高知市追手筋に毎週日曜日,びっしり連なる露店市。
4月に高知日曜市を訪れて,一瞬目を疑いました。
彩度がガガッと上がってる!?
秋からほぼ1か月に1回ペースで訪れてるここ,干し芋だらけでくすんだ黄土色と灰色に埋め尽くされてたはずの露店の軒が,その月一斉に黄色くなったんだわ。
京都みたいに決まり事のある世界じゃないけど,高知の朝市にも季節感があんだな…。
てことに気づいてから,高知朝市の四季を追ってみたくなって…っちゅーのが本編でござる。
どこのサイトか分からんけど,高知日曜市にはこざっぱりした情報HPがある。日曜市ガイドってサイトです。ただし,時点更新してるんで出てくるのは現時点の情報です。
こちらの情報から,まず全体像を見てみましょ。
はりまや町↑
北←駅前電車通り→南
1丁目北 1丁目南
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北←廿代通り→南
2丁目北 2丁目南
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北←グリーンロード→南
3丁目北 3丁目南
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北←堀詰通り→南
4丁目北 4丁目南
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北←中の橋通り→南
5丁目北 5丁目南
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7丁目
北←大橋通り→南
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6丁目北 6丁目南
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北 高知城通り 南
露店は登録制らしく,全ての店には番号がふられてて,軒の後ろに表示してある。前掲のサイトではこの番号でお店が検索できるって仕組みになってます。
とりあえずきっかけの土佐文旦をチェック。
市場の入口近くなんで一番に目につく店番号4番(1丁目南)の横川さんの店。土佐文旦が山になって売られてます。他の季節には小夏,みかん,スイカ,メロンも出るらしい。
でもでも。もはや習慣的に買っちゃう文旦ゼリーは36番(1丁目南)岡本さんのとこ。
冬には東山が出てて馴染んじゃった。ゆず皮の甘煮にも唸ったね。
けど,春からはこの文旦ゼリー!小口のパックに少し気取った酸味に控え目な甘味がたまりまへん。
てことで土佐文旦をちょっと調べてみる。
【名称】土佐文旦
ザボン,ボンタンとも呼ばれる。
へえ…熊本のザボンと同じなんだ。品質がいいから別物かと思っちゃってました。
【味覚】独特のさわやかな香りと上品な味
【特徴】柑橘類の中では花も実も 大きく、香りのよい柑橘
糖度10~12度
果皮は滑らかで真珠のような艶有
栄養面ではビタミンC・Pやミネラルを多く含み美容と健康に優れる。
【時期】収穫時期は12月~1月。2月前半までははしり。まだ甘さがついてない。
2月後半から3月中が盛り
理想としては年明け収穫したものを1~2ヶ月間追熟させたものとされる。なので2月~3月が一番の食べ頃
っちゅーことはやっぱり,価格も考えたらこの春時が最高みたい。
ちなみに岡本さんんとこのコメント――50年程前から,日曜市に出店させていただいており,今は2代目の私が製造し,3代目になる娘が市に出て,販売しております。
さらっと50年だって!人生どころか…もーこりゃ歴史ですな。やっぱここはとんでもない市みたい。
▲はりまや町 路地の変な店名群
おふくろの味「心」とか。一回飲んでみたい。