旅のしをり

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本編

▼▲要約▼▲

 

関空発は久しぶりで御座います。
しかしホンマにアメリカンやな。確かにアメリカのアメリカンはこんなだった……。
0712 (本町)珈琲館 亜羅毘加
モーニング(D.ホットドッグ・ポテサラ、アメリカン)★280
でも何か……パンの甘さか素材のシンプルさからか、満足させられる安モーニングなんだよな、ここの朝は。

とりあえず恒春 Heng2chun1を目指します。
墾丁快線(國光客運9189路)なら
1500高鐵左營站→1650恆春轉運站
が可能だけど……高雄で一泊、翌早朝に南下のつもりだったけど……どうしよう？──突っ走るか？
空港からはRedLineで左営(一つ前∶生態園区)へ行けばよい。所要14分。

0800南海ラピートrapitβに乗る。特急券が要るらしいので、駅員に訊くととりあえず乗って通路で車掌を待って買え、ということだったので待ってたら……そこにもエラいこと人が乗ってきました。一つ早い便にしてよかった。
こりゃあ……カウンターも混んでそうだ。
ピーチsimpleというLCCを極めてそうな社名の便MM035の離陸1105まで、あと３時間。
近畿は曇天。
横から押されるので窓際に寄ると、壁にポッチが出てて背を縋れない。対面の壁にはポッチがないので仕方なくそちらに移ると、ささっと押してきてたカップルが壁際に割り込んできました。外国人かもしれないけれどカップルの割に全く言葉を交わさない。何者？
0823岸和田。ここも掘ってみたい町ですけど、まだ入ったことないな。……そうか、この辺りに前泊する手もあったか。
0828泉佐野。両側の扉が開くのは珍しい。
0835橋を渡る。
障壁があって眺めはよくない。それに……揺れる！こんなだったっけ？
0839関空着。

え？MMのカウンターナンバーがない？あ……T2なのか?
連絡バスで動いてT2のNカウンターらしい。「ToT2」という元素記号みたいな表示を追って0849乗車。福岡APと違ってじゃんじゃん来るから待たなかったけど……やはり満席。飛んでもない……のは当然だけどトンデモないことになってるらしい。香港AP並みです。
水素ステーション関西空港？何する所……かは分かるけど誰が水素を？
５分ほども走ってT2。

建物は極めて簡素。那覇のT2みたいです。でも当面の問題は──電光表示に搭乗ゲート番号だけで手続ゲート番号がない？
0905開始の行列を見つける。どうやら高雄(ピーチ)とソウル(チェジュ)のカウンターしかないようです(最終確認できた入居会社はt’way peach JEJUair 春秋航空SPRINGAIRLINEの四社、でもt’wayと春秋はアナウンスを聞きませんでしたから、将来、又は便数が限られてるということかもしれません)。既に50人ほどだけどとりあえず開始10分前に並べました。既に「这是去高雄的排隊？」と聞いてからいまさらだけど高雄 Gao1xiong2。ちなみにpeachの表示はkaosiung。

あ？この行列はセルフチェックイン機への行列だったのか！LCCはもうこれが当たり前みたい。
0910チェックイン終了、手荷物カウンターへ。こっちにも50人ほどの列。落ち着いて見ると客層はやはり日本人は僅かでほぼ中国語を話してる。赤いパスポート持ってる人も台湾ルーツの人に見えます。

TVカメラが来てる。テロップの想像がつくネタです。
でもこれはGWの場合──T1離陸より楽だったかもしれないぞ？調べると2017年1月末に開業してました。その後のコロナであまり回転してなかったのか？

手荷物検査の列も20人ほど。被害はライターのみで済みました。イミグレをさらりと抜けて喫煙室へ。あ、visit japanも登録しとこ。
0946。ホントに楽でした。
「GACHA」マシンは日本っぽいんでしょうか？関空にもズラリ。誰もやってるの見たことないんだけどなあ……。
agodaで恆春の宿を検索してみるとかなりあります。基本、突っ走る気になりました。二泊かな？そうすると、東港で三泊が可能になります。
BTGが恒春鎮の頁を作ってました〔後掲BTG／台湾 屏東県 恒春鎮〕。

「機内でお弁当食べられます」と売ってる弁当は……普通の駅弁並の内容で千数百円のものばかり？？それでも買う奴もいるみたい……。個人的にはそれはいいからカフェの店舗を入れて欲しいんだけど。
マスクしてるのは二割ほどになりました。台湾のコロナ情勢ももう調べてません。

1055GateAオープン。既にdelayedのアナウンスもあったし、まあこんなもんでしょね。

婁記製麺と背中に書かれたランニングシャツが気になってならない。
カウンターの先、かなり長く倉庫の通路みたいなとこを歩いてから、外に出る？

小雨の中を機に上がっていって振り返ると、T2というのは要するにプレハブみたいな平屋だったことが分かりました。

1101着席。言われてたとおり非常口の窓際でしたけど。
離陸前からアナウンスが「上空で揺れることが予想されます」と繰り返してる？聞いたことがありませんでした。そりゃ相当なのか？
1145離陸。40分遅れ。そのまま行くと1410着。15時半発がギリギリか。関空の方形の島が暗い霞の中に消える。

1448左手窓外に海岸線が見えている。広い平地の向こうに山並み。どのあたりなのか分からないけれど、機はまだ南行しているので高雄の北でしょうか？海岸線に山塊があり、その向こう側に霧が帯を成してる。

山塊の南側に方向転換したらしい。この延長が着陸地とみえる。山塊南方に大きな港。なかなか好いフライトルートです。博多に降りるみたいだ。
高層ビルが北に回った。

1458着陸。時計を一時間戻す。曇天、空港路面に水たまり。

イミグレ前の台湾銀行ATMでなぜかJCBで出せた。メニューにないからMasterを選んだんだけど……？
世界定額は申込みました。大した列でもない。左営1530発を目指しましょう。
何か垢抜けない空港です。好い。

なぜか海関に行列。何のチェック？Ｘ線チェックだけみたいなんだけど？えらく食品に過敏らしい。

1443客運站でいーんだろか？いや捷運MRTだ！人の流れからこれと読む。さて您遊卡カードは使えるかな？４年ぶりだから……使えた！
方向に迷ったけど小港じゃないから岡山行の列車に乗る。1451。

座席は緑、基調は薄い肌色。立ち客もいるけど満員電車状態じゃない。
1456凱旋。ここから緑のライン、日本語アナウンスが「ライトライン」と呼んでる列車に乗り換えれる。これは別の経営なのか、社内の路線図には載ってない。

1459三多商圏。この辺りが中心だったっけ？一気に客が増す。バスケットボールを抱えた少年。少数民族めいた顔も見える。
美麗島、橙線への乗換駅。
高雄駅で半数が下車。
凹子底。緑線乗換駅、乗降多数。
巨蛋、ガオションアリーナ。あと二駅。
1515下車。
墾丁快線(國光客運9189路)
到∶恆春轉運站

1527色々あったけど乗れた。
RedLineからは高鉄方向に向かって南側一階に出ればすぐBTになります。「２」と番号のあるバス停からでした。
ただ本来は二階のカウンターで予約券を買わないといけないらしい。でも「買いにいく時間がない」と訴えると、予約客が全部乗った後は您遊卡で乗降できる、というシステム？だったようで──1530出発。
水を貰ったけど車内にトイレがないので……怖くて飲めません。

それはともかく、久しぶりに見る台湾の町並みです。高雄駅付近より左営の方が町並みはゴチャついてるんでしょうか？
高架に登った？右手北方は台南と表示、直進するも混んでる模様。分速10mほどですけどこれだと恆春まで何時間かかることか……。

左手車窓に山並み、かなり高くゴツゴツしてます。おそらく屏東から南への山並みでしょう。
1547ようやくくいくい走り始めました。陽明国小の脇を過ぎる。空に雲間が戻ったので強烈な日差し。
例のパゴダ・ビルディング(高雄85ビル)が右手まっすぐに見えてます。

1602右手に広い平原。位置情報をオンにすると、潮州の東、屏東の南辺りでした。こんなに豊な緑があるんだ。ほぼ東南アジア。

1606道が右へ湾曲。左手の山並みはかなり肉薄してきました。
窓脇の金づちは「車窗撃破装置」らしい。
花野井　というところを二泊で予約。河合さんと名乗る人からチェックイン時間を訊いてきたから日本人なんだろなやはり。No. 23, Nanmen Road, 墾丁

1635町に入りました。坊寮。すぐそばは海らしい。
1646完全に海際の道になりました。この辺りが坊山。コーヒーショップが並ぶ景勝地。それに混じって時折宮があります。

え？水着？泳いでる奴もいるのか？おるわな、この気温と陽気なら。

時に夕暮れが迫る。なかなかに絶景です。
いい海です。帰路は必ず左手西側窓席だな。
17時になりました。楓港。宮が見えた。小さい町で集落に厚みはない……いや宮の海側に少し膨らんでるか？
すぐに海。次は恆春でしょう。結局ほとんどの客は恆春行きらしい。──もとい。まだ車城がありました。
西海上に海のステージ。美しい。
海際にセブンイレブン。
1712車城。山側に厚みがある集落。いや郵便局辺りは海際に相当に広い路地あり。ベトナム料理屋がある？
1717海を離れました。あと5km。
右手に低い丘。その間に耕地。どうやら恆春とはこの地割れのような谷の中にある場所らしい。
85℃見ゆ！
1729下車。

屏東客運というバス路線と1773路。1000,1130,1430,1650,1900

お宿はホントに南門前の料理屋の二階でした。洗濯だけしてとりあえず食おう！

1808 獺得煮
肉圓
肉操飯370

肉圓の肉、いや憎たらしいニンニクとシェンツァイの絶妙な濃さ。外皮のホクホクした歯応え──これは大根何とかという包か？

肉操飯──これ滷味プラス筍だと思うけど、合うもんです。これまで飛ばしてきてたけど……滷味が爽やかに、素晴らしい軽みで飯に混ざる。

1831福徳路へ。
天后宮。

外
右聯「大哉乾至哉坤千古两般神女」
「大海茫茫到無岸無邉觀栓天天髙在上」

左聯「飄風◯◯正可危可懼［ｷﾞｮｳﾆﾝﾍﾞﾝ＋奚］我后后来其蘇」
「河之清海之晏九洲一ササ様聖功」
内
右聯「天開錦◯超玉關」
左聯「后整冕旒燦珠宮」

従神とも古い。

左壇は中壇元帥。古くはないけどフォルムが昔ながら。そちらから本尊天后を一枚。

右壇は註生娘娘。供え物が凄い。
あと、左壇の外に小径が続きます。そこの池に、妙に猫に似た神様がいると思ったら猫でした。

主というか見張り番らしい。猫の上段は岩場になってます。ここが本来の拝みの対象でしょう。猫もいるし。
1855その向こう側がより大きく通りの名でもある福徳宮。手前にある「龍泉巖」というのがこの二つの宮の背後の本来の聖地だと思われます。なので左手の龍泉巖という宮へ。

福徳宮に比べ明らかに厳かです。
右聯「龍宇荘嚴慈雲永護」
左聯「泉谷清浄法雨宏開」

中の扁額は
中「慈航普渡」
南無阿弥陀仏の台湾語版らしきものを繰り返し唱える老人
奥「萬徳荘嚴」
何度となく拝む若い青年
さっきの猫の巖の南側は地蔵堂。古い校舎のような建物。1905

恆春は夜が早いらしい。台湾と言えば──で、まだやってたこちらへ。

1912 麺
双盆牛肉麺(牛肉＋肉筋)450
「麺」としか掲げない「のれん」が日本人っぽいし、何となく観光客ズレしてそうだけど──まあ初日だしね。
味はまあまあ。ただ五香粉の魔力は流石に強烈です。強いだけじゃなくバランスが取れてる。

恆春轉運站
9189車城・坊寮0815 0845
09-19同
9117坊寮・東港・高雄　0555 0745 1005 1235 1535 1715 1855 2230

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