本伝04章[Step31]2桁か…何もかも…皆懐かしい

148日目
▲36.2kg(半減+31.8kg)
2桁復帰!

というつぶやきを最後にヤマト艦長沖田は宇宙に散っていった!
 まあそれはそれとして,この度2桁に再入学いたしましたピチピチの1年生,台悦人中尉です。うふっ!皆さん可愛がってね!

 さて,1限目は減量スタンスの再確認です。
 「何やって痩せたんじゃ!」と詰めよる方,それと「大変だったでしょー」と憐れんでくれる方が最近よく現れる。…困ってしまう。わしのやってるのは,馬鹿みたいに単純なこと。
 1500kcal丁度で食生活する。そんだけ!以上終わり!
 1500kcalは,体重半減の目標68kgの基礎代謝レベル。
 栄養的には,ダイエットの大敵とされる油脂や砂糖,健康に悪いと金切声上げられてる塩分も,かえって多めに摂ってる。
例えばラーメンは当然最後の一滴まで飲み干してます。
 以下は減量開始後にカロリー内で実際に食べてきたもの。焼肉,ステーキ,寿司,ひつまぶし(≒うな丼),味噌カツ,シュークリーム,プリン,ロールケーキ──
 1500kcalは摂取量的には飢が状態なので,死なないようにやってることは幾つかある。筋肉を落とさないため歩くこと。新陳代謝を高めるための,1日2リットル以上の水分と200cc以上の酢の摂取,それと30分以上の半身浴。微量栄養素の欠乏を避けるため豆乳・野菜・牛乳を1日各200cc目処で摂る。──でもこれらは純粋に死にたくないからやってるだけで,痩せるためじゃない。
 わしの方法は1500kcalのみ。
 あえて付け加えるなら,それ以外は出来るだけ普通に飲み食いする。食欲とグルメ欲も最大限満足させる。──つまり,頑張らない。徹底的に快楽主義で食べる。
 ね?これのどこが特殊で辛いの?──むしろ食道楽度がアップしてるんですけど!

 この旅行も半分まで来ちまった。
 後半の問題意識は2つ。1つはここから先,カラダはどう縮小するの?って点。も1つは,どう目標体重に着陸してリバウンドを防げるか?って点です。
 前半の経過を振り返ってみます。
(日数)(体重)(体脂肪率)
 0日目:136.0kg 40.4%
15日目:132.0kg 38.4%
31日目:125.0kg 39.4%
45日目:121.5kg 37.7%
60日目:119.0kg 35.3%
75日目:116.5kg 35.0%
90日目:113.0kg 34.3%
105日目:108.5kg 32.6%
120日目:105.5kg 30.9%
136日目:103.0kg 30.9%
14x日目: 9x.xkg 2x.x%
注:最後の行以外は15日毎。ただし,外泊日は機器による誤差を避けるため未測定のため直後の測定日の数値とした。
 体重減少速度は全体では▲0.25kg/日をキープ。4日で▲1kg,月8kgペース。けど短期の減量速度は0.20kgとの間を上下し,停滞期には0.15kg程度になりました。これだと1週間▲1kgペース。
 この速度は専門家の示す安全速度とほぼ同じ。つまり月4kgペース。本来この位の速度が理想なわけ。逆に言えば,着陸時までには平均でもこの速度に減速しないとヤバいと思ってる。
──どうヤバいのか分からないし,恐らく教えてくれる人もいないだろけど,例えば拒食症とか栄養失調症になったりするんじゃなかろか?
 だから少しずつでも減速の兆候が見えてるのはむしろ安心材料。それに食欲やグルメ欲自体は衰えてない。何となく想定してる1年まであと7ヵ月,目標体重に軟着陸するイメージは出来てきた。
 想像できないのは,カラダはこれからどこを落として半減まで持っていくのか?って点です。
 既述したように体重と体脂肪率の記録DBを,3つのグラフにして一人でニヤニヤしながら眺めてます。(怖がらないでね,数字オタクなだけッスから…)その中に,体重のうち体脂肪とそれ以外の重量をY軸に,時系列をX軸に取ったグラフがあるんだけど──それを見てて分からなくなったのね。
 現在の体脂肪量:約30kg(A)=体重100kg×30%
 体脂肪率ゼロはエネルギー備蓄がない状態。体脂肪率は15%までしか下げちゃヤバいし,下がらんだろう。
 すると,
 目標体重での体脂肪量:10kg(B)≒68kg×15%
 体脂肪の減量可能幅:▲20kg(C)=(A)-(B)
 前半の減量体重のうち体脂肪とそれ以外の比率は2:1だから,
これを単純に適用すれば体脂肪以外も含めた減量可能体重は,
 ▲30kg=(C)×3/2
 これは目標体重までの▲34kgにほぼ合致する。
 けれど。体脂肪以外の体重は減量速度を落としてる。内臓脂肪を落とし切った段階んじゃないのか?だとしたら後半戦では2:1の比は期待できないのでは?
 つまりあと▲30kg行かない段階,総減量体重▲55~60kg位の最終局面でそこから先は落せない壁に突き当たるんじゃないか?
 減量がストップするシナリオもあるけど,世の男子に体重60kgは当たり前にいるわけで,そこまで行けることは行けるはず。しかしその内容が分からん。
 どこかに最後まで取ってある内臓脂肪のヘソクリみたいなのがあるんだろか?

 肥満という現象は学問的にまだまだ解明されてない。減量となるとまるで未知です。研究者の方は是非サンプルにして頂きたい。
 最後に。▲1/4ラインで経験した大停滞と突破の状況を公開しときます。
 カロリー管理は厳密に言うと減量法じゃないのです!減量のエネルギーを継続的に供給する作業。
 地震に似てる。エネルギーは,それが解放されてもされなくても,それに関わらず溜まり続ける。
 だから,長い停滞期のほど激しい体重減少が起こるわけ。
(時点)(体重)(体脂肪率)
130日目:104.5kg 31.2%
131日目:102.5kg 31.6%
132日目:103.0kg 31.1%
133日目:103.0kg 31.1%
134日目:103.5kg 30.2%
135日目:103.5kg 29.6%
137日目:103.0kg 30.9%
138日目:103.0kg 29.4%
139日目:103.0kg 29.8%
140日目:102.0kg 29.8%
141日目:101.0kg 30.5%
142日目:100.5kg 29.4%
144日目:101.0kg 29.9%
145日目:100.5kg 29.7%
146日目:100.5kg 30.2%
147日目:101.0kg 30.0%
148日目: 99.8kg 29.3%
149日目: 99.2kg 29.2%
 全体的には18日で約▲5kg,全然停滞してないけど103kgと101kgの各1週間の停滞は焦った。
 ヤマトでは帰りの旅程は最終回の30分だけ。けどわしの旅は行きより長いはず。
 ほな,まったりだらだら行きまひょか!


▲おまけ:京都の住居表示「油小路通中立売下甲斐」
その英訳は…通じないと思うし!