1059続いて謝敷集落。
ここには拝所マップがありました。根屋(ニーヤー)周囲にハーミンクヮなど6箇所。「伊平屋島が望めるフクギのトンネル」なるほどここは伊平屋島の東正面に当たる。
1112左手の,はっきりと主軸らしい道に折れると──ここらしい。パティオの山手にアルミサッシの両開き扉の社が上下に計二つ。
左手の道に進むと夫婦井泉(ミートゥガー)とある看板。その奥に上ヌ井泉(ウイヌハー)。
古泉です。最近まで使われていたらしくコンクリートで相当補修してあるけれど,水源からの流路らしい大木の下の石垣は精緻。祠はない。
1126少し南にユゥフルガー。実用性は低そうだけど古い。

1143與那節の碑。「与那の高ひらや汗はてど登る 無蔵に思なせば車とうばる」
その裏に社。手前に「トイヌハヌウ」と書かれた祠。さらに「大東国庄/天下リ安里世/エワン世主」。何れも全く聞かない神名です。
社内は三つの香炉。塩・酒・猪口の供え物。
1211辺土名集落まで帰り着く。あまり風情がない代わりに三叉路が多い。
あらら,また雨。
ゆいゆいに着く直前でバッテリー50%。25kmで40%なら30kmで半分行かない。風がなければ奥まで往復できる計算なんですけど──。
1230(ゆいゆい)わあー家
猪豚ホルモン炒め定食550
店に入ると「近年猪豚が希少」とあり猪豚丼が……ない!のでこちらに。
軽い食感の豚肉という感じでなかなか好い。キノコを食べてる感じというか……。
やはり止めといて正解。空はどんどんかき曇り,風もどんどん強くなってきました。沖縄で使うつもりはなかったネックウォーマーを装着。
1347奥間ビーチ入口から乗車
1450カレーの店 たんぽぽ
ビーフカレー(単品,4辛)550
外観のみすぼらしさ(失礼!)からは考えられないほど,店内は昭和の喫茶店風に凝りまくってる。内地なら雰囲気だけの素敵な「昭和の喫茶店風」不味い店の公算大だけど──ここのはまさに至高の沖縄カレーでした。深部の出汁の層がガチガチに腰が座った味覚です。
辛さ「3倍」の解説が「タバスコの辛さ」とあるから日和りがちになるけど,自分には4倍で大正解。味くーたーカレーと辛さがピッタリ寄り添う。
さらに3種出る漬物のらっきょう(8粒行ってしまった)と福神漬けはともかく,真ん中の槽の酸っぱ辛い正体不明のみじん切りをカレーに投ずると──さらに辛みが複雑な味わい深さに。ビーフもよく煮込まれた大切りがトロトロになって入ってるし……セットにするより純粋に味わえました。過去スルーしてきたのが悔しいほどであります。
あと,中村製菓のシュークリーム。何度か食べるうちに新たな差違に気付かされる。中のクリームも然ることながら,生地が素っ気ないのです。よくよく味わうと塩気すら感じられてくる。全然スイーツっぽくない生地に,グデグデに甘いクリーム。──これはポーク卵の感覚に似ています。フランス本場の「シュー」chouxがどちらなのか知らないけれど,何となく沖縄で生まれたchouxなのではないか,と考えたくなります。
つまり沖縄スイーツは,アメリカンに甘いだけではないのではないでしょうか。
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