映画「寄生獣」サブタイトル(沖縄で目にしただけだけど…)
[前期累計]
/負債 783
0800 やんばる食堂(国場)
Aランチ1000
1240海産物えんがん
スギのあら煮定食 550
1900 軽食の店 ルビー
Aランチ 1000
[今期累計]
消費1800/収入2250
負債 450/
[前期累計]
/負債 333
11月4日(火)
▲やんばる食堂(国場)のAランチ。わし的にはほとんどAランチ界の名誉顧問といっていい。
朝イチの8時0にやんばる食堂(国場)というパターンもなかなか久しぶりかもしれん。
Aランチ1000
①②③
④⑤⑥⑦
①フライドポテト
②サウザンサラダ
③マカロニサラダ
④たこウインナー
⑤ハンバーグ
⑥ビーフカツ
⑦ポーク卵
これにスープとライスが付く。昔と変わらぬ気の触れたアルファベットランチです。
ただ,今回改めて気づいたのは――ハンバーグとウインナーは市販のだろうと思うけど,ビーフカツとポーク卵はやっぱ本当に美味い!
ビーフカツは衣がボロボロに崩れるタイプ。これはルーマニアで食べたタイプの衣です。ステーキに衣を纏わせた,あくまで肉主体のあの料理の旨さ。
ポーク卵は沖縄にしかないタイプ。卵そのものはほとんど塩気くらいしかないのに,ポークの胡椒味と一緒に食すと一気にえもいわれぬ美味に変わる。
10時少し前にいつもの美栄橋駅近くのNPOでレンタルサイクル。
天久台を越えて那覇新港へ。途中,間違えて入り込んだら乱開発された高級住宅になってました。
港近く,そば「田舎」近くで車のおばちゃんから道を尋ねられる。
申し訳ない。それは流石に分かりませぬ。
12時40分という遅い時間に来るのも初めてかもしれません。海産物えんがん。
スギのあら煮定食 550
「スギあらねえ~!」と厨房に叫ぶおばあの声がさらに不気味さを盛り立てます。
「スギ」??
自分で頼んだんではあるけれど──何だそれ?ピーコか?
とにかくこの店では,知らない名前をみると頼んじゃうってのが,ほぼ発作的な反応になってきまして…。
ドドン!と来ました!2匹分なのか?
よく考えたら沖縄で醤油ってはずない。実際出てきたコレも,どうやら塩煮込みになってるらしく,調味料自体が非常にシンプルな使い方です。
え?でもこれアラだろ?日本でアラ焚きと言えば,醤油で煮込んだのしか食べた記憶ないぞ?それはおそらく,アラの出す旨味がそのままでは強すぎるから醤で中和してるんだと思うんだが…そこはどうなんだそこは。
まあ,そこは実際食ってみるにしくはない。口へ。
淡白だ。
沖縄・台湾系の魚としてはやや脂がしっかりしてて,かつそれでも淡白な白身の魚肉です。アラらしい旨味も十分に出てる。
ただこれはやはり…醤の助けがあった方がよりパワフルな気がする。塩もきっと沖縄の旨いやつで,それなりに意外な奥行きを出してはいるんだけど──。
鹿児島でもそう感じたけど,沖縄のこの料理法はどうもぎごちない。このあら焚きという食方は,おそらく刺身文化の廃物利用として漁民とか料理人たちが「街衆には身の方が高く売れるけど,ホントはこっちの余りもののほうが旨いのにな,でもこれわしらだけの秘密ね,ぐひひ」みたいに食ってたまかない食が流出したような気がする。
鹿児島の桜勘ではカンパチのアラ焚きを出す。これは醤油煮になってるけど,ウチナンチュには無理に使ってもウケないだろう。だから塩,というのは冒険としては果敢なんだけど。
と考えてて,また別の疑問も湧いた。沖縄に醤が根付いてない?確かに食べたことがない。出汁基調のものが多く,影響を受けてるはずの中華の醤も,そういえば黒酢も一般的にはなってない。全国的には出汁文化と言われる中四国地方ですら鯛のアラ焚きは醤油煮です。牛汁に見るように中華スバイス一般は入ってるのに──それほどまでに醤の味覚を拒絶してるこの体質って何なんだろう?
[ミニレポ]すぎ
出典:琉球楽園がちまやー商会/すぎ
商品名:琉球スギ(黒カンパチ)
説明:沖縄名では「琉球スギ」ですが別名「黒カンパチ」と言われ、味もカンパチにほぼ似る。沖縄の魚には珍しく油ものり、琉球スギと言われなければ「カンパチ」と間違う程です。
料理方法:刺身,塩焼き
お刺身だけではなく、塩焼きにしても最高の味。適当な大きさに切り分けて、他の魚と同じように焼くと、とてもジューシーな味で泡盛のアテにも良いし、ご飯のおかずとしても喜ばれる。刺身で取れる部分は取り、残りのカマと腹骨の部分は塩焼きにしてシークヮーサーを沿えて出すと「ブリの塩焼き」と同じような味。
▲ルビーのAランチは,わし的にはAランチ界の名誉会長に確定したと言ってもいい。(名誉顧問とどっちが偉い?)
一通り那覇の自分的な要所を巡った19時,軽食の店 ルビーを久しぶりに訪ねる。
Aランチ 1000
これにハマってた頃からしばらく経ってる。その間,それなりに日本各地で洋食は食ってきた。その舌で改めて言おう。
ここのトンカツとハンバーグはいい!内地のと全く違う!
トンカツはやはり衣が剥離しかけてるタイプで,あれどうやったらああなるんだろ?おそらく衣と肉の間に出来た隙間に脂が流れるか留まるかするんだと思う。これはやんばるのにもないルビーの特徴。
ハンバーグはつなぎはあるのに肉肉しい。韓国のともまた違うんです。おそらく粒が荒いんだと思う。
ポーク卵はやんばるに軍配が上がるかなあ。卵に味付けがあり,ポークもぎらついてない。
▲夜の那覇の裏通り
内地に比べて闇の息づいてる感が強い。この生々しさが,来る度に好ましく思えてくる。
▲ 夜の那覇の国際通り。
沖映通りとの交差点ですが,ここも含めて店の入れ替わりはかなり激しい。中国人観光客の数も年々増えてる。ウチナンチュは平素,ここにどのくらい来てるんだろか?何か普通の那覇から浮いた感が強まってる気がする。