目録
幸せとは自分の思うとおりに生きること
だから」
〔韓国ドラマ「今日もあなたに太陽を 精神科ナースのダイアリー」1.夜が明ける前が一番暗い〕
師長「夜が明ける前が一番暗いものですしね」
オ(患者)「……」
師長「でもこれだけは言えます。最初から病んでた人も最後まで病む人もいません。夜だけの日なんていない。すぐに朝もきます。」
オ「私にも?朝が来ますか?」
師長「朝を迎える準備が出来ていれば、来ます。私たちは患者さんの心に波を起こすだけです。その
波がどこにとどくか
は患者さんにかかっています。」
〔韓国ドラマ「今日もあなたに太陽を 精神科ナースのダイアリー」1.夜が明ける前が一番暗い〕
チョン「
ほんの小さな波にも傷つけられる。
人間というのはとても弱い。」
〔韓国ドラマ「今日もあなたに太陽を 精神科ナースのダイアリー」1.夜が明ける前が一番暗い〕
師長「ダウンさんがいないわね」
主任「ソンシクさんの病院探し。」
師長「何て?」
主任「自分の歓迎会の最中だっていうのにそれを抜けてまで行くなんて本当に性格が……いいのは分かります。でも融通が利かなくて困りました。」
師長「スヨン」
主任「はい?」
師長「教授 師長 先輩がいる会は抜けちゃいけないの?」
主任「え?」
師長「職場の付き合いの方が
患者より大事?
」
主任「……」
師長「ソンシクさんの猫の名前は?」
主任「知りませんけど」
師長「フック船長だって。私も今日知ったの。職員たちの中で猫の名前まで覚えてる人はダウンさんだけだと思う。彼女を見てると昔の私たちを思い出すの。病院の規則より患者の心を大事にしていたころをね。その気持ちを忘れていたわ。あなたも昔は患者と一緒に涙してたわよね。」
主任「やめてください。そんな昔の話なんて。」
師長「ふふ。真面目な人なのよ。患者を思うがゆえのミスなんだし心までは責めないで」
主任「はい」
〔韓国ドラマ「今日もあなたに太陽を 精神科ナースのダイアリー」2.仕事に行くのが嫌なとき〕
チョン(独白) 今 私たちに
必要なのは嫌われる勇気
だと思う。それなのに愛されたくて認められたくて他人の視線を気にして自分の心に刃を向ける。だから私たちは常に辛くて不幸なのだ。
〔韓国ドラマ「今日もあなたに太陽を 精神科ナースのダイアリー」2.仕事に行くのが嫌なとき〕
ミン看護師「
お湯が出ない家は、あります。ここに。
坂道くらい平気だと思うでしょうけど、3回目は””キツい”、5回目は””面倒”、10回目は””ウンザリ”。きっと後悔しますよ。どうせ気持ちは冷めます。今諦めてください。」
ファン医師「待ってて。」
ミン「何を……」
ファン「お湯が出ない家の生活、それを味わってみました。こういう形で。」
〔韓国ドラマ「今日もあなたに太陽を 精神科ナースのダイアリー」4.希望のひかりを探して〕
チャ・ミンソ医師「メタ認知です。書くと自分がなぜそう思ったのかを客観的に見ることができます。自分の心を見る力が重要です。”感情の筋肉”を鍛えるんです。体のように心もトレーニングで鍛えましょう。」
パク・ビョンヒの母「感情にも筋肉が?」
チャ・ミンソ医師「黄色(引用者注∶否定的な感情)をなくせるよう頑張りましょう。記憶力や集中力も戻るはずです。」
(略)
パク・ビョンヒの母(自分の幻影に向かって)「そんなに頑張るな。つらくなるよ。精一杯尽くしてもダメな親だと思うようになりいつも自分を責める。きっとそうなる。身を削ることになるよ。
人生が真っ黄色になっていく。
心が黄色信号になっても気づかない。子どもの幸せのために自分の幸せは諦めて暮らす。よく考えて。自分が不幸なくせに人を幸せに出来る?」
パク・スヨン主任(実際はパク・ビョンヒの母に手を握られ語られている。)
〔韓国ドラマ「今日もあなたに太陽を 精神科ナースのダイアリー」5.心の黄色信号〕
ダウン(独白) 他人に反対意見を言えた
そんな自分を偉いと思った
靴をきちんとそろえて置いた
服を汚さずに食事をすることができた
自分を褒めることができて偉いと思った
他人の褒め言葉より
自分からの褒め言葉のほうがうれしかった
朝が来るのが
だんだん楽しくなり始めた。
〔韓国ドラマ「今日もあなたに太陽を 精神科ナースのダイアリー」10.旅で一番つらい場所〕
チョン(独白) 精神科病院に入院した私も看護婦に変わりはない。’偏見とレッテル’というシミも──
人事「254番ソンユチャンさん!欠席てしたら……」
ソン「います!来ました。ソンユチャンです。」
チョン いつどこで付いたか分からないシミも──
面接官「ソンユチャンさん。パニック障害なんですね?」
ソン「はい。良くなりましたが服薬は続けています。」
面接官「あえて打ち明けた理由は?」
ソン「長い間洞窟に閉じ込められた気分でしたが、おかけで大切なものは何かを知りました。」
チョン 病痕に隠されて気づかなかったシミも──
ファン医師「ドゥルレさん」
ドゥルレ「先生。看護師を辞めます。ワクワクしたことがないんです。」
チョン 自分のせいで付いてしまったシミも──
チョン「その時とは違う」
トン医師「また輝けます。」
チョン「簡単に言わないで」
チョン(回想) お母さん。まさか精神病院に入院したと言ったの?すぐ退院するのに!!
……
チョン 全部綺麗に洗い流してしまおう。
トン医師「ダウンさん、何してる?」
チョン「洗濯です。今日の予定は?」
トン医師(飛び上がる)
チョン 乾いてふんわりとする明日を。そしていつかやってくるきれいな朝を待ちながら。
〔韓国ドラマ「今日もあなたに太陽を 精神科ナースのダイアリー」11.そして旅は続く〕
トン医師「精神疾患は自己管理の病らしいですよ。長期戦ですよ。暗い気持ちの時も正直に言ってほしい。僕は恋人の困っている時に傘を差すのではなく、一緒に雨に濡れたい。」