ワシ史上最高ワンタン
所々,えらく満員の小店があるこの庄屋街でした。
道の交差に,こういう店の一軒を認め,入ってみることに。
全部で8席ほどしかない店です。店内もですけど,どうも出前がジャンジャン入ってるらしい。帰りにはお母さんが,碗を持ったまま通りの向こうに消えました。
1130庄屋街馄饨店
荠菜鮮肉大馄饨(小碗)250
彗星のように尾を引く肉汁。
信じられない旨さです。
これまで台湾を含めて食べてきたワンタンの中で,最高でした。
皮も分厚く小麦っぽい香りを持ってるのに加え,中の餡も,肉肉しくもヌメヌメでもないのに,シェンツァイとのバランスや役割分担が良いということなのか,野菜+肉で素晴らしい旨味を作り出してます。
八角の存在は疑いようがない。でもとてもそれだけで説明がつかない。
スープには海苔はなく,ワカメと卵の切れ端が浮かんだあまり豪華でないもの。ただ地の旨味が凄いのか,これだけでも飽きさせない。ワンタンをこの湯に浸けて食べると──
モノも言えない美味さ。
▲1147庄屋街の長屋店頭。美味かった店の並びはどこも旨そうに……。
路地の空はシュールな洗濯物
拾いモノだった庄屋街を西へ進む。
1147。もうすぐ離脱3時間前になる。
静修路になった。折れてトランプ賭博場,さらに折れて静修浴室。
洗濯物の量が,これは上海老城でも凄い。ここまで来るとシュールです。
しかし?うーん,北に道がない。すぐそこなのに复兴東路に出れんぞ?
それはマナー違反です
▲1151静修路その2。チベットの風に舞うお経の旗みたいに異次元っぽい。
曹家弄から出れた。いつもの歩道橋まで東へ戻る。
ここにバス停老西門?
1205公共トイレへ立ち寄る。すれ違いにスマホしながら出てくるお兄さん。赤パンを半ケツ丸出し。それはマナー違反です。
さてさて?この道だよな?「公開公平你我双方的追及 前后一致陽光征収的原則」とでかでかと横断看板。
これ……ホントにヤバくね?でも人は入っていってるよな?
▲1213九二七弄。征収直前の臭いがムンムンしてるけれど人の気配はある。
复兴路から北行。1212。
北の复兴東路九二七弄という道に出た。
いや?
北側は孔家弄だぞ?承徳里という小区になってる。
行き止まりは石窟の静けさ
道が左に折れると南孔家弄になった。
西に折れるとまた孔家弄?ブロック単位か。北側がずっと孔家,南側が南孔家になってる。
──いや,途中から南も孔家になった?
次の十字からは北孔家も出現。一体何戸あるんだ孔家?てゆーか,これ住所表示になってないぞ?
第九ポイント文孝廟というのは……見当たらない。この後方のどこかなんでしょうか。
と何本か,少なくとも上下の写真の二本は路地に入り込む。いずれも結構長く伸びているけれど,プツンと行き止まりになる。
しかしこの行き止まりの風情は……石窟の奥のような静けさです。
何もかにもが分からない
この奥に書いてある漢字二文字,これは何でしょう。
門に書く二字で,この「墟」か「廬」みたいな字に「火」編に祭みたいな漢字は?
撮って帰れば調べれるだろ,と思ったんですけど,甘かった!今いくら見ても,調べるよすががありません。
この赤チョークの矢印にも惑わされました。
まさか文孝祠?という望みはもちろん繋がらなかったけれど,では何だったのか,というのすら分からない。
今見てもやはり意味深です。
▲1222L字に通行人。征収区奥地名物のお婆とかじゃなく若い人間だったのも意外
家の翁を弄ぶ。明るくなる。
今持ってる情報でも,ここ孔家弄は第4象限の大型征収区ではありません。なのに確かに立ち退き対象にはなってる。
だけれどとても撤去されそうにないしぶとさも感じる。
もちろん何の情報もヒットしません。
9つの最後でしたけど……ここでの25分ほどは本当にXな時間でした。
▲1227自分で撮っといて何ですけど……何じゃこの家は!アンコールワットか?
まず間違いなく,この通りも今はありません。
1229,翁家弄。やっと道の名前に孔がつかなくなった。途端に雰囲気が明るくなる。
南行。時間の残りは2時間半。
回れた!回れたけど疲れた!
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