▲Grand Army Plazaのグリマ（以下同じ）。
でかい！
かなり広々した空間で，しかもユニオンスクエアが持つ「作られた」感じがずっと薄い。
▲同上
スクエアの緑地帯の一画なんで，道端開催の他のグリマと比較にならない余裕のある空間。
[購入品]
■Lynhaven
Goat milk cheese
plane $6.00
■Williams Fruits Farm
Beef Steak Fruits Tomato $2.00/b
Apple Cider $2.75
Homemade Applebutter $5.00 計$9
既に荷物がムチャクチャ重いんで２品しか買う気がせんかったんですが…家が近けりゃ買いまくったと思います！あの宿の予約さえ取れてれば徒歩５分だったのに…とまた痛む古傷。
▲八百屋さん店頭。店名はLani’s Farm，住所はBordentown,NJ。
ややリッチな地域だからか，品のボリュームがスゴい！
Baby Green，Okuraを適当に袋に入れてレジに持ってく。計$2.45。
「Are you highker?」唐突にレジの兄ちゃんが聞く。分からんが…わしのカメラの入ってないカメラバックが，ハイカーのウェストポーチに見えるってことみたい。
いかにも都会慣れしてない生粋の農業者っぽい顔つき。悪く言えば見慣れたニューヨーカーたちよりグンと馬鹿っぽい。良く言えば木訥，しかも日本のいわゆる田舎者みたいな陰にこもったとこがなくてアケスケな明るさがある。
ほんの少しすれ違っただけだけど，あの人あたりの感じはクッキリと印象に残ってるんである。あのニュージャージーの農家の兄ちゃんの面が，平均的なアメリカ人の表情なんじゃないか，と。底抜けに善良で，愚かしいほどに屈託のない――。
▲陽光の下の花屋
この風情はほとんどイタリア。ニューヨークとは思えぬ明度の高さ。
▲一本道を離れた路肩に止まってたワゴン車３台のうちの一つに，わっと人だかりが出来てた。そのGreen Pirateって店に惹かれて，試しに一杯購入。
Mc Carrot Park $4.00
注意書きは「classic carrot+apple+ginger to taste」となってた。人参，リンゴ，生姜のジュース？想像もつかんが――
一口。
辛い！
ドギツい生姜湯…でも飲める。むせるよな辛さをギリギリ和らげてる…というか，殺さずにハモってるのは，ニンジンの青臭い甘みとリンゴの高貴な酸味か？
キツさに慣れてしまうと，この生姜のワイルドな味覚に驚く。
高知や萩の合わせ生姜はスゴかったけど，土臭い迫力はこっちの方が強烈かも。グリマで並んでるのを見ると，日本みたいな薄黄色じゃなく，別物みたいな黒ずんだ茶色。種類が違うんか？おそらくそのままじゃ凶暴過ぎて生姜湯として飲めない。
この店，オリジナルブレンドを他に数種類掲示してた。よく研究してる…。日本で生姜湯にフルーツって考えた奴いるだろか？
ハードな味なのに癖になる。そんな味覚。
馴染みや，評判を聞いたっぽい客が常に数人待ってる店でした。素材のパワー，プラス，既成レシピから自由な研究の深度。見事でした。