本伝05章[Step49]タイ飲み食いトリビア

 210日目 
▲48.2kg(半減+19.8kg)
残り20kg突破!

を書き綴りたくなるほど,改めて食の目から見たらタイって面白いんですわ!
 結論にたどり着けるかどうか…とにかく書きなぐってみますね。

①マッサージ店「有馬温泉」のお茶は全て吉野家の湯のみ
 割と繁盛してるマッサージ屋さんで,耳かきもあるから通ってしまうけど,最後に出てくるお茶の湯のみは100%吉野家。こんなにパクれる訳もなし,何で?

②タイではスイカに七味をまぶして食う
 屋台で買うと,いつも無料で粉末がついてくるけど,怪しいので使ってなかった。今回戯れにつけてみたら──甘くて辛くてかなりの妙味。日本でも簡単に出来てしまうのが──やっちゃいそうで怖い。

③木魚の音を聞いたらソムタムと思え

 専用のツボで材料をごちゃ混ぜに叩きのめす(すりつぶすのでもないし…「和える」というのが近いけどもっと乱暴)音は,完全に木魚の音。一度でいいから,町のソムタム屋台の隣に坊さん連れて来て読経していただきたい。きっと霊験あらたかです。
 野菜の美味さを覚えちまったからか,完全にソムタムにハマってしまってる。何なんだこの美味さ!甘くて辛くて酸っぱくて青臭くて,ピーナッツがクリスピーで青パパイヤがシャキシャキで──ちょっとトッピングして塩卵やシーフード追加すればもっと複雑な味覚に。
 故・鴨志田譲によると,青パパイヤしか採れない貧しいイサーンの農民が食べてた最下級の料理何だって。それしかないものをギリギリまで美味く食べようというこだわり。これこそが美食の最大の創造力。
 だから貧民の料理こそ信じられるのじゃ!

④スクンビット一番のグルメ食は韓国料理
 何で韓国?と不審なら「専務島耕作」第3巻読んでちょ──韓国の国際競争力は今やモンスターでっせ!
 経済の話は置いても,バンコクの文字風景の中では日本語に追いつく勢いなのがハングル。
 アソーク駅近くのスクンビット・プラザは,以前から安く焼き肉食えるとは聞いてたけど,
韓国料理にハマってる現在「まあちょっと腕を見せてもらおか」的に初めて店に入ってみたら──たまげたのじゃ!日本の韓国料理屋程度のレベルじゃない!本場の一流店並なのじゃ!
 韓国料理食いに来たんじゃないので自制したけど2回行ってしまった…コムタンとタラのチゲでチェックしてみたら,どちらも今までで一番!どちらも9品副菜が付き,これに天ぷらまで含まれてる!
 トガニタンとか悔いの残るメニューもある。老後に住み着いた時には,全メニュー食いつくしたい。

⑤豆乳が美味い!
 華僑の影響で豆乳があると聞いてはいたけど,屋台のミミズ(寒天)入りしか見たことなかった。今回はBTS(バンコク・トランジット・システム:軌道系のバス)の構内に「TOHU」という日本人狙いのチェーン店が出来てた。
 その名も「OHAYO」という商品。しっかりした味わいなのに凄く甘くて美味い!毎日頂いてた。
 同じくBTS内に野菜や果物の生ジュース専門店もある。なぜかコンビニには売ってないけど,BTS利用時に購入するなら,日本以上に高質のミネラル食が摂れるのじゃ!

⑥コンビニのお茶のペットボトルが全て砂糖入り
 これには参った…台湾でも選べば
砂糖なしのお茶は買えるんだけど,タイでは当たり(砂糖なし)がないのです!「生茶」と日本と同じデザインのお茶でさえ,何か変な甘みが付いててオゲーなのよ…日本人も華僑も怒れよ!
 結局,ミネラルウォーターばっかり飲んでました。合掌…

⑦甘辛い豚肉ジャーキーがある。
 これも減量者には朗報でしょ?肉を摂るのにジャーキーなら100kcalで小さい1袋くらい。
 イサーンの食文化らしい。ちょっとベトベトしてるけど,慣れたらいけるんだこれが。酒のつまみには甘すぎだけど。
 なぜか中国系の店で売ってて,最近はBTS内にもチェーン店が店を構えてます。

 やっぱりこういう食文化トリビアのネタが尽きない国って面白い!沖縄とかもそうだけど,文化全体が活性化してる証拠だと思います。
 だけど,不動の長寿県の座を明け渡しつつある沖縄と同様,タイにも高カロリーの日本食なんかの影響は徐々に現れてきてる。例えばフードコートであんまり考えずに選べば,日本の「スキヤキ」や揚げものなどかなり高カロリーの食事になっちゃう。
 かつての日本以上の欧米食文化の大波に,タイも洗われつつある。中華世界ほどの抵抗力は残念ながらない。頑張れタイ!