が、鶏頭から見た時の気持ちよさ
季語の鶏頭の妖艶さが気持ちよさに合って来ない?←頭に重心のある鶏頭がはっきり見えてくる。
「に」は同一平面性。「や」でダレが無くなる。
(岸本)秋の間延び感。鈍さが適格。
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[本日合計]
支出1300/収入1210
▼13.0[②163]
/負債 90
[本日累計]
利益 -/負債 283
九月十五日(天)
0710 海連茶楼
壽眉茶
鳥皮と腐皮のコラーゲン煮
豚ハムと激塩辛魚の釜飯300
0949 大榮華酒樓
壽眉茶
大:鼓汁蒸魚雲
中:紫魚花生猪骨粥 300
1345 新駿皇
E.鼓汁蒸魚450
2000 唐心包点 叉焼包250
[本日合計]
支出1300/収入1300
▼13.0[②163]
/負債 0
[本日累計]
利益 -/負債 283
九月十六日(一)
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MRT朗屏
●K66 ShungChingVegetableMarket 崇正菜站 東へ10分
→大樹下天后古廟
【sub】73路 73Aも同
TaiShuHaRoadEast下車 8分戻る
前後のバス停名は
崇正公立学校
崇正菜站
老圍
振華花園
南坑排
昨日までにググった経路の画像記憶からするとこのバス路線しかない。そしてその路線中ではこの老圍が一番臭い。でもそれだけの情報だけで、つまり位置情報も地図情報も、ついでに目的地の名も知らずにバスに乗って成功率は──
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何と、前回スマホスラッシュ状態で選んだバス路線k66は、正解だったことになります。ただ大樹下天后は一つ西の道だったから視認はできず、視認できたとしたらその路線は73・73Aだったわけです。
跑遊元朗十八鄉
and
漁民 (蛋家) で検索
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口内炎の刺激痛箇所がやっと閉じたらしい。消毒液を噴射しても今朝は久しぶりに痛くない。
0655シルカを出て西へ。
あの大きなガジュマルを過ぎ
0710 海連茶楼
壽眉茶
鳥皮と腐皮のコラーゲン煮
豚ハムと激塩辛魚の釜飯300
おばちゃんが煩いので最初に偶然来たのを一つ取り、お目当てが来たら一つ、というフォーメーションでいく。
鳥皮は偶然でした。美味い。コラーゲンどっぷりなのに妙にクドみがなく、さらさらした味覚です。
時折、鳥皮のつもりが湯葉なのも、最初は「ハズレ」感覚だったけれどアクセントとして面白いし──よく味わうとこれはこれで美味いんである。
釜飯のこの形は何度か食べたけど、ここの塩辛は(口内炎明けも手伝ってか)ホントに飛び上がるような塩辛さ。これがゴツゴツの中華ハムの上に乗ってるんだから、出汁とりというより恐らくは、少量ずつ齧りながらハム釜飯を食え──ということだと想像しました。
そうして食うと、塩気ももちろんですけどあっさりと骨抜きされた獣肉とギタギタの魚臭さが被る、自然状態ではあり得ないコラボな味が現出します。
初食だから精度が低いけど──ここの釜飯のオコワ感は格別でした。噛み締めて食う米粒です。この噛み締める米の味覚に先の魚類哺乳類コラボ味が和音を成して響く──って想像できますか?このまさに香港的な、一口一口で異なる味覚の音楽。
左隣に婆さん2人、ワシと同じ鳥皮を給仕にハサミで切らせとる。給仕、ムカついたのかヤケクソっぽく滅多に切り刻んでる。右隣に爺さん1人、ワンカップの白酒を持ち込んでドンと置いてから洗杯を始める。目の前に立つ給仕のお姉さんも特に止めないからルール内なのか?ちなみに今日はピンクのドイツいお姉さんとは別の人で、湯を自分で足そうとしたらちゃんと入れ替えてくれました。属人かい。
ソーメイを最後に一口味わって、立つ。
0816海連の隣の「書報雑誌社」屋台とともに一枚。東方向ガジュマル下の曙光を一枚。
この隣、福來邨FukLoiEstate団地を通る。
ここはいい。決して裕福な層の住まいとは思えないけれど、安らいでいるのに活気があり、爺ちゃん婆ちゃんが元気。
記憶通り、楼の名は「永◯楼」で統一してあるらしい。
暑いだろなと覚悟してたけれど、気温は27℃。湿度は高いけど日本より余程過ごしやすい。
ただ電光表示に江蘇省を昨夜暴風が襲ったと出てるから、異常気象下かもしれない。
0843。MRT荃湾から5駅目・美孚、西鉄乗換えで元朗へ。
錦上路の両側はやはり壁で見えない。ここも明日以降回りたいけど、全くの未知のままです。視界に入る範囲では、樹林の平地に家屋がポツポツ散らばってる感じ。
0920元朗。あんまり早過ぎても魚雲がないと記憶してる。10時だろうか、それとも11時?両方の可能性を加味するなら、ちょうど良い時間だと思う。
0949 大榮華酒樓
壽眉茶
大:鼓汁蒸魚雲
中:紫魚花生猪骨粥 300
最初は広東粥の定石通り、浅く掬って米香を楽しむのも宜しかろうけど、最後には混ぜて食うべき粥。ピーナッツ(花生)は粥に浮く。でも猪骨は沈んでました。だから底を混ぜないと、この複合味は十分にはでません。
「紫魚」は「称姬鲷、希氏姬鲷、舌齿紫鱼,俗名锁吾、散午、红鱼仔、红臭鱼仔,为辐鳍鱼纲鲈形目鲈亚目笛鲷科的其中一个种。」というから〔後掲wiki/西氏紫鱼〕、多分鯛の仲間のはずですけど、これがどこにいるのかは不明。出汁でしょうか?そう仮定すると、確かに米の浮く液体自体に甘やかな異質の香があります。ただ、これまで考えてきたように、広東粥の米の香の層は、肉の汁のそれはもちろん、和食の出汁より深い別次元の層のもののはずです。つまり少なくとも三層構造の別の味覚が交差する美味さが、この粥を成立させてる。逆にどれかだけに偏重した味覚だと、三層全てを味わい切れず、その意味では食べる側が試されてる粥一碗なのです。
これを食い切らないうちに、魚雲がやってきました。
季節によって違うのか、三度目だから理解が進んだのか。最初に感じた「あら炊き」とはかなり違う、いわば鴨爪みたいな、骨の回りのコラーゲンを舐め取るべき料理に感じました。──粥を食べ切った後にしないと味が濃過ぎるかと思ってたけど、今回は意外に舐め取り分の味覚を「軽く」感じたので、魚雲→粥→壽眉を繰り返す。
最高の飲茶です。
魚雲の中に、あら炊きで時折出会う「エンガワ」みたいな一片があり、プルプルでいて旨味を持つ部位があるらしい。オイスターソースらしき出汁を吸ったこの部分の味覚には、震えました。
同席の大陸から来たらしき炒め野菜を食ってるご夫婦の目を気にせず、最後の汁まで掬っていくと──
このスープも素晴らしい!和食の煮魚の汁に時折こんなのがありますけど、もしここに白飯があってもかけないと思う。醤油の次元を完全に離陸し、でも程よく生臭く、絶妙に生姜を効かせた軽み。もうこれは極上のスープです。
実質初日からこんなの食べた罰があたって──またスマホ、クラッシュしないだろな?
さあ。
1120西堤街から谷亭街へ、電車通りを渡り大棠路。牡丹街へ右折西行、バス停・元朗商業中心。k66のナンバーが確かにあります。こんなに近くを通ってたのか。
1133乗車。
下站バス停・蝶翠峰。この辺りで雑踏を抜けてる。CALTEX。大旗嶺同郷會の看板。蝶翠峰は花園の名前。見覚えある道です。川を渡り、左へ大旗嶺路が伸びるT字を直進。高架をくぐりました。バス停・深桶村。高層が絶えてきました。
バス停・羅家園。
崇正公立学校。次だ。
崇正菜站下車。1143。
少し戻る。掲豊農場という看板の横に崇正新村掲豊農場伯公廟。重修碑誌に「伯公廟始建於五十年代」とあるから古くはない。
神殿に2体、左は無毛の丸頭、右は帯冠アゴ髭の老人。線香、供え物多数。右聯「伯德千年在」左聯「公恩萬古在」奥の横幕「合境平安」
行き過ぎかけたけど多分この農場看板が正解でしょう。左折西行。1158
「和興」という額を掲げる右への湾曲。1201。道なりに右へ。ad.崇正新村242號。
夢のような畑でT字。直進。1205。仏教音楽がどこかの家から響く。
変則四叉路、これも直進、というか分からん。犬に吠えられる。ad.328
家並み増える。正しいらしい。
子ども2人の泣き声。
次のT字で流石に迷う。1211ad.337
ああなるほど変則四叉路なのか。左折、10mで元朗民政事務所告示牌(掲示板)の先をすぐ右折。1216
車道が見えました。
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道路手前に天后亭という東屋。▼▲
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