外伝09♪~θ(^6+^ )第6.5次香港
二次貴陽復路

[今期累計]
支出1800/収入1800
[今期累計]
    /負債 264
§→二次貴陽最後天
7月19日(日)
0715 長途汽車[立占]の入口の豆ジャンと包子5.5元,250
1200 倫敦大酒楼
ポーレイ
まさに小龍包
レンコンの腸粉 69HK$,250
1800(花園街)奇異餅屋
紅豆饅頭5つ500
2030三洋餐廳
[火局]飯套餐
4.椰汁[火局]葡国牛[月南]飯 58HK$,750
[今期累計]
支出1800/収入2000
負債 200/
[今期累計]
    /負債 64
§

 あらら,やや遅くなってしまった。6時45分。西門口[立占]より地鉄一路に乗車,広州東へ8駅。
 車内はまだすいてます。あ,今日はもう日曜日だからか。
 それなりに腹を壊してる。細菌性っぽくはないからまあ食あたりでしょう。貴陽食の衝撃度から言って当たり前と言えば当たり前,しかも昨日・最終日の十元飯屋は衛生的にはやや疑問符がつくからなあ。悪化を懸念し,一応ビオフェルミンを絨毯爆撃中。
 一次貴陽でおっかなびっくりだったこの直達列車も…何回目だろう。余裕とか懐かしさたかを感じるまでになってきたのは好ましいのか危険視すべきか。

 時間はないけど長途汽車[立占]の入口のいつもの店へ。7時15分。
豆ジャンと包子5.5元,250
 せわしなくパクついてしまう。中国の朝はやはり豆ジャン!
 苦甘い滋味に胃の腑が満面の笑みを浮かべる。包子の滷味の効いた角煮の一切れも言いえぬ旨味。
 広九直通車検票口。7時25 分。
 票(切符)の記載はZ801広州東→九龍開8:19。
 これは半を過ぎても余裕だったなあ…。まだ全然改札の気配なし。

 一つ前の長髪の姉妹が美し過ぎる!
 ただ,走りだすやおでんをわんさかパク付き,食い終わると肘を預けて…言っちゃわるいけど大股開きで眠りこけるのを見た後は,大阪のオバハンに見えてきました。まあ,中国の娘さんにはよくある現象ではあるのですが…あな恐ろしや。
 かっきり2時間で到着。10時16分,定刻。非常に珍しいことです。
 この紅ホムはゲート駅だからか割としやすい買い物がある。ちょいとお取引しまして(2箱220),10時50分。西鉄で尖東へ,全湾線で旺角へ。香港[立占]には少し距離があるけど,飛び込みの拠点ならここがお得。──分かりにくいけどお得情報満載でした。
▲倫敦大酒楼のポーレイとまさに小龍包

 倫敦大酒楼。正午ちょうど。この時間のここへの来店ははっきり申し上げて玉砕覚悟です。ですが,今日も手際よい服務員のおばちゃんの差配のお陰を持ちまして,無事に席にありつけたのであります。
ポーレイ
まさに小龍包
レンコンの腸粉 69HK$,250
 ううむ,こんな飲茶もありえたか…。
「空いてます?」と聴いたバーサンが嬉しそうに座れと言うから座ると,割と達者な英語であれこれ尋ねて来て…空けてもらった手前なかなか無視も出来ないし,バーサンの連れの娘さんはしばらく来ないし,どうも常連らしく給仕も困ったような笑顔だし…。
 いや旨かった。どちらもビックリするほどでしたけど,バーサンの存在が重すぎて味わってられなかったっス。
 ただ,小龍包は肉質の素直さに驚く。こんなに素直な,凶暴さを削ぎ取った包子ってあるんだなあ…。
腸も夢見るような口どけ。

▲倫敦大酒楼のレンコンの腸粉

 このところ入り浸ってる深水[土歩]へ。13時20分。いややっぱり──この街のB級さは,これは応えられない。
 香港島トラム2階席最前席で銅鑼湾まで。14時45分。この乗り物だけはもう何がどうなろうと乗りたい。

▲鳳城酒家のソーメイとチャーシューパオ(包)

 通りがかりに覗いてみた。へえ,席があるんだな。雨もぱらついて来たし,入っとく?
 鳳城酒家。15時45分。
ソーメイ
チャーシューパオ(包)
チャーシュース([酉ノ木])67HK$,250
「これもない,あれも売り切れ」とやってるうちに…しまった!チャーシューがかぶってしまった!
 下午茶の時間の終わりで客は少なくなってはおるが「よっぽど焼豚好きなんだろか」とか「外人はワケ分かんね」とか思われて──などの不安は来た途端に吹き飛んだんである!
 しかし──全く違った!いや,確かにどちらもチャーシューに変わりないんだけども,使い方が完全に違う。
 ビスケットに近いパイ生地に包まれた「ス」の方は(どこかの飲茶で食べたパターンだけど),チャーシューの甘だれが小麦粉生地に意外なほどにぴったり寄り添う。肉の生臭さや赤身の肉肉しさをおそらくコントロールして,脂身部分を特に甘く煮たものでしょう。
 対する包子も,逆に肉肉しいってだけじゃない。滷味を被せて渋みを帯びた苦臭さに仕上げてるために,饅頭としても十分に旨い生地を素晴らしく引き立ててる。
 このややローカルな有名店,ここは外せない店。再認識しました。味に強さが全くなくて,揺らめくような儚く軽く,しかし気づかぬほどにフワリと勘所を押さえてくる。
 つまり外人が初めて来て感激できる類の美味ではありません。かくいうわしもここしばらくは印象が薄かった。けれど間違いなく──まさに香港でしか味わえない絶味です。

▲鳳城酒家のチャーシュース([酉ノ木])

 花園街。18時ちょうど。かなり久しぶりですが奇異餅屋によってみました。
紅豆饅頭5つ250
 今日は飛び回り過ぎてワケわかんなくなってきたけど,ここ,汚い店先で饅頭が売られてるのに満員御礼。でもってお味もさすがの安定感。

▲三洋餐廳の[火局]飯套餐 4.椰汁[火局]葡国牛[月南]飯

 佐敦の夜市を,これまた久方ぶりに満喫致しまして,その先に見えてきた三洋餐廳に腰を下ろしたのが20時半。
[火局]飯套餐
4.椰汁[火局]葡国牛[月南]飯 58HK$,750
 この[火局]飯套餐,全4メニュー中3食目となります。
 今回は相席になった。皆さん,メジャーには普通にそばとか食ってるけど,何人かはこの類いの「香港洋食」を食ってる模様。
 今回のも何が出るか想像もつかん。椰汁…つまりココナッツに,牛[月南]をポルトガル風?意味すら解らんがな。お,来た来た。
 …。
 これまた意外にも──前回(往路:4日前)と同じ。ドリア皿にカレーシチュー,ライス別皿でぶっかけて食べる。
 違うのは…牛肉いっぱいってとこか!?ただココナッツは前回以上にどうにかなってもいないし,これは一種…何というか,手抜きっぽくね?
 この[火局]飯以外にも「ルソン風」とか「香港洋食」を自覚的にアピールしてるメニューがあるんだけど?ホントに香港洋食なのか?
 それはともかく──大体分かってきた。つまり[火局]飯はどちらかといえばカレーシチューだという投票結果になってきたんですが!?──先年あれだけ新種発見に沸いた(外伝09♪~θ(^6^ )第六次香港
回国后:[火局]飯とその類似食を含む「デミグラスぶっかけ飯」群についての作業仮説
)この品,そんなんでいーのか?