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ほぼいつもと同じ飲茶尽くし。でも…僅かには微速前進しとります。 |
支出1500/収入2270
負債 770/
[前日累計]
/負債 290
§
→二月十一日(一)
0808瑞記茶荘
水仙
腊肉飯
包子370
0954鳳城酒家
ソーメイ
発財蠣鼓粥
横財就手370
1048生龍清湯腩
金牌咖哩安格斯牛腩飯650(1390)
1703好好四季煲子飯
咸魚肉餅煲子飯400
[前日日計]
支出1500/収入1790
負債 290/
[前日累計]
/負債 0
§
→二月十二日(二)
川龍村の正月は明けているか?
0707,太子駅から荃湾線へ乗車すると,所要25分。7時半過ぎに荃湾に到着できました。
荃湾駅はド真ん前を工事中。でも何か,町が都市としてこなれてきた印象です。
歩道橋を降りたところに…この行列は何だろう?
おいおい?いつもの涼茶が閉店してるぞ?
0738 80番ミニバス川龍村行きに乗り込む。えらく人は少ない。特に観光客めいた乗客がいない。ひょっとして…正月休み??
でも確かめる術はない。ままよ,行こう。
この川龍街から兆和街のL字の建物には変わった気配はない。ただシャッターを降ろしてる店が多いのは,伝統を重んじる気風の濃さがあるんでしょうか。
醤油をかけたくない腊肉
小公(ミニバス,香港では小巴も一般的)が動き出したのは0744。
本日も霞が濃い。
山の斜面にはポツポツと建物が絶えない。公共建物や花園に混ざって農家も数があるようです。古くから人の手の入った里山を感じさせます。
8時ジャストに到着。
おおおっ!やってるじゃないか!
0808瑞記茶荘
水仙
腊肉飯
包子370
貼り紙を見ると三日間休みがあった直後が今日らしい。危ない危ない!
さて水仙が…やはり最高です。この透き通るような茶の舌触り,刻々と変化していく苦味と爽やかさ,曇天ながら清気を宿す山あいの空気。
腊肉の旨さも染みる。しっとりとした芳香がインディカ米の硬い味わいにシンプルに被さってくる。醤をかけ忘れたんだけどなくて正解だった。これは素直に,白米で中華ハムの塩気を楽しむのがベストでしょう。
包子の中身は意外に賑やかでした。
柔らかい豚肉だな,と思ったらタロ芋のようなものに混ぜてあるらしい。歯応えもさることながら木訥な芋の甘味が豚肉本来の肉の甘さと絡み合ってる感じ。
うずらの卵まで入ってるけど,これは賑やかではあるけれど…味覚からすると少し邪魔。
赤鉢巻のハッスルドラゴン
0845,再び80番に乗車,山を下る。
城門谷というところでかなりの人が降りる。見た感じアパート地区のようですが。この地名って何なんだろ?
0904,荃湾駅からMRT乗車。0934,終点一つ前の金鐘で乗換。
今日の予定からしても混み具合からも…丁度いい時間になってきました。
時代広場までのA通路は便利なんだけどいつも目が回るような曲がりくねり。
0947,やっと外へ。いつも出てしまうこの道が羅素街 RUSSELL st.らしい。
0954鳳城酒家
ソーメイ
発財蠣鼓粥
横財就手370
ここはいつも「今日のスペシャル」みたいなメニューを用意してる。でも今日のは,どうやら正月の特別メニューらしい。
「春節点心
23年年有馀
24花開富貴
25横財就手
26大吉大利
27発財好市
28歩歩高陞」
──という何れも正体不明な六択から「横財」を,これが空振りしたときのために定番モノから「発財」を選んでみたのでした。
シブ過ぎる蠣の燻製粥
出された品に目が凍る。
こ,これは──昨日のと同じ?
蠣のハムの粥だったらしい。最初,何か安い白身魚のような歯応えを感じたけれど,これが煮込んだこのハムの残骸でありました。
しかし…段々舌に馴染むにつれ実感されてきました。旨い!ハムというより,広島には時々ある蠣の燻製に近いぞ!これから,何ともシブい出汁が染み出してきてる…。
燻製蠣ってこういう使い方もありなんだ!
「手」は即ち「テビチ」でした。
豚足です。
台湾のどぎつい八角醤油ではなくて,中華スパイスが絶妙の淡さで絡まる。ごく少量なんだけど──しゃぶるように食べてしまった。
何だこの絶味は!全く何が何だか分からない味覚なんだけど──旨い!
あと,豚足というのは正月の祝いものだったの?
特製アンガス牛ブリスケットカレー
斯くして──時間になりました。
ついに!ついについに!
1048生龍清湯腩
金牌咖哩安格斯牛腩飯650
「大辣!」「阿~!这个要等一会ル」(これ少し待ってもらうけど)──待ちます。待ちますとも,もちろん!
そしてついに!
──辛さというよりスパイスの濃度が素晴らしい!これが湯だけでなく荷崩れたアンガス牛に染み染みになってるから堪らない!
シャバシャバの汁なのにスパイスとおそらく玉ねぎ,ニンニクでザラリとした食感,その後ろに凛として立ち上がる牛汁の逞しいスープ。
がっつりした味なのにサラサラと口に入っていくこの食感!
これだけ誇り高いパキスタンカレーを,この漢民族の土地に,融合させつつ復活させたこの手管に,また何度目かの絶賛を送ったのでした。