[前期繰越]
/負債 992
0920 金藍湖茶餐庁(銅鑼湾)
香滑[女乃]茶
菠蘿腿蛋包 250
1030 快楽餅屋
コッペパン
鶏尾飽
三文治(ハムエッグ) 450
1230瑞記茶楼
黒糖饅頭
菜包 400
1645義順牛[女乃]公司
馳名隻皮[火敦][女乃]100
1700洞天茶餐庁
麻婆豆腐飯600
1900石磨坊
総[イノ木/心][イノ木/心][ン氷]花雪200
[今期累計]
消費1800/収入2000
負債 200/
[次期繰越]
/負債 792
やや寝坊してしまう。9時20分,金藍湖茶餐庁(銅鑼湾)へ。路地裏の古式ゆかしき茶餐庁です。
香滑[女乃]茶
菠蘿腿蛋包 250
[女乃]茶は渋み主体なタイプ。でもその渋さがズシンと,かつクリアにキマる。
あてのパンは菠蘿包のハムエッグ。メロンパンとおかず系って合うのか!?とやや躊躇するが…結構合う。クッキー質と卵の甘味がシンクロするようです。特に,白身質のとこはバッチリ。だったらハムの肉臭さが邪魔になるはずなんだけど…これも奇妙に合ってる。なぜ?
ハムを使って肉汁ではなく美顔で硬質な肉味に整えることで,クッキー質に合うおかずパンを微妙なバランスで成り立たせてるみたい。
この「肉肉スイーツ」に驚いたという論旨を書くのは何度目かだと思う。一部の希少スイーツだってことじゃなく,少なくとも香港味覚世界ではどうもそう珍しくない食のパターンみたいです。もしかすると──世界水準ではかなり硬直した日本人の食感覚に比べ,全般的に,「垣根」を軽々しく越えてしまうのが香港なのかもしれませんが。
この外伝香港も五次を数えるけれど,その前も合わせて,香港島側に宿泊したことがまだない。有名な安宿ビルは九龍半島側ばかりだからですが,一度泊まってみたい。
銅鑼湾に狙いを定めて,昨夜,何軒か候補を見つけてました。
現地で探す。住所を頼りにするしかないし,雑居ビルの上の階が多くて空振り(多分見逃し)が続いた。しかし,うち1軒を何とか見つけた。
10時ジャスト,百達新街華登大厦A楼の香港旅館を予約。380HK$/天。
レセプションは3階。そごう裏,恵康前。一階にセキュリティがあって,他の入居者が入る時に紛れこむしかなかった。まあその分,入居してしまえば安全ということになる。てゆーか,ちょっと気がきいた香港雑居ビルは(稚拙はともかく)普通セキュリティがあるから,安宿雑居ビルがドロさんたちから見ていかに隙だらけかってことですね。
湾仔までトロリー電車の2階より
10時半,久しぶりの快楽餅屋。
コッペパン
鶏尾飽
三文治(ハムエッグ) 450
コッペパンはやっぱり鶏尾が表に出ただけなんだけど,これはこれでやっぱりイケる。
三文治。トマトとドレッシングが異様にマッチする。パンの味の自然さも手伝って,すうっと口に残る甘味がいい。
しかしながら言うまでもなく,至高にして幽明なるはこの鶏尾飽。ゴマが絶妙に働いてる…と今回は感じた。中味の鶏尾は何度も書いて恐縮ながら…これだけあったら「もう捨てた方がいーんじゃね?」状態の変質しかけた古パンの怪奇にして危険な美味さ。それが,ここのは特に,どれが中味でどれが生地か分かりにくいほど自然なクリームを織り成しておるのです。ザラメじみてもいない…ということは,この怪しい食感にも関わらず,古いパンを溶かす工程を念入りにやってるということでしょうか?何か賞賛してるのか警報なのか分からねー表現になってしまいましたが,これはやはりどこにもない味わい,というかどこにもない発想です。
11時,遅くなったけど,やっぱりとにかく[サ/全]湾に向かうことにする。湾仔の飲茶店がどこだったか分からなくなったこともある。地域の飲茶店,みたいな特集雑誌が漢語でいいからないかなあ?――今回は香港のガイドを,ネットの印字以外にはマジで全く持ってきてない。
美心MXの広告のチョビヒゲのパンダが,クマモン的な凶暴さを帯びててなかなか良い。あの店は入ったことがないんだが,何を食わすんだろ?
11時55分,川龍村行き80番ミニバスにやっと乗車。初めての午茶になりそうです。
ここと川龍街の名前の共通する謎は未だに分かんない。
鬼灯(ほおづき)に瑞光注ぐ昼飲茶
12時半,瑞記茶楼にイン。
茶(水仙)
黒糖饅頭
菜包 400,25元
今日はまた久しぶりに見る青空です。というかムチャクチャ暑い!
2階テラスの空席はさすがに少なかったので,この暑さにさらされながら微かに感じる扇風機の風の下,頂いた飲茶でした。
茶はやっぱ素晴らしい!
清らかな水で入れるだけでこうも違うのか?という味わい深さ,さらに刻一刻の変化に酔いながら,今回は包子の系だけになりましたが召し上がります。
黒糖の饅頭。それだけなんですが,まだ吹かしたてらしく非常にいい味わいです。黒糖の苦味が饅頭の生地の木訥な甘味に溶けていくようです。
菜包も田舎めいた変哲のなさ。ヒラタケのようなキノコが,ほとんどゲル状の白菜に溶け,包子との境界で小麦をもドロドロにして口にとろけていく味わいは…まあ当たり前なんですけど,このシチュエーションにはぴったりと寄り添う美味になっていきます。
鬼灯(ほおづき)に汗も滴る[サ/全]湾路
風邪の病み上がりだからか,物凄い汗でシャツがべたべたというより美女美女,いやビショビショになってしまいました。ちょっと何する気にもならず帰路につく。
駅にヨーロピアン何とかというパスタやピザを50HK$以下で頂けるチェーン店っぽい店が出来てた。手作りシュークリームの店とか,ちょっと心残りの店多数。この街にはまだ何度か訪れるだろな。
太子で下車。まだ皮膚は美女美女,もといビショビショに濡れそぼってます。
16時45分,久方ぶりの義順牛[女乃]公司。
馳名隻皮[火敦][女乃]100→写真
太子にまで出来てるとは思わなかった。
相も変わらず濃厚クリーミーかつ軽快ミルキーなお味です。分かり易過ぎると言えばそうだけど,文句のつけようがない美味。やはりこの小皿は,香港滞在中に一度は食べないと済まされないとぞ覚えける。
ここはどこだったか…?
17時,洞天茶餐庁。
麻婆豆腐飯600
かなり繁盛してる店でカウンター前しか空いてなかった。写真撮る状況にはちょっとありませんでした。
ザーサイと鶏肉のそぼろに絡ませてある麻辣。広東は調味料をダイレクトには出さないってことか。久方ぶりに広東四川に舌鼓。
旺角の夜 歩けば復活の石磨坊
19時に発見!石磨坊じゃないか!
総[イノ木/心][イノ木/心][ン氷]花雪200
前回閉店に嘆息した石磨坊が復活!というか転居しただけだったみたい。宿から西へ散歩してて見つけました。やはり歩くは吉の始まり。
メニューから書き出した現在の店舗は以下3店。
旺角店:旺角,鼓油街66号地下(新宝戯院側)
太子店:旺角,西洋菜南街208号(始創中心後面)
粉嶺店:新界粉嶺花都広場地下45-46号
有頂天になって夏メニューの[ン氷]花雪を頼んでしまいました。抹茶の[ン氷]花雪にバナナ,ジャックフルーツ,チョコレートを付したこの店ならではの面白アソート。抹茶の[ン氷]花雪自体も初めて味わいましたし,チョコやジャックフルーツも意外に合う!バナナはどうかと思いましたが…。
おかげでやっと直った下痢も復活し…,というウ〇チ,もといオチもつかましたけど。
以前と変わらず,ここは固定客のみ。でもってあの可愛いのかニクいのかわからないマンガもそのままです。
この夜歩き,残念ながらケータイを忘れて出たので写真はありません。ありませんが,もう一つ発見がありました。
この鼓油街という通りには,少なくとも3軒の[保/火][イ子]店が存在し,どうも朝からやってるみたい――。
どうしても見つからなかった[保/火][イ子]が3店も見つかってしまうと…これは明日から大変です。今回は飲茶どころじゃないかもです。
▲(おまけ)「さかな!」
広告の存在意義を根本的に問いかけたくなる物体ですが,所在地が鹿児島と聞いたなら「あ,それなら仕方ない」と諦めざるを得ないでしょう。