なのですよこれが！
体重半減まで残り20kgなくなってしまった…旅の終わりのあの感じに似てる。
ただ，最後の10kg地点までに恐らく完全にこれまでと違う段階に入ると想像してる。
現在，体脂肪率はほぼ20％。重量にして17.5kgだから，減量開始時の54.9kgが1/3に落ちたことになる。15％辺りが危険域だから，カラダは体重減少に抵抗し始めるはず。
もっとも，そうじゃなけりゃ目標体重68kgラインで止まれなくなる。
理想的な減量──食生活改善は５つのステージをたどっていくべきだというイメージを持ち始めてます。
まず，目標とするカラダを想像するステージ。何が問題だからどう改善したいのか？
ボディラインのスリム化か，健康改善なのか，体力アップか？
もちろん，考えた末に「今のままでいいや！」ってのもアリ。肥満でも油まみれでも人生楽しめりゃいいじゃん！厚労省とは違って，それも自由だとわしは思います。
わしはこのステージを経てない。カロリー管理し始めたら面白いから続けてしまってるだけなんだけど，理想的にはデブという優性な状況を何でわざわざ捨てるのか，ちゃんとビジョンを持った方がいい。
では食事を見直しましょう！ってのが第２ステージ。岡田さんの「いつまでもデブと思うなよ！」(本稿では『デブ』と略す)ならカロリー内の生活を始める時期。満足感を追求しきれずに挫折する危険の最も高いステージです。
それに慣れてきた段階が第３ステージ。レパートリーを増やして楽に食生活できるようになる。減量もガンガン進む。
その後の第４ステージは，食生活を完成させる段階になる。一生続けられる食習慣スタイルを完成させられなけりゃ，目標体重に至ったとしてもリバウンドが待っている。
最後の第５ステージが安定期。完成させた食生活を平然と楽しむことで，レプチン君が体重復元を諦めるのを待つ。最低１年は安心すべきじゃない。
食生活改善の減量ってのは安上がりでホントに楽しい旅なんだけど，旅は道連れ酔わな酒と申します。(言わねえよ！)
このＨＰにも減量相談に来られる奇特な方がおられます。こうした敬虔な方には来世の幸福が約束されています。ラッキーカラー:赤
さてこの方の食生活の現状はと言うと──
①豆乳もお酢も水分摂取も大嫌い
②油もの大好き(特に天ぷら)
③ケーキ食べる頻度が異常に高い。
④マックシェイクなど甘くて冷たい飲み物好き
⑤運動不足
これって，ほぼ減量開始前のわしの状況。ていうか，今や日本人の一般的な嗜好かもしれんね。
①はそのものだったし，②なんか唐揚げ20個位だけ馬鹿食いしてた。③は誕生日用ケーキを１人で一気食いするのが最高の楽しみだったし，④は夏の夜には炭酸1.5リットルが無くなってた。⑤も，今歩いて通ってる職場までバイクやタクシー乗ってたし，１つ上の階へエレベーター使ってた…
まず食事の質からだけど，Step47で書いたように肉・砂糖・油は痩せたいならむしろたくさん摂らにゃいかん。だから，これらに目がないってのは有利な嗜好。
問題はそのリスク管理。確かに肉・砂糖・油は高カロリーというリスクがある。
このリスクへの対応法を見つける簡単な方法は，男なら1500kcal以上，女なら1200kcal以上のラインを目標体重に合わせて決め，そのカロリー内で生活すること。
それが出来ないから苦労してるんだよ～って？本当に出来ない？工夫すれば結構簡単でしたよ！
天ぷらや唐揚げの高カロリーは，本体じゃなく衣が原因。ケーキもクリームじゃなくてスポンジ部分。あなたが食いたいのは本当に衣やスポンジ？衣が薄い名古屋風味噌カツ，スポンジのないシュークリームやプリンで同じ満足を得ること出来ない？
わしは今でも天ぷらやケーキ食ってる。ただ，カロリー内に収まるようにご飯減らしたり，有名店の絶品ケーキを１食変わりにしたり。その日の別の食事をスープとかの低カロリー食にする手も。
要は，カロリーというメーターでリスク管理できてりゃ砂糖も油も満喫すりゃいい！満喫できるノンストレスの食生活しか身につかない。
あと，残りの①と⑤は痩せ始めたらカラダが求めてくる。特に⑤は出来るだけ控えるべき。10kg痩せたら動かずにおれなくなる！
てな想像をしながら，とりあえず今の食事のカロリーを記録してみるのが第１ステージ。まあ気楽に楽しみましょ。