ヰ 紹興編・星期五1ヰ
紹興へ\紹興老城水郷に三度遊ぶ

~~~~~(m–)m紹興編Ⅲ~~~~~(m–)m

毎日の道すら全ては踏みそびれ
すごい速さで記憶となってゆく煌めく日々を
あなたはどうすることも出来ないでしょう。
※コトリンゴ「右手のうた」(この世界の片隅で)

[前日日計]
支出1500/収入1330
     /負債 170
[前日累計]
     /負債 333
§

→十一月二十三日(五)
1618永和豆ジャン
農家炒肉飯500 [51紹興へ]▽
1855吉祥中式快餐炒菜
青魚頭汁に肉浸し
西柿西和鶏蛋550 [52紹興初日]
2100会ケイ山250
臭豆腐150
[前日日計]
支出1500/収入1450
     /負債 50
[前日累計]
     /負債 383
§
→十一月二十四日(六)

11時45分紹興行き

▲入境外国人指紋自助留存区。登録すると紙片が出て来る。ここに印刷されたバーコードで,イミグレ側で画像データを呼び出すらしい。

海浦東空港付設の長距離バスターミナルからは,紹興への直通バスが出てます。時間は1145。
 0737,福岡は摂氏8度。
 南へ向かう機内で,スマホのSIMを聯通に取り替える。前回の紹興では,SIMフリーに未設定で挫折した中国SIMです。
 で上海着陸。1108,機体からのバスが空港建物へ着。45分まで37分──じゃあ無理だろ?
 自分で指紋を取るコーナーが出来てました。ここを突破して列に並んだのが1115,30分前。行列は150人ほど。
 スマホはやっぱり時間も直ってない状態です。中国SIMはなぜか一定時間しないと動き出さない。
 1132,もう少しで個別カウンターの列に並べる。あと13分──やっぱ無理だろ?
 さっきの指紋は,自分で取ってたらイミグレでは省略される仕組みらしい。左指が不合格だったらしく再度取られた。
 1140,バゲッジ回収。5分は…なあ?と思いつつ走ってます。
 1144,BTのチケット売り場に駆け込む。たすきをかけた服務員がニッコリと告げる「紹興没座!」
──紹興行きは席がありません。

ックリしてるとこに,タスキのお姉さん「你要去杭州!」と誘導してくる。浦東を12時発,杭州では同じバス停乗り換えだと言う。
 信用の可否という点では甚だ怪しい。でも,これがイケるなら上海からの移動はかなり簡単になる。つまり可能性の拡大幅としてこっちを選択することにした。
 1202,杭州へ発車。スマホの時刻はまだ日本時間の1302。仕方ないから手動で中国標準時に直す。
 1210,高速に乗る。太陽の位置からしてどうも真っ直ぐ西へ向かってる。
 1229,航头という地名を通過してる。S32というのは高速の記号か?
 1349,トイレ休憩。
 1434,杭州市内に入った模様。かかるなあやっぱり。

浙江省空港巡りツアー

れれ?
 1456,旅遊集散中心というとこで下ろされる。武林門站というバス停。空港じゃないの?
 カウンターへ行く。紹興行きをと頼むと「先去粛山机場」という。──先に粛山空港へ行けって?
 つまりこの粛山空港というのが,紹興にとっても最寄りになってるらしい。空港の渡り歩きをやってるようなもんですけど,直通がないというので仕方ない。20元払って乗車。
 百度地図で見ると,確かに粛山空港はほとんど杭州と紹興の中間点にある。事実上の共用空港らしい。紹興旧城はそこから南東へまっすぐ。ちなみにそのほぼ中間点が紹興北站になる。
 1544,橋。巨大な川だなあ…ってゆーか長江だなこれ。向かい岸にビル無数に並んでます。

▲粛山空港で見る夕陽

ころで,今回は全行程3日。初日の今日は日没ギリギリまで粗い紹興歩きをやって,二日目に確実に,目的のポイントを押さえる,というプランニングでした。だから日没時間まで確認してました。
 粛山空港に着いてすぐ,バスのカウンターへ。
 1650しかない?そ…その時刻は…日没の時間じゃ!
 という訳で,初日は臨機応変な交通選択が完全な裏目に出て,まあ普通に言うところの──大失敗だったのです。
 もう間違いなく言えるのは──上海南站まで動いて直行バスに乗るのが正解!

やっとれんので農家炒肉

▲永和豆ジャン
農家炒肉飯

んびり飯なんか食っとる場合じゃないんだけど,飯でも食わんとやっとれんわ。
1618永和豆ジャン
農家炒肉飯500
 辛~!でもとにかく腹はくちた。
 大ぶりの唐辛子の輪切り,ニンニクでタップリ煮込んだ漢方どろどろの豚肉。それにチンゲン菜の茹でものと酸っぱい漬物。
 イケる!かなりいーぞ!
 しかし…この「農家」何とかって大陸のみならず日本でもよく見る。けどこれ,どういう味覚なんでしょう?上海とは別の,実直な感じの,ズバリ中華という味です。
 似てるといえば合肥です。端正な浙江料理以前の,という意味ならちょっと頷けます。

スの車体の表記では…行き先は紹興南站?どこだそれ?
 いや?このバスは同時刻の違う路線だったらしい。行き先は紹興。ただ紹興のどこなんだ?
 あ?この逆向きに止まってるバスは?票を見せると「急げ!」と急かされた。乗るやいなや1651発車。
 危うし!
 地平の雲が厚い。太陽はもう消えてしまった。
 1715,ようやく高速を降りる。

走?
 さっきからこのバス,何度となく対抗車線に侵入して激走しとります。ラッシュアワーっぽくなってきたから焦ってんのか?
 いー加減,ツイてないんだ。これで事故ったりしたら目も当てられんぞ?
 1738,柯橋というエリアに入る。1/3が下車した。西にネオン。新市街のど真ん中らしい。
 今回調べてて,このエリアに2つほど古鎮があると聞いてた。しかしどうやら完全に新市街らしい。道沿いを見てると例の「国家AAA」とかが表示されてるし,生活地としてはどうも期待できない雰囲気です。もし素晴らしい町並みがあって,でもそこに生活者がいなかったら…それは今回見に来た「紹興」だろうか?

ネオンギラギラ紹興ナイトトリップ

▲紹興への夜道の車列。って夜やがな!

路の下を行って戻る。そして再び線路に沿って走る。全然距離を稼げてないぞ?1736。
 渋滞がひどい。運ちゃん,クラクション鳴らしっ放しです。
 えっ?紹興北站?まだそんなとこなの?
 18時には着けそうにないな。
 前後左右のオヤジが,何と4人ともすげえ大声でスマホに怒鳴ってる。何とかしてくれい。
 心を落ち着けようと窓外を見やれば,地平線に上ってきた茶色い円形のは満月。寧波の初回にこんな月を見たな。
 中国初日は滅法滅入る。この法則も健在です。わはは。
 湖を渡る橋が見えてきた。ほお。この辺り,夜にはライトアップされるのか。湖面にネオンが緩く流れて,流れ去る。──この景色は,この時間にしか見れなかったな。
 1800ジャスト,紹興客運中心着。まだ市街は遠い。

▲市内へ向かうバスの車内。てゆーか,浦東空港から4本目のバスだなあ。

き先を迷う。でも明日の紹興離脱の切符は必須です。火車站(鉄道駅)へまず向かうことにする。
 1812,30路乗車。1元。
 頭の上に路線図のある位置でした。現在地は城の東北辺り,無茶苦茶な郊外ではないらしい。今から橋で渡るのが壕か?
 あれ?折り返した?
 おおっ!
 見事な満月が,お堀の水面に揺れる。ビルがネオンにまみれてて,これもなかなか凄い夜景です。
 北をぐるっと迂回していく路線らしい。浙江大学紹興医院,こんな建物までネオンでギラギラだぞ?
 橋もギンギンに光っております。こんなだったっけ?
 次が火車站と表示された。でも…あれれ?まだどこが以前行った辺りか見当がつかないぞ?昨年だぞ?そんなに変わるものか?

▲紹興駅にやっと着く。

い切り遅い便を,と探してもらったけれど,買えたのは1802紹興北站発。
 残り時間は24時間ない。
 でも結果的に,この24時間のために,今回はここへ来たわけであります。
 いつも見つからないトイレを駅員が教えてくれた。少し西の別棟にありました。

▲紹興駅から東を仰ぐ。これまたギラギラにライトアップされた山上の塔と,満月と。

[前日日計]
支出1500/収入1330
     /負債 170
[前日累計]
     /負債 333
§
→十一月二十三日(五)
1618永和豆ジャン
農家炒肉飯500 [51紹興へ]▽

1855吉祥中式快餐炒菜
青魚頭汁に肉浸し
西柿西和鶏蛋550 [52紹興初日]
2100会ケイ山250
臭豆腐150
[前日日計]
支出1500/収入1450
     /負債 50
[前日累計]
     /負債 383
§
→十一月二十四日(六)

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