【本句】我が影は後へ後へと曼珠沙華 〔灘B〕※夏井「助詞を選んだ理由?」「『と』で切る」「曼珠沙華?」「非現実感」「別の季語との取り合わせ?」
※※マナガツオ 藍倉魚 広東語:不明。姓としては倉はCong1
分類:マナガツオ科。
カツオの仲間ではなくイボダイの近縁種。
文化:マナガツオを古くから珍重してきた京都では、その料理法にも包丁人の技が見られる。背鰭の骨をつけたままの半身を使って、琴柱(ことじ)のような形の鱠(なます)をつくる技術は、ひとつの芸として京都に伝わる。〔後掲zukan〕
[本日合計]
支出1300/収入1450
▼13.0[①327]
負債 150/
[前日累計]
利益 -/負債 86
一月四日(四休)
0732瑞記茶楼
蝦小龍
馬拉糕
魚入釜飯
水仙 250
1130洲際茶餐廳
是日午餐 D.煎魚或蒸魚飯 (蒸魚、珈琲) 450
1450長洲懐舊童年小食
1.是日蒸魚(ジンユー)450
[本日合計]
支出1300/収入1150
▼13.0[①328]
/負債 150
[前日累計]
利益 -/負債 236
一月五日(五休)
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0716兆和街から80番川龍村行き乗車。そろそろ疲れが残って早くに起きるのが辛くなってきました。
本日は青天なるも彼方には薄雲。
昨日博物館で購入したのは「海上交易二千年史」みたいな本。史料と考古学物証など多彩な根拠をカラーで折り込んだBC3頃以降の南東交易網の存在を記述するもの。土産の方には百年自強や始皇帝史料など大陸中国のもので発行も大陸。なるほど、史的な「偏向」を起こすなということか。とするとここの修繕目的もどうも透けてみえます。
0732瑞記茶楼
蝦小龍
馬拉糕
魚入釜飯
水仙 250
小龍は、今回の飲茶では一番ベタな選択でした。まあ香港入門的に旨い。
魚と思ったのは物凄く塩辛い干物。他は豚肉片でした。
干物と言ってもほぼ身はない。ただ塩辛いから周りにかなり染みてる。またちょっと齧ると飯は進みます。
馬拉糕──こんなに甘かったっけ?といっても砂糖ではなく蜂蜜のような舌に残る甘味です。黒糖はむしろ香りづけで、甘味の層が違う。
何度か書いたけれど、今回の水仙※はどんどん味覚を転じていきます。壽眉茶より烏龍に近い種類らしい。
※見た感じは丸まった形状。一般に黒烏龍茶。発酵、焙煎を長めに炒った黒くツヤのある烏龍茶。通常の烏龍茶に比べ発酵を強くし熟成された茶葉を強火で焙煎することにより香り高く芳醇な味わい。福建省閩江(みんこう)を境に、その北部で採れる閩北水仙と、南部で採れる閩南水仙がある。ただし、広東にも鳳凰山で栽培される広東水仙(饒平水仙)があり、葉の先端が曲がっていてまるで烏の嘴のようであることから古くは「烏嘴茶」とも呼ばれた。茶葉の外観はよく揉み込まれた美しい形状、色は黄褐色で艶あり。マスカットのような華やかでフルーティーな香りでコクのある滋味をもち、最高級のダージリン茶に似た味わいが特徴。
以下は、出来る限り露出を同じにして撮ったものです。
序盤から中盤は濃くなるだけといえばだけのようですけど、この茶の場合フルーツめいた香りを強めます。
終盤、大体5煎目辺りからは味覚が沈み渋みが妙な酸味を帯びるようになってきます。
客がいなくなった二階は雀の宴会場になります。数羽のうち賢い雀が塵取りの中の敷き紙を見つけて啄みだす。暫くすると皆さんこれに群がる。
折角なのでマーラーカオの敷き紙を同じ塵取りに「寄付」してあげる。
降りてきた数羽はさっきの紙に群がるけれど、やはり賢い一羽が新しい紙を発見して啄みつつ広い方へ引き出す。もう一羽がこちらの饗宴に加わるけれど、他の四羽は未だ古い紙に群がり離れない。少し母数は違うけど「1:3:1の法則」です。
ただ、先駆者と妨害者は求心力から自由という意味でむしろ同質に見えます。たまたまそれが集団にプラスの価値を生ずるか否かの違いだけ。傍観者3とは本質的に異なる空間にいる2によって、時に新状況は生まれ、かつ時に旧状況は壊される。
0855荃湾線で終点中環まで。

上の写真は、この時点ではまだ時間を知らないのでのんびり撮ってます。
0945発の高速船にギリギリで飛び乗れました。かなり席は空いてる。
通りがかった香港海事博物館は、ネットで見るとかなり面白そうです。
駆け込んだので窓際を取れなかった。丁度いい、少し眠ろう。
1020眠りこけたら着いてました。出港が遅れたからほぼ所要30分です。
海傍街を右手、南へ。
の前にまずトイレ。船内で行けなかった。新興後街公廁。
永利茶餐廳に菜遠炆魚飯という黒板メニュー。
金冠大酒楼とPARKNに向けて小さなパティオ。その裏手、おそらく元のパティオ奥の樹下に祠。1029。神体はなくまさに樹そのものを拝んでる。
横道へ。ad.興隆後街45號。
家家楽。「今日鮮魚」として6種。
1047大新後街へ右折。ad.116號。
左折。長州街市。その南、新街市里から海岸へ。1052
──この「大興堤」という通り名はいつかの時点での堤防を記憶したものでしょうか?
船溜まり。少し人は少なくなりました。
洲際茶餐廳。蒸魚飯というのがあった。おばちゃんが通りかがり、30分開店と教えてくれました。
ならばっ!
海岸の右湾曲地点から中興新街へ左折。1101
長洲龍船會という表示。
ありました。中興街天后宮
海岸線の曲がり地点の南に天后、東に洪聖がある形です。
正面にパティオ。
南側に大きな岩場。というか西側一帯は岩山になっているようです。古くは岬の岩場だった──これは香港仔と同じ位置選定です。
右聯「后徳配天垂恵澤」
左聯「母儀克聖慶安瀾」
天后宮の文字横に「同治四年重建」の文字。
この年が控え目な創建年とされるらしい。
内側扁額「慈仁為母」
右手に1987年、2000年と2016年の重建銘あり。いや?2016年のは長洲大石口天后古廟となっています。──左手に大石口天后の座があるけれど空席。
その前に鐘。これには乾隆三十七年銘。──この年が強硬な創建年と主張されてるようです。
祭殿左、大きな兜の画像。記名なし。
祭殿右、頑張ろう!な神像。やはり記名なし。
福建にあった二つ石の占いの音。
正面天后の横垂幕には「天后元君」と書かれる。
右に金爐。「聚寶炉」の文字。
海際にレンタサイクルを見つける!
1130洲際茶餐廳
是日午餐 D.煎魚或蒸魚飯 (蒸魚、珈琲) 450
なぜか奶茶はないと断られた。なのでもしかしたら初めてかもしれない香港ネスカフェのミルクコーヒー。
6席×3の狭い店です。その机の一つにガキが登って菓子を食っとる。こいつは給仕役らしい若夫婦の子どもらしい。若い男は呆けたように海を見てる。──この後の動きからしても、注文以外は奥様の方しか働いてない。どうも声のみ大きい旦那様、色々と勘が悪いみたい。
カールスバーグのビールが満載されたクーラーケース。
例湯がかなり美味い。レンコンと排骨、豆までは分かる。四神湯をうまく下品に濃厚にしたようなスープです。
海側のオープンスペースも同数程度あったらしい。飲み物が数人分運ばれていきました。
来ましたけど……魚が四匹?でも確かに小さい。手のひらサイズというところです。
ただこの白身、淡白さと淡麗さが只者ではありませんでした。ホロリと剥がれる指先サイズの魚肉は、クリームのよう、というと大げさですけど柔らかな歯応えで口中に溶けます。
ソースの薬味はもちろん調節してあって、針生姜がやや多く、香油はネギ油かゴマ油(おそらく前者)
が主体で醤は薄い。この軽妙なソースが白身に見事に絡まりつくのです。
で、以下は少しマニアックになりますけど──これだけ小さい魚なので、エラ部分の骨まみれの部分が歯で噛み砕けます。ジャコラー的には噛み砕いた方が美味い。最初取り除けていた部分まで後で喰らいついたほどです。このソースは、どちらかと言えばエラのジャリジャリの歯応えにこそマッチする──というのは重症のジャコラーの言なので鵜呑みにはしないで戴ければと。
で?この魚は誰でしょう?
「藍倉魚」?──マナガツオなの?
鲳鱼(倉魚)
マナガツオchāng yú
鲳鱼
チャン ユー〔前掲中国語ゼミ〕
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