2009-03-12 12:55
[《6ケ月経過》
最も危ないデブ]
半減後ちょうど180日目。微妙な事だけど驚いた。
高知からの帰り,岡山からの「のぞみ」が満席。車掌さんがちょい可愛かったので話こんでると「いやあ~ワタシたちもビックリしてるんですよオ!30名くらいの団体のお客様が5つほど重なったみたいで…」要は,客側としては単に運が悪かったってことらしい。
で…どうしましょ?以前からの習性に従えば,こだまに乗り換えてでも座って帰る。そうしないと,3桁時代は体が持たなかったからなんだけど…
どーも勝手が違う。全然そんな必要ないよ,立ってればいいじゃん!!ってカラダが言ってる。
で,広島までの45分,空いてる指定席の通路で立ってた。
――何ともない。
まるで何ともないんです!3桁時代は10分も立ってると膝は痛くなるわ気分は悪くなるわで,クタクタになって,ヒドい時にはゲロ吐いたこともある。かと言って,しゃがむとさらに体重が膝にかかって足がガタガタになるし,座り込むと腹肉が圧迫されて苦しいからそれはそれで気分が悪くなる。
なるほどねえ~。こんなにまでも,デブと普通って違う世界に住んでたんだなあ。
痩せの人に話を聞くと,それもやっぱり別世界らしいね。痩せの原因にもよるみたいだけど…逆流性食道炎の人は食べる周期に気を付けないとすぐ吐いちゃうらしいし,拒食症の人はホントに食えないタイミングがある。体調崩すと簡単に月に10kgとか体重が落ちるんだって。女性の場合はまずバストが落ちるらしく,「オッパイ小さいね」なんて言われると単にセクハラって以上にショックになることも。
普通の皆さん方!デブや痩せの人には,その固有の深刻な事情に気を配ってあげてね!!っても分からないだろから,少なくとも――固有の事情が存在するって想像力を持ちましょう!
話をデカくすると――これは,特別支援やユビキタス社会の発想と同じじゃき。
古い言い方の「障害者」を,平均的な社会人とは違うスペシャルな支援が必要なグループと捉えて,学習障害児はもちろんマイノリティや高齢者,同性愛者や両性具有者,妊娠中や生理中の女性まで全ての平均域外の人間を包括的に支援する考え方のことです。
そーゆー意味では,肥満や痩せも同じこと。
今の厚労省のメタボ検診みたくレッテル貼って「更生」させるなんて時代遅れも甚だしい。豊かな社会では,忙しい生活によって,どーせみんな食生活が乱れるんだからまずデブや痩せが暮らせる社会を再構築するのが,正しい以上に現実的な対応なのよ。
卑近な話に戻して例えを出すと――座敷の宴会ってのが,デブにはかなりの地獄だってのは知ってる?
太ももと腹がデカいからアグラもかけない。正座はもっと辛い。足を延ばすしかないんだけど,「まあまあ部長,もう一杯」なんて差しつ差されつをその状態じゃしにくいじゃん?大抵スゴく腹肉に負荷がかかった姿勢になる時間が長くて,息も詰まりそうになるのよ。
相当数のデブは,症状の軽重はあれ無呼吸症候群だと思う。昼間にウトウトしてたり,朝よく寝坊するデブが,周囲におられませんか?わしは完全にどっちもでした。無呼吸は眠りを浅くするから,朝の心地よい目覚めなんてまずない。同じ睡眠時間での睡眠量が違うのよ!
それは太ってるから悪いんだ!って思ったアナタは,既に厚労省に洗脳されてまっせ!?
法を侵さない限り,人間は自由でしょ?何で「更生」させられなきゃなんないの?デブも痩せも何の法を侵したわけでもないのよ!?
かくも深くて広い普通人と肥満人とを隔てる大河。
今のわしは,気がついたら対岸にいた?みたいな状況なんで,まだまだ戸惑うことが,新幹線の例以外にも沢山あります。
原チャリの加速度が全然違うってのは以前書いたことがあるけど,最近,走行中のバランスがヒドくリスキーなことに気づいて,気をつけるよになりました。
加速はメーターで分かるけど,これは体感でしか理解できない。つまり,カラダが肥満時のバランス感を切り替えるのに,しばらく時間がかかるわけ。その間,物理世界での体の目方と意識世界でのバランス感の想定との間が,危険に乖離した状態になるわけさあ。
これは自転車でも同じ。恐らく,過重なスポーツや季節の変わり目の代謝調整についても同様。減量成功者の皆様,「故人は…痩せたけど交通事故でお亡くなりに…」なんてアホな目に遭わないよーにしようね!
あと,既にあんまり問題にもしてませんけど――3泊4日の上海旅行で半減後最大幅のリバウンドがありました。
+8kg!女性なら阿鼻叫喚の増量幅ですがな!だって…1日に2kg太っちゅうで!?
でも,自分のカロリー管理に自信を持っちゃってるわしは,特に何もしませんでした。もう4か月以上になる2100kcalの管理ラインも動かさずに経過を見守ると――
何と同じ4日で,半減体重ラインまで落ちちゃいました!!!やっぱり1日に▲2kgとゆー,明らかに詐欺臭い深夜のダイエット商品の宣伝みたいだけど…これホントの話なのよ。
前掲の外伝5では現代中国のリスキーな食卓事情の根拠事例として紹介しましたが――恐らく,わしのカラダの現状がいかに不安定かを示してもいると思う。それに今の時期は,風邪ひきっ放しの苦闘の冬からの季節の変わり目でもある。
要は。体内の恒常性がうまく働いてない状態。体内調整で忙殺されてる我がカラダ君は,ゴールも分からなくなっちゃうほどパニックしてるんだね。
可哀想~!も少しだカラダ君!!基礎代謝の上がる夏は近い!勝利はすぐそこだぞ~!
♪青春てな~ん~だ~
あの白い~球~
コネタ:ネクタイ結ぶとき,照準が合わんとです…やたら長くなったり短くなったり…変に成功率が低いんで考えてみると…腹が縮まった分を手がまだ覚えてないらしく…苦労の連続です…ヒロシです…