魚浸しミンチに再び感涙
初日のこの夜,さすがに疲れ果てております。
ほとんど何もメモってません。
でも,リュックも担いだままですけど,とりあえず以前行った駅前快餐へ。
1855吉祥中式快餐炒菜
青魚頭汁に肉浸し
西柿西和鶏蛋550
この長江南対岸,紹興とか寧波とかの飯って,どうしてこうなんだろう?
さらりとさりげなく旨い。
この魚浸しミンチ,ここのところハマリつつあるメニューです。近いとこではシーチキンなんだけど,それを微妙に越えて微妙に最高。結局今回もご飯にかけてしまってます。
逆に大陸のどこにでもあるメニューも,と頼んだコレがまたスーパーでした。
なぜこんなに軽妙なんだ?
割とじゅくしゅく状態で,個人的にはあまり好きじゃないタイプなのに──この味覚のサラサラ感には参ってしまいました。
とにかく紹興の臭豆腐じゃ!
吉祥中式の対面のバス停・小城北へ。
ここからは4,5,32,60路が供销大厦へ行く。32路で南へ。
1923,到着。
バス停脇の八百屋は無くなってた。老板という派手な家電量販店が溢れんばかりの照明を垂れ流してます。
それ以上にショックだったのは──宿対面のスイーツ屋。看板はそのままなのに,既に売りに出されてる貼り紙がある。
とにかくJ1に荷を下ろす。1935。全然予定と違うし!
1950威浮紹興臭豆腐10元 150
東街の西入口辺り。辺に雰囲気の色濃い店です。
と…とにかくコレにありつけました。紹興の臭豆腐じゃ!
秋瑾烈士紀念碑を見つけよう
「紹興」は紹興酒の漢字ではまるでヒットしません。
大陸で使われてる「绍兴」という簡体字が,2文字とも別の漢字だからです。──この文章では引き続き「紹興」を使いますが。
しかもなぜか,Googleマップでは地図が物凄く粗い。
初回の紹興ではなかなかこの町の中心を見つけれませんでした。今は秋瑾烈士紀念碑(→GM.)を見つけるようにしてます。
で,例えば上の写真は,この回にややこだわった東街から県前街までの,解放北路東側の裏道です。結構広い道なんですけど,なぜか地図にありません。
県前街西口角の小吃店は健在と分かった。ただ目一杯混んでたから,やはり明日の朝に回す。
初回で見つけた解放北路西側のスーパー(供销何とか)は,記憶と異なり,城市広場の公園をまたいだかなり北側,勝利路を越えた辺りで,繁華街の外れという感じです。
丁度いい闇と光とアメリカーノ
ただ,そもそも上海や杭州に比べると町自体が小さいのは否めない。
今回は,紹興で夜を過ごすのは今宵限り。やはりこの繁華街は心地好い。規模もだけど,ギリギリものが揃ってる需給バランスが丁度いい。闇と光の具合も丁度いい。
烈士紀念碑前のスタバは,なぜかエスプレッソを出さない。
美式珈琲(アメリカーノ)を啜りながら,明日のみとなった紹興歩きをイメージする。
目指すは,一度目に訪れて忘れ難い印象を残した(のに二度目に見つけられなかった)広寧橋の界隈。です!
■紹介:魯迅「薬」第一段の丁字街
秋瑾烈士纪念碑の箇所は,これまでの歩きで適当に感じてきた「紹興の中心」でしたけど,今回百度百科を調べていくと,魯迅の小説に「T字街」として登場する,古くからの中心地として意識されてる場所らしい。
これは道の雰囲気からの想像ですけど,古くは今の解放北路ではなく,東側のあの裏道が本道だったのではないか。だとすると,小説(下記サイトで読めます。)に出て来るT字街の魑魅魍魎うごめくような雰囲気が,ぴたりと当てはまるのです。
※ 百度百科/秋瑾烈士纪念碑
「此地历来是绍兴的闹市中心,正处贯通南北的大街和府治前的府横街的交接处,正像鲁迅在他的著名小说《药》中所写的“丁字街”。」
※ 薬 魯迅 井上紅梅訳