本伝02章Step20.持ってけ泥棒2割引きだ!


 past101days
 Weight:110.0kg
 (△26.0kg)

っていう感じになってました百日経過の今日この頃,皆様におかれましてはご健勝のこととお慶び申しあげます。
 百日で▲26kgだから,4日で▲1kg以上のペース。今んとこブッ倒れるよな体調の異常はない。でも客観的にちょいと暴走気味。ほっといても三桁卒業する頃には減速するだろが,異常が出たらすぐスピードを落としたい。「故人は…減量し過ぎてお亡くなりに(涙)」なんて,最高に物笑いのネタじゃん?(結構実例有)
 安心してブレーキ踏まずにいるのは,自分の体じゃないみたいに絶好調だから。活動量が増えたからか,脂肪以外の体重はそんなに減ってない。エンジンのパワーは同じまま車体を軽量化したわけだ。サイボーグに改造されたんじゃないかってくらい全身がバリバリに動く。
 逆に減量前はそのくらい体の機能がダウンしてたってことかもしれん。この絶好調感覚を大事にしたい。慣れてしまう前に,こいつを利用してさらに歩いて,結果絶好調が持続する。そんなスパイラルに持っていけたら減量のケアとしては最高でしょ?

 ストイックにダイエットしてる方には非常に申し訳ない。
 申し訳ないけど,最早体重が減ることには何の有り難みもない。1500kcalしか摂ってないんだから,エネルギーの収支上,三桁の体重が維持できるはずはないじゃん!ただの引き算!
 今ほとんどの関心は,いかに元気に痩せれるか,いかに美味いものを満腹に食って痩せれるか,に移ってしまってる。ひいては,いかに将来のリバウンドの可能性を無くせるか。コレですね。
 先に触れたように,ダイエットの成功率は5%。しかしそのうちでリバウンドを防止できる率も10%という狭き門なわけで。
 わしの方法は歩くこと。ほぼこれだけです。
 体重と体脂肪率のグラフのトレンドは,歩くようになって完全に変わった。体脂肪率は,激減することがなくなった代わりに着実に下降している。これに対して体重は,一定ラインを1週間くらい死守した後にガタッと下がる。太平洋戦争の日本軍みたいだ。ほぼ5kgごとに戦線が崩壊して撤退してるって感じ。ってことは旧日本軍並みに,カラダのホメオスタシス軍も「進め火の玉」式に必死で現状維持しようと奮闘してるんだろね。
 しかし,減量司令官の側も米軍並みにはクレバーなのじゃ。ホメオスタシス軍の精神主義的に地道な抵抗に対し,我々ハ超合理的ニ日本本土ヘ近ヅキマ~ス。無駄ナ抵抗ハ止メテ出テキナサ~イ。
 そうこうしてるうちに,オーストラリアに逃げ出してたマッカーサーが再登場。そして彼は宣言する。「I shall return!!」(それは…フィリピンのコレオドール砦を去る時じゃなかったか?)

 てわけで,久しぶりに最近のメニューを振り返ってみます。
 朝は,相変わらずの野菜ジュース+豆乳。固形物が欲しくなった時は,豆乳をヨーグルトやチーズやお粥,少しカロリー高めだけどにオニギリに変えることもある。
 豆乳は完全にハマってしまい,調整豆乳と無調整のがあれば無調整を迷わず選ぶよーになった。食品を根本的に疑い始めたので,何が調整されてるか分かったもんじゃないという思いもある。けども,何より無調整の方が3倍(当社比)美味い!
 舌の肥えた漢民族が愛好すんのがよく分かる。自分がこれまでの人生,こんな美味いもん見逃してたのが(それどころか嫌いだったのが)信じらん!何で日本では豆乳を健康食品としてのみ捉えるんだ?あれは完全に美食でっせ!
 ちょっとローカルだけど,ここ広島の三原市の山奥には仏通寺という禅寺がある。ここで作った豆乳が「禅豆乳」として一部の店舗で販売されてる。寺が商売すんな!とは言いたくない。こいつがものすごく美味いからです!豆本来のずっしりしたコクと渋み。台湾の専門店の味に匹敵する。こういう豆乳なら,「エ~朝食が豆乳と野菜ジュースだけェ?貧相!」とは誰にも言わせないぜ。チッチッチ。(言ってないって)
 これを200cc,プラスお握りなら300kcal以下。減量なんか関係ねえ,こんな美味い朝食メニューなら死ぬまで続けられる。

 昼休みの外食は,歩くよーになって探索エリアが拡大したため,候補のお店が格段に増えてしまった。
 日本的な定食はほとんど食うことがない。
 沖縄料理の店に通うようになった。ゴーヤチャンプルーに炊き込みご飯(ウチナー弁で何だっけ?),アーサ汁までついて,467kcalカウント(ファミマの弁当の数字に準拠)。
 この店には,かつて「10年以内に本土でも大流行する!」と勝手に予言してた(流行しなかったけど)タコライスまで食える!(タコスの具をライスに載せたやつ)これも497kcalとお手頃カロリー。
 ──しかし,こうしてみるとウチナーの食文化のしたたかさに改めて思い至るね。すっかり崩れて高カロリー化しちまった日本食に比べ,あれだけアメリカ文化が直輸入された(ていうかアメリカの軍政下にあった)のに,しっかり健全で適量カロリー。その上に外来の食文化をアレンジしたタコライスなんて適量カロリー食まで創り出すんだから。
 個人レベルながら,わしもこのタフな神経に習いたい。タコライスは,タコスのソースさえあれば簡単に作れる。レタス山盛りの自作大盛タコライスを夕食にも試したい。

 晩飯になると,企画が多過ぎて困ってしまう。残りのカロリー数によって無限にアイデアは浮かぶ。
 買い食いでも400kcalありゃ十分。コンビニの単品のお惣菜は選べば200kcal程度。野菜炒めが中心だけど,肉でもシシャモや軟骨の焼きものなら収まる。少量になるがステーキや煮卵なんかのがっつりメニューも可能。おでんなら食いきれない量になる。──これとオニギリ1個なら十分400kcal以内。
 ご飯の量の少なさは気にならなくなった。むしろ普通の弁当の比率だと主食が多過ぎると感じるようになった。カラダもそれで十分って言ってるみたい。
 けど,圧倒的に自炊の方がベター。原型を留めない食品への不信とカロリー対策です。
 自炊なら200kcalでも収まる。肉と油と小麦粉・カタクリ粉などのトロミ系,それと市販のレトルトを使わなきゃ,ミネストローネやスープカレーなどの野菜スープはたっぷり作れる。
 市販の食いもんが何であんなに高カロリーなのか,一層不気味になる。長距離流通でき,口当たりをよくするための添加物や油脂類がガンガンに入れてるとしか考えられん。カレールーは最近低カロリーものが発売されたが,カロリーの数値はぐっと抑えられて味は変わらん。今までのには何が入ってたの?

 最近豆乳にハマってると書いたが,最近一番のヒットは豆乳粥。
 豆乳600cc(≒300kcal)にご飯普通盛り程度(≒220kcal)を鍋で煮ると丼一杯になる。カロリー不足なら,旨味としてカップスープ粉末やカツオ節とか,ネギやキノコとかを加えても美味い。逆にカロリーが過剰なら,ご飯を粥に変えると食いごたえのあるスープになる。

 実はこの文章,松山の湯築城跡で打ってます。松山市駅から歩いた後の休憩中。
 歩けるし,食生活は2倍は豊かになるし,減量生活万歳な今日この頃デス。