また溢れちゃいました!沖縄ウチナンチュってシャベリが多いの?むっちゃオモロいオバチャンばっかりでネタが尽きまへんで!…しゃーない,今回の章は中途半端な量で終わってしまいますう~。
さて,ポーポーでの落ちから。
グラスに手作りしたっぽい最後のアイスがムチャクチャ美味い!白砂糖と全く異なる,黒糖特有の生命感あるマッタリした甘味。BlueSealeの黒糖アイスならこの味は何度も食べたけど,これを手作りでどう作ってんだ!?牛乳に混ぜて固めるの??
その疑問を勘定の時,オバチャンにぶつけてみた。「手作りでこんな黒糖アイスってどう作ってるんです?」
オバチャンが初めて済まなさそうに――「それは…島から送ってもらってるBlueSealeの業務用アイスなんで…」
夕方まで北堀江で時間を潰す。MarineCafe。エスプレッソが旨かったんで長居しちゃう。全席木製テーブル,全席喫煙可。スタバの対面なのにほぼ互角の客の入り。奥手にバリ島っぽい絵が掛かってて――この辺って変な店多いの?
梅田第三ビルへ。このナンバー付きの4つの雑居ビルの地下には,やや汚らしいけどもオモロい店が多い。
夕方5時を待って「レストランおきなわ」へ。夜だけなのに何がレストラン?とは言わずに入ってみると。
開店間際なのにスゲー客の入り。前評判と違ってナイチャーがほとんどみたい。一人客はややツラいけど――ただ,結構オバチャンとかが相手にしてくれて程良い距離感で酔っ払える。(店側に気を使わせる珍客とも言う)
テビチと中味イリチー,それに南風をグラスで頼む。――「南風」は島ではあんま見ないけど,なぜか大阪ではやたらメジャー臭い。
テビチはなかなか。後ろのナイチャーが「豚足…頼もか」とか言い出すほど美味そーにシャブッちゃう!…アホ!ナイチのスポンジみたいな「足」じゃないわい!ウチナーのほろほろの「手」じゃ!
中味イリチーはただのホルモン炒め。クスガラス豆腐を頼みかけて止めた。…どうも,沖縄料理で夜酔っ払うなら大正駅近辺が正解みたい。
なおこの「おきなわ」,なんばCITY南館1階にも開店。ランチは梅田店では平日のみだけど,なんば店では土日もやってる――って早く言えよお~!!
い~気分で阪急梅田駅までスタスタ足早に歩いたら,そりゃも~ベロンベロンに酔いが回っちゃって…回っ…ひっく…って感じで京都河原町駅着。
▲京の極楽・新京極って…そこまで言う?
常宿セントラル・インに入る。やれやれ,駅から近くて良かった…と安心したらまた酔っ払いの行動力で錦市場に出動しちゃった!
もう8時近い。当然ほとんどの店が閉まってるけど?
それでもわずかに閉めかけてる店で豆腐を買えました。
極上丹後大豆とうふ。京とうふ加悦の里㈱って与謝野町の豆腐。
豆腐の味を理解してまだ半月の「豆腐新生児」状態のわしには,豆腐食うの度に脳内革命なわけで…ちょい情けないけどマジな話ッス。
島豆腐や唐津のかわしま豆腐,それからこれも最近やっと理解できた男前豆腐と同様に,敬意を表するつもりで醤油なしにそのまま食す。
えっ?こんなマジメな味もあるの!?
島豆腐の男性的な勢いとも,かわしまや男前の女性的なトロトロ感とも違う。大豆の香りは確かにムンと来るのに,後味が何とも厳か。重振動のよな豆腐。
こーゆーのが日本の伝統的な豆腐なの?
やれやれ…かれこれ四十年日本人やってる人間のセリフとは思えまへん…
けどポーポーオバチャンの言う通りだわ。島豆腐とは全然別モノ。水と苦塩の違いってこんなにデカいのね。
ふと思い立って,リュックの底に忍ばせてた醤油の200mlペットを取り出す(そんなもん忍ばせんな!)。ほんの2,3滴垂らして再トライ。
一気にふくよかな甘味と迫力。ナイチ豆腐は醤油を浸けて食べる豆腐なわけね。
同時に――あ…なるほど!醤油ってダバダバに浸けて食べるんじゃなく,こーゆー控え目な使い方すりゃ美味いのかあ…。
マヨネーズも塩も胡椒も,最近やっとそーゆー使い方のメリットが分かってきた。調味料って,それで食べるんじゃなくて素材の旨味を引き出すもんだったんだ!
全く…何年日本人やってんだろ?――ハイ…四十年で~す!!
▲ランチ時間始めました…その微妙な間違い方が好き。
ナイチャーの古都,京都の食文化の中心,錦市場。
何度となく訪れてる1kmもないこの通りだけど,今回は体重半減中の食感育成で得たこの舌をぶら下げての初めての追体験。
高知の日曜市,博多の柳橋市場を味わった。そして那覇の国際市場――二つの旧王朝の台所の実力を見せてもらおやないかいッ!さあどうだどうだ!
って企画であと2日間。本人的にディープ過ぎたウチナー旅行からの卒業旅行,も少しお付き合いくださいまし。