【本句】前後左右未来過去から蝉鳴けり 〔旭川東〕※初松韻:新年になってはじめて松の梢に吹く風の音
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長寧街へ左折した小さな──全部手書きで書いてある茶餐廳へ。
栄華茶餐廳
冬菜蒸黄花魚60
鼓汁蒸倉魚65
梅菜蒸鯇魚55
清蒸馬友魚68
鮮茄紅彩魚68
鼓汁蒸白鳝78
羌葱爆鯇魚腩68
分からん!花マークの付いてたこちらにしました。
1150 榮華茶餐廳
鼓汁蒸倉魚 550
おそらく魚扁は略してあるから「䱽」。えーと魚に倉は……マナガツオだったっけ?あれの鼓汁は……初めてだったっけ?
でも食べてて分かったけど……同じ清蒸とか鼓汁とか言っても細かい調理法はかなり異なる。俗っぽ過ぎて権威により完成されてない料理分野なんだと思う。──発見される前の讃岐のうどん文化みたいなもの。
なぜか出る頃には店内一人になるようなマイナーな店だったんですけど──機会があればまた来ると思う。
違ったら申し訳ないけど──舌だけで判断すると、広東本来の味じゃなくて大陸本土的な唐辛子の使い方だと思う。大陸風広東です。でもとにかく美味かった。
薬味に載ってるのは豆鼓と白葱ですけど、ここに長沙の酸っぱく漬け込んだ唐辛子のような臭く辛い調味が混ぜこんである──と思う。白身を摘みつつ、この薬味をちょっと載せて、鼓汁に浸して喰う。ちょうど刺し身にわさびをちょい載せして醤油をつけるような感じです。
も〜これが美味いんよ〜。
骨は食えない。その代わりエラというか端の部分もサクッと剥がれる魚です。
剥がれるどころか、このエラ部分の一部がプヨプヨで激ウマでした。
もちろん先にも触れたように、白身片の破片が汁に落ちたのを最後に集めて喰らう──という作業で、ご飯の残り四半分を頂いたほどです。
だから繰り返しですけど……広東本来かどうかはまた勉強します。でも美味かった!

旭日街。川辺へは出れないらしい。左折。右手に獻主會小学。
行く手に高い山。あんなんあったっけ?
貴州街から右折、川辺へ。
北側に建設中のドーム状建物。
南側は香港島を背景に、釣人、犬の散歩人。
「中九龍幹線連繋你」繪畫比賽作品のアート表示
1308 王子飽餅店
カステラ
カレーパン300
あれ?駅へ帰るはずのこの道が「上郷道」。下郷と対になってる?1312
あ、横は昼飯の長寧街。そのまま進んでみる。
下郷道と交わりました。交点は寂しい感じで特に目立つものはない。
93kが油麻地碧街へ行く。土瓜湾上郷道バス停から。
14が来たけど経佐敦と書いてあるから乗ってしまった。
二階建てバスの先頭席!
漆威道を走るらしい。ロータリーと高架ばかりでジェットコースターのような道です。
あらら?佐敦道に左折するのか?まあ宜しい、九龍佑寧堂 kowloon union church で下車。1339。
北行。
六黄ゲット。
九龍中央郵便局。
花園の看板が見えてる。この手前です。
ネイザンロードからの入口には「九龍獻瑞」の額。1401
天后屁へは直接入れない。掃除の爺さんに訊くと南から回る。公衆トイレの前から──あった。1404
大きい!横(南北)五間あります。扁額は左(北)から①福徳祠-②城隍廟-③天后古廟-④観音楼社壇-⑤書院。⑤は自動ドアの展示スペース。
ただ横は全部通じてます。
でも一応左から。
最も左のガジュマル下に線香。
①扁額付記「光緒二十九年季冬穀旦」
右聯「慈悲遍灑楊枝露」
左聯「善信同豢兩澤恩」
内側扁額「海國慈航」
二柱。左は容姿から関羽でしょう。
出口内側「為善最楽」
②にも扁額下に書院とあります。「光緒丁酉吉旦立」
右聯「陽世官刑雖幸免」
左聯「陰司法網總難逃」
内側扁額「燮理[気-メ+月][気-メ+日]」
計15柱。
③扁額右端「光緒丙子○○戌寅仲冬吉旦」
最右聯「天恩化育深海域澄明釐百瑞」
右聯「聖澤宏敷恩流罔極」
左聯「母儀昭顕福蔭羣沾」
最左聯「后徳流傳遠神靈顕赫慶重光」
内側扁額
右「荷徳如山」
左「澤蔭群生」
左手にレプリカと思われる「乙亥春月重修天后古廟碑記」。ここに「……惟我油麻地一湾居民舖戸楽建……」とある「光緒元年歳次乙亥季春吉旦」付けの文面があります。重修時に由来としてこれを史料にした、と書いてあるわけです。いまでも謎の地名三文字がハッキリ一致するのは確かに強いけれど、原典はあるのでしょうか?
祭壇は横に五。
最左「包公寶殿」髭のまっ茶顔。
左隣「消災壇」。この位置にはこれを置くことになってるんでしょか。「頑張ろう香港」像
中央。左右、つまり上の写真の撮影場所の左右に等身大の従神。
右隣「老城隍」。いっぱいだな諸神コーナー。飲茶屋を連想します。
最右「老観音殿」。「老」をつけるのは珍しいと思う。「元の神様」の意味があるのでしょうな?お顔も厳かです。
正面の布袋様めいた神様は大儲け。この方ばかりにいい目見せちゃいかんと思う。
④扁額付記無
右聯「楊柳枝頭甘露灑」
左聯「蓮花座上慧風生」
内側扁額「母自欺也」──母が自らをあざむくなり?どういう意味でしょう?
入口の内側手前に「社稷之神」。この上は天に抜けてる。明らかに④のこのスペースは構造が違います。おそらく先にあったのではないてしょうか?
社稷右手前には「泰山石敢當」までありました。
空抜けスペース左角に「消災壇」、右角に「福徳祠」

ふううっ!!!ここがこんなに重厚だと思わなかった。正直、街中の「もどき」でしょ?とずっと思いこんでたんですけど──とんでもないことでした。
花園酒家へ飲茶に寄ろうかと思ってたけどドカッと食べたくなりました。
あ?この辺だったっけ?釜飯屋です!廟街12-19
1529興記
腊腸潤腸煲仔飯450
以前はガックリしたソーセージ釜飯です。
細いソーセージもかなりイケたけど太い方が──白酒の香りがムッとくる臭っさいソーセージ肉!!
肝心の米の方も……最初出遅れて釜壁が真っ黒になってるから慌ててソースをかけたけど、見事にお焦げを作れました。
出遅れたのは──ちょうどソースをかけるタイミングで対面の変な空気の男が日本語で「ソースをすぐ、多めにかけないとダメですよ」と講義を始めて頂いたからです。この際の作業が一番重要なのに、ちょっと、自分の香港通ぶりをアピールする時間は後にしてほしい。後でもイヤだけど。
だから写真もほとんどとれませんでした。
あとお焦げもがちょうど完成した一番楽しみな時間に「北京語できるんですか?」とか劣等感を丸出しにした雑談を始めるのは止めてほしい。
出来たらどうなんだ?てゆーか、北京語ほんのちょっとと広東語ゼロの持てる資源でギリギリの旅行をして、こうやって釜飯喰いにきとるわけで。自己満足の世界で和ごんじゃいないわけで。
だから釜飯食えよ。
香港の周辺にいたのは正解です。バンコクも同じだけどこういうトラウマ「国際人」が増えるほど、ニッポンってどんどん世界から離れてくような気がします。──あるいは、所詮国際人ってそんなもので、こういう勘違いと精神疾患と文化的喪失の集合体が実態なんでしょうか?
欧米人の「親日家」ってもう少し、いや本質的にナチュラルな気がします。
【絶】HK express事前チェックイン
【必】visit japan事前提出
やれやれ。visitは飯待ってる間に出来たけどHK expressが……アプリでえらく厳しいパスチェックを抜けて折角登録したのに、結局ログアウト状態でHPからオンラインチェックイン登録する形。しかも途中いくつも追加料金のワナがあって、くぐり抜けないと登録できない。
でもとりあえず終わった。
明日は4時半起き、遅くとも5時半スタートです。
ところがところが!茶湯會というところに豆漿奶茶を見つけて浸ってたら17時を回ってしまってました!
さらにさらに!このミニホテルは、FCC前でタバコを吸うのが非常に……何と言うか、カッコいい。いや自分がじゃなくて、何か好い。だもんで何度か吸いに……。
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