立つべきときに@ことばぐすい

「立つべきときに気力がなく,言葉では立派なことを言うのに怠けていて,希望なく常に意欲が損なわれ,怠惰でものうげな人は,知恵の道を知らない」
「心を波立たせるために浮かび上がってきたこれらの大雑把な思考や細かな思考をグルグルとめぐらせながら,心の乱れた人は走り続ける」
「知があり精進し,身を慎み,心を集中して精神統一でリフレッシュして,聡明な人は,再び心がさ迷うことのないように,心の無駄な思考作用をことごとく捨て去る」
(『自説経』31章32番,33番,34番)

小池龍之介「もう,怒らない」幻冬舎,平24