９時，博多港発。
インターネット予約したビートルの予約が取れてなくて，カウンターで少しゴタついたけど，とにかく乗れた。今博多港を疾走中です。
昨年と同じ10月のハッピー・マンデーを利用した釜山旅行。同じこのビートル船内で『デブ』を読み，帰国当日に体重計を購入して体重半減に着手したのが丁度１年前。半分に身軽になったカラダでジョギング用のトレパンを携えて向かう釜山であります。ムヒョ～感無量～
だけど本音は…そりゃも～減量生活中に完全にハマっちゃった韓国メシだがや！さあ～食って食って食いまくるで～！
当然朝飯なんか食ってません。
12時15分。ちょい遅れて釜山着。
「海中生物の出現により…」ってアナウンスがあるから，え？ついに(？)ネッシー登場か！とファイティングポーズを取ったら(闘えるのか？)クジラの群れだってさ。群れは卑怯だ！１対１で来んかい！(だから闘えるのかあ？)
釜山港に着岸するとビートルの出口はいつも大渋滞。２階から降りる客と１階両サイドからの客が合流するからだけど…考えんかい！旅慣れた人はわしのよーに余裕で携帯打ったりしてんのさ，フッ。
ってゆっくりしてたらクルーのお姉様が寄り添って来たぞ。こ…公衆の面前で大胆なアプローチだな…ってアララ？もう誰もいないじゃん！
お姉様はニッコリ笑ってこう誘ってきた。「お客様，到着したからとっとと降りたら？」
チッ…さらばだハニー！追うんじゃねえぜ！
掃除で忙しそうな振りで別離の悲しみを隠すハニーを後に慌てて下船した釜山港国際ターミナル，晴れ時々曇り。
両替所にスゴい列が出来てた。出発地博多港の韓国銀行もだったんで両替できてない。
まあ前回のウォン(以下「Ｗ」という。2008年10月現在12Ｗ≒１円)が２万(∴1700円)ほどと地下鉄のプリペイドカードが手元にある。フッ…ここで無理に換金しなくたって！旅慣れたわしらは町の銀行でもキャッシュディスペンサーでも余裕で両替するのさ。
旅慣れた旅行者は一人ターミナルを出て最寄りの地下鉄駅「中央道」へ歩き出してしまう。
いきなり戸惑う。早い！疲れない！楽勝で中央道に着いちまった！…体重が倍の１年前と身体的距離感が全く違うから，土地勘があるのに役に立たないのじゃ！この道を汗だくで歩くのが韓国旅行の始まりだったのに…
後日談:この違和感が原因で，今回は下手に知ってる町ほどこっぴどく迷ってばかり！皆さんも減量後は気をつけましょう！(いねえよそんな奴！)
さあ～地下鉄に乗って向かいましたのが西面(ソミョン)。
チャガルチやナンポドンがオノボリさんの上野なら，ソミョンは釜山市民の新宿ってとこ？少し北に離れてるけどショップとかいっぱいの若い町。──この町の喧騒が気に入ってて，ここ数年は第１夜はソミョンにすることが多いのね。
ここ数年って？そうそう話し遅れましたけど，わしの韓国旅行歴は…忘れたけど７回以上かな？(忘れんなよ！)広島住んでるから博多まで２時間とビートル３時間で釜山インだもん！東京行く程度に軽～く来れる日本語の通じない土地なのよ。旅慣れて当然なのさ，フッ。
13時，ソミョン着。常宿エンジェルまでの道すがら両替を探すけど…ない！銀行は全部閉まってるし，キャッシュディスペンサーはコンビニを含めて「365」何とかって機械がほとんどでわしの持ってるＪＣＢとシティ・バンクは使えない。
エンジェルは満室。近くのモーテル(安宿くらいの意味。韓国ではご休憩だけじゃなく普通に泊まれる)を紹介してくれたけど…今わし金ないし…
「ア～！」マスターは呆れた語感のカタコト日本語で「今日土曜ダカラ銀行休ミダヨ！」
！…だから旅慣れた皆さんは必死で両替してたのね…。
エンジェルで両替してもらったから何とかなったけど…皆さんも気をつけよ～ね！(普通両替しとくだろ！)
後日談:国際市場付近の道端の両替おばちゃん達は土日も元気に営業中だからレートとポリスさえチェックしとけばそんなに気にしなくていいけど。
モーテルもなかなか良かったんで，気を取り直してグルメツアーに出発だ！
しかし腹減ったぜ！ガイドブックで宿近くに見つけといた店に転がり込む。「ユガネ・タッカルビ」──店名通りタッカルビ(鶏肉のコチュジャン炒め)の専門店。タッカルビとか鍋物の店は多いけど韓国の外食は基本団体様。１人分を用意してくれる店が少ないけど，この店は店頭のディスプレイで１人分の定食が確認できた。
ちなみにディスプレイはハングル。韓国では少なしこの文字が読めないとツライ。３回目位までは店の入り口からお品書きを盗み見て手元のガイドブックでハングルの読み方をチェックし，理解できる料理名があって初めて入店。「Ｂ」の子音が３連発で分かり易いビビンバばっか食ってたなあ。
今回もネットから印刷したハングル表をポケットに持ってた。苦い過去の経験で今は１文字３秒位で何とか読める。なんせ母音８に子音13だから記憶力のないわしでも流石に何とか覚えれる。まだまだまともに喋れはせんけど，読めればかなり見当つく。
食いもんに関しては「トッパブ」(１人分ぶっかけメシ)と「テジュク」(定食)って２つの単語を覚えたら１人でも何とか食えるよになるよ。
話を戻してユガネ・タッカルビだぎゃあ！
200席はあるだろか？近年改装したらしいけど，昼飯時をかなり過ぎてるのに広い店内を家族連れの多い客層が埋めてる。韓国に珍しく対応もいい。
キムチ類が来る。まず２皿と酸っぱくて冷たい汁もの。どれも美味い！久しぶりの舌にはコレだけでも十分なのに…遅れてメインのタッカルビの丸い鉄板がドーン。さらに２皿キムチ類とご飯，プラスとどめのパジョン(お好み焼き)！初めに食い尽くしたキムチはお代わりまで来る。
韓国の食事では当前だけど，やっぱ初回は感激！コレだよコレ！
けど今回は栄養バランス面からも見てしまう。…スゴいね。計４種のキムチ類は白菜・カクテキ・イカ・ネギらしい。それぞれもう１種類は何か入れてある。
ご飯は一般に日本より少なめ。茶碗小盛の250kcalと見て，タッカルビもナクチと野菜たっぷりでカロリーは控え目。200と見る。あと高カロリーなのはパジョン。小振りだから150と見よう。後は低カロリーのキムチで計650位。700は超えない。おかずで満足してご飯は1/3残したから▲80と見て600とせえ。日本のヘルシー弁当並み！それでこの食い応え！さらに野菜から肉まで相当多品目の構成です。
そいでナクチタッカルビは──鶏肉のアッサリ味，タコのコリコリ感を，コチュジャンに染み出した両者と野菜のエキスが包み込んで…も～日本が韓国の隣で良かったよ～！！
とか言ってたら，「嫌・韓流」なんか読んだ人は反発する？
実はわしもね。あのマンガ読んで３年ほど韓国に行く気にならんかった。でも現実の韓国庶民は…どんどん当たり前になってまっせ。自分の目で確かめようぜ！
初日のあと２食は，海雲台(ヘウンデ)。まず通称「ヘウンデふぐ通り」のクムスボックク。有名店だけど昨年まで魚には興味無。魚狂いになった今，初めて行って…秀樹・感激！
温泉入ってインターバル。でメインイベントのハルメクッパブ！会いたかったぞよ～ソコギクッパブ☆