目録
■閑話休題:変なコザ&宜野湾




【謎五】比謝川は聖河(候補?)?問題
松本食堂というところで骨を食べたかったんですけど、この店は9時開店、かつ骨は(公式には)限定5食となってる。いずれにせよそんなに遅くまでは、骨はないらしい。
美里から国道329号に出て北行。1016、美里交差点を直進。
この松本というエリアは初めてだったんで、ちょっと集落っぽいルートとして、ユニオン松本の二つ先を右折しました。
GM.(経路)

直ぐ右折、橋を渡る。もう一つ橋?今度はかなり大きい。1023。

──この時軽い違和感を感じた「橋二つ」の二つ目は、下泉川橋。通過時に気付けませんでしたけど、すぐ北に下泉川(シチャイジュンガー)という拝所があり、知花・松本地区で正月に若水を汲んだそうです〔GM.クチコミ〕。

前掲の「文化財候補」石橋が一つ目の橋だったと記憶しますけど……GM.上にはメーヌカーガー橋(→GM.)と記されています。
ググっても情報はありません。でも「ガー」(井戸)と名付けられるものの、ここは川から引込んだ水路で接続した溜池です。何かの自然地形を利用したのでしょうか?全てが人工とすれば、かなりの工事を伴ったはずですけど……。

二つ目の橋が渡している川は比謝川。照屋(≒コザ十字路)付近を源流とし、嘉手納町役場の西の本島西岸から海に注ぎます。〔流域地図←後掲Y!天気・災害 比謝川の水位情報〕。以前伺った嘉手納集落東の屋良ムルチ(→GM.)もこの下流です。河口にはマングローブがあり、嘉手納町は比謝川自然体験センターを置いて観光化してます。
下流での扱いからはそういう情報はないんですけど──どうも上中流域ではこよ比謝川は、神聖視された水域のような気配があるのです。
ただこの日に渡った石橋が「候補」であるように、あまりそういう視点での研究は進んでないようでした。なので、本稿でもメモに留めます。
二つの橋の先で、右手に鉄塔を見て左折。
まつもと食堂と池武当
1030まつもと食堂
ほね汁500
やはり「限定5名様」と書いてある。でもなぜかありました。
客はワシ入れて4人。
すぐそこに自動車道が見えてる、ちょっとこれから立ち寄る機会わ期待しにくい位置です。嘉手納町への抜け道口の変則十字(池武当)の近くなんだけど、一番通りにくい北東角ブロック。

1034、ほね汁の電話予約が四人分あったらしい。「終了って書いといて」と厨房から声。──てことは、今日は骨汁はワシが初食、ただしタッチの差でありつけたらしい。ある意味「幻の骨」ですけど、ネットで騒ぎが大きくなってる観光客メニューでもある感じですね。
ただ、実力のほどは確かでした。
とにかく複雑かつ骨の塊がゴロッと入ってる。おそらく古いタイプ、どこからどの味の肉が出るか分からない闇鍋的な由緒正しい骨です。

スープは透明。シンプルな昆布だしだと思う。なのに──というか、それ故にこそ滅法旨い!

この味で思い出しましたけど、この変則十字の南西角に昔「池武当」という食堂があって、二、三回骨を頂きました。やまなか通り(→GM.)の自動車道が出来る前は、この辺りはのどかながら嘉手納線の「回廊」の東口だったわけで、何らかの特異な歴史を辿ってきたのではと疑うんですけど──今のところそれ以上の情報はありません。
【謎六】喜友名にそんなに獅子がいるのは?問題
1138、サンライズホテルでリュックを回収、那覇へ。
普天間のT字を過ぎて……おやおや。ゲート喜友名は頻繁にダンプが出入りしてる。相当進んできてるのでしょう。
1202、いつも一休みするローソン宜野湾。戯れに地図を漁ってみると、この辺りの路地はやや迷路めいた感じです。
左手脇道に入ってみる。コーポラスきゆな。

──土地の由来としては謎が多い。
方言ではチュンナーという。沖縄本島中部の西海岸、東シナ海に注ぐ普天間(ふてんま)川河口左岸に位置する。「おもろさうし」に見える「きとむなわ」はこの地のことか。〔角川日本地名大辞典/喜友名【きゆな】〕
角川の指摘する「おもろ」は下記らしい。「喜友名の泊」、つまり港名として用いられます。
15-1101(50)
大にしのたらつが節
一謝名のよゝ清ら/攻め討ち 金丸/心切らしや かに ある/又きとむなわの泊/面影の泊/又中ぐすく 見れば/白御嶽 見れば/又白布も 延ゑて/真布も 延へて
一ちやなの世ゝきよら/せめうち かねまる/うらきらしや かに ある/又きとむなわのともり/おもかけのともり/又中くすく みれは/しらみちよ みれは/又しらぬのも はゑて/まぬのも はへて〔後掲明治大学〕

シーサーを見て回りました。最初はいつもの仮目標のつもりでしたけど、何かハマってしまいました。
──本格的には後掲しーぷーさんを初め詳しい記事かありますので、本稿ではややのんびりと記していきます。
1207、ローソンから入ってパイプラインの通りに交わる十字の西側角、喜友名の石獅子群の一つ目。トゥイクリー前のシーサー⑦(→GM.)。

背部は漆喰で固めてあるけれど、顔はかろうじて目と歯をとどめる。けど「トゥイクリー」って何だろう?

その先の斜めの道へ左折南西行。
喜友名一丁目4でサンエーの大通り。通り過ぎてる。
反転し左(北西行)脇道へ。1220。


やや苦労したイリーグヮー前

ad.一丁目4、⑥イリーグァー前のシーサー(→GM.)。1221。
うーん──目だけは分かる。家の壁に漆喰で固定されてます。
とにかく、イリーグヮーを見つけてここを起点にとれば、あとの二つも見当がつきます。

西へ60m。1225クラニーグァー前のシーサー(→GM.)。工場の入口。口が嘴状。胴体が抉れてるけど──弾痕でしょうか?

1228、メーマシチ前のシーサー(→GM.)。
専用の壇がある。口の抉れ以外ほとんど分からない。漆喰は足元のごく一部にしか使われてない。右後ろ四半分ほどは欠けてるけれど、傷口は滑らか。つまり、かなり古そうです。
基地の中にもきっとある

直ぐ東は米軍基地のフェンス。
「静かな日々を返せ!」「普天間基地◯音監視団」の旗。

フェンスに突き当たって西へは、当てつけのような未舗装道、というかスペース。
1243、メントー前のシーサー(→GM.)はその未舗装道の中にありました。

どこが顔か分からないほど摩耗してます。ブロック棒の上に安置してある。
ここはフェンスまで10mもない。
喜友名シーサー群は、恐らく最近になって注目されてます。この位置にあるということは、身近過ぎて記録されなかった街角シーサーは、現・基地内にもあった蓋然性が高いでしょう。

暑い!
自販機でルートビアを発見。500cc一気飲み!

フェンスから離れ、1252書いてないけどナカムトゥ前のシーサー(→GM.)。中本?
顔はかなり分かる。歯葉もくっきりしてる。胴体に草が生えてるは雨の当たり方からでしょうか。
海側のもう一つ∶メートーヤマ前のシーサー(→GM.)はスルー。──すみません、こういう「七つ全部回れ」企画をプログラム通りに完遂するのが嫌いでして──車道すぐで一番見つけやすいし、別の機会にまた「偶然」見つけたい。
R58に向かう。1256。
喜友名は高い土地だった

海を見て……かなり高所だと気づく。
下記地理院地図で喜友名一丁目を確認すると、東接の普天間中には83.7mの基準点があります。同じく西側のナカムトゥ前-メートーヤマ前のシーサーのラインの北に47m、南に64mがあります。


喜友名のシーサー群の特異なのは、狭いエリアへの設置数の多さ、のようです。魔除けの獅子像を、こんなに沢山置かなければならなかった背景は、今のところ定説を聞きません。実見する限りでも、向きもタイプも様々で、祀っている主体もその姿勢も多様、傾向のようなものも読み取れません。
全くの謎のシーサー群です。ただ、上記の地形から考えると、「きとむなわ」の港を見下ろす高所を、何かの理由で特に選び、かつ霊的に守護したと思われるのです。──順当には海賊への備えでしょう。
1308、大山三叉路。

【謎七】国場からおもろまちへ直行できる?問題
体調がやはり持たない。
1411、コンドミオマキシに荷を置いて、それでも与儀二丁目へ急ぐ。
あ!とうとう開いてた!1420、島ちゃん──けど数人待ってるぞ?何でこんなに大人気?
マスターが顔を覗かせました。「今日は……ちょっと足りないですね」──沖縄人らしい婉曲というか言葉足らずな言い方ですけど……要するに打止め宣言。
むう〜。

そこで向かったのが国場・沖縄大学前。
1441やんばる食堂
ピーマン牛肉焼き550

さて。新都心に行っておきたいぞ。
国場からおもろまちへの抜けにチャレンジするのは3回目になるか。勘で行ったら毎回失敗してきたので、今回はきちんとマップを見て進んで見ると──

新しい道が出来たのか、どうか分からんけど意外とすんなり行けました。
真和志支所前十字で右折すること。
次のR29に出たT字路も右折。そこから首里へ登らず、新しい左手車道に入る。
この道からならおもろまちへも秀・ジョーギの線へも出れる。ただし後者の場合は、真嘉比交差点(→GM.∶バス停・興南高校前)で、多少怖くてもR330は高架で越えないと……下の信号は混雑し時間を相当食いました。

以上、体調を無視して取り組んだマニアック……というよりヘンテコな、多分地元人なら一笑に付すかもしれない謎七題の原チャ行でした。いや、自分でもバカなことしとるなあ、という自覚はありますね。
沖縄本島中部の都市圏域は、何度訪れても幾らでも謎が出現し、尽きることがありません。こんな訳のわからない土地は、やはりなかなか内地にはないのです。

〉〉〉〉〉参考資料
琉球おきなわ説話/喜友名の石獅子7体を探せ!(宜野湾市)
URL:http://okinawa.seepoo.info/stone-shisa-kiyuna-001/
(しいぷ)しーぷー 2017 琉球おきなわ説話/喜友名の石獅子7体を探せ!(宜野湾市)
URL:http://okinawa.seepoo.info/stone-shisa-kiyuna-001/
石獅子めぐり「喜友名の石獅子群」
(めいじ)明治大学古代学研究所 琉球関連データベース URL:https://www.isc.meiji.ac.jp/~meikodai/obj_ryukyu2.html
/『おもろさうし』データベース(学術・戦略)(txtバージョン) txt (537KB)
(わいて)Y!天気・災害 比謝川の水位情報
URL:https://typhoon.yahoo.co.jp/weather/river/4700200001/


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