Range(荃湾・佐敦・旺角・銅鑼湾・湾仔).Activate Category:香港シン一次(02) Phaze:冇了

第二日

Range(荃湾・佐敦・旺角・銅鑼湾・湾仔).Activate Category:香港シン一次(02) Phaze:冇了

献句
く晴れて皆無くなってモンコック
✺ ✺

【本句】よく晴れてみんないなくてハンモック 〔興南〕
※※冇了=(北京語)没有了=(日本語)なくなった
※※※モンコック:旺角(広東語読み)

[本日合計]
支出1300/収入1170
    ▼13.0[①326]
    /負債 130
[前日累計]
利益 -/負債 156
十二月二十九日(五)
0751瑞記茶楼

蝦腸
ソーメイ250
0940 花園酒家
風味腦味飯
七彩炒米粉
ソーメイ 250
1700 囍運冰室
咖哩牛筋腩飯650
[本日合計]
支出1300/収入1170
    ▼13.0[①326]
    /負債 130
[前日累計]
利益 -/負債 286
十二月三十日(六)

▼▲

朝の太子

0640スタート。
0654荃湾線乗車。
年越後の宿を考えてた。
0713荃湾。20分か。やはりここかなあ。荃湾線始発だから出発時には必ず座れる。中環でも25分でしょう。
90番小公車内から荃湾

遠東絲麗酒店 シルカファーイーストホテル
これかなあ。雰囲気は宜しい。

思い切りダッシュしてきたオヤジを置き去りに小公は疾走を開始。0734
随分と荒い運転です。こんなもんだった?

荃湾マンションと79号漁船(広東海鮮屋)

川龍村の寸景。小公を降りて家へ急ぐ背中。

瑞記の建物が見えた!

初飲茶
0751瑞記茶楼

蝦腸
ソーメイ250
瑞記茶楼の飲茶

朝日が山肌を照らすのを眺めながら陶酔。
粥の爆発力が凄い。出汁という感じじゃない、旨味が層になって寄せてくる。海鮮も肉片も皮蛋も入ってると思います。米の甘みのふくよかさももちろん強い。この香りの塊だけで茶は進みます。
瑞記茶楼の粥

小腸も、蝦のほんの僅かなアクセントでこのぷよぷよの面がこれほど美しい味覚に転ずる。
瑞記茶楼の小腸

けれども。ソーメイの美味さは何物にも代え難い。一杯ずつ変化を見せる臭いお茶です。この臭みの虜になってた舌が、一瞬で蘇ってきました。
瑞記茶楼のソーメイ

それにしてもいわゆる蒸し物がないなあ……と支払いすると、さっき粥の椀を注意したオバハンが「お前、蒸し物のコーナー知らなかっただろ?」と部屋の奥を指す。早く言え!

川龍村バス停から去り際に

町が近くなって無茶苦茶に声のデカい年寄りが数人ドヤドヤと乗ってくる。
0910荃湾線で油麻地へ。
MRT-wifiは駅構内だけで走行中はほとんど繋がらないらしい。
年越・西貢企画は飛び込んでみないと分からないのが怖い。今探してもGM.上は全然宿は見つかりません。南北に逃れて泊まろうにも確信の持てる町がない。どうなることやら……というところです。ははは。
左隣にドカッと腰を降ろしてきた荒そうな女がいきなり電話で話しだしたり肘で突いてきたり好き放題やっとる。

「よう!待てい」にやはり聞こえる。
0940 花園酒家
風味腦味飯
七彩炒米粉
ソーメイ 250

花園酒家の風味腦味飯

えらくみすぼらしい。釜飯に小さなチャーシューとスペアリブとソーセージが置いてある……だけ!しかもソーセージかよ?
ところがこれが凄い。チャーシューはどうやったらこうなる?と不思議になるほど脂身をたっぷり纏ってます。スペアリブは対して硬質な肉味を光輪のように放つ。
風味腦味飯どアップ

さらにソーセージは、これは中国ハムでした。物凄い香ばしいのです。
これらがそれぞれ垂れ流す脂が米粒に纏わりつく。凄まじい。広東焼味というのはこういうものなのか?
花園酒家の七彩炒米粉

熱いうちにと釜飯を先に食べてビーフンへかかります。
迂闊に一口喰って凍る。何だ、このふくよかな味覚の膨らみは?
広東でビーフンを食べたのは初めてだと思う。貴州で辛さに参ったことはあったけど──こんなに美味かったのか?
七彩炒米粉どアップ

七彩と言うだけあって、香菜がたっぷり使ってあるようです。セロリ、ニンジン、ネギ、ニンニクという辺りまでは分かるけど、どうもセロリに類する野菜が複数入ってるようです。ニンニクの下地にこの香菜の複合した汁が、たっぷりとビーフンの中に染みてる。野菜類のないビーフンだけの一口も十二分にふくよかなのです。
日本人観光客の通常食す飲茶と全然違う「安物」を食べたわけですけど──断言します。最高の炭水化物な時間でした。
花園酒家のソーメイ

花園酒家の羊鍋!

この写真を撮影した直後、スマホがフリーズいたしました。──イタリア・バチカンでサンピエトロ大聖堂を出た途端に起こった現象と同じ。今回はリセットボタンを針で突いても何をしようと画面がビクともしない!
バチカンでとった方法は、とったというかそれしか方法がなかったんですけど──電池が切れるまで待つ、ということでした。今回も同じ。
よってこれ以降のこの日の写真はありません。

その間に見聞したのは、けれどなかなか辛い事々でした。
BestHotelへ行くとパスワードがかかったキーボード。スマホがフリーズしてるわけで、どこにも連絡しようがない。印刷してきた紙のIDらしいものを全部打ってみるけど全然効かない。30分やって撤退しました。
先達へ行くつもりでマップがないから新興大厦へ。上から宿を当たりまくって20階に空きを見つける。今晩の宿はキープ。
銅鑼湾へ。三徳茶楼の看板が消えてました。郵便受けもなくなってるから間違いない。
清湯牛腩屋へ。対面の飲茶は残ってましたけど、清湯側は全く新しい店びかりに。
快楽餅店へたどり着いて驚く。落書きだらけ。それが「快楽病店」「食死無命賠」(手書きでメモって帰った)──どうやら食中毒か何かを出して閉店になったらしい。あの名店が、こんな終り方をするのか……。
一応、佐敦を再訪。今度はしつこいチャイムに旅客の一人が開けてくれたけど……どうもSNSが入ってパスワードと部屋番号を教えてくれるらしい。でもワシの場合は電話番号教えてないんだから入るはずがない。受付で30分待って撤退。
旺角裏でカレーを食う。これはなかなか香港カレーでした。

宿のベッドに沈むと同時にスマホの電池が切れました。電池を食うモードに入ってたらしく、思ったより早かった。
20%を越えた段階からBestHotelにメールを打つ。返事を待つ間に新年の宿を確保。返事がない。諦めて明日の宿を探すと、面白いのがあったからもう確保してしまいました。
大晦日と元旦は、やはり冒険します。
ただ、まあ、疲れました。でもよく考えたら……スマホの時代より前にはこうやってテメエの知恵と度胸だけで旅行してたんだよなあ……。そういう意味では懐かしい疲れです。
▼▲▓

▼▲

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です