Range(荃湾-朗屏水邊).Activate Category:香港シン参次(81) Phaze:海連青葉 水邊圍
【本句】メロン食ふ街の深さを誰も見ず〔興南A〕
D:「街の深さ」とは?抽象的?「深い街」の暗さ?←高い所で食べている。街の深みの個人まで見えてくる。
暗さでメロンが死ぬ←自分しか見ていない。その自分が食べるのがメロン。
(久保田)現代的な心情が歌えてる
※ヤブガラシ(薮枯・藪枯・藪枯らし・烏蘞苺、学名: Causonis japonica)。駆除が困難な草である。地上部を抜き取っても土中に根茎を残すと春から夏にかけて盛んに芽を出す。地下茎は横に長く伸びるため、一度広がってしまうと、その土地から完全に取り除くのは難事である。
[本日合計]
支出1300/収入1300
▼13.0[②166]
利益 -/
[本日累計]
利益 22/負債 –
九月二十一日(六)
0717 海連茶楼
米粿
潮州包
壽眉茶300
0951青葉
七彩炒米粉
健康合桃包
普洱茶 300
1225大成麺館
煎/蒸馬友 450
2000 壹品供焙
プリン包250
[本日合計]
支出1300/収入1300
▼13.0[②166]
利益 -/
[本日累計]
利益 22/負債 –
九月二十二日(天)
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0658シルカ発。12階から乗るオヤジがドア開くなり「上下?」
曇天。天気予報では午前に二度「雷雨」。八日目、荃湾での最終日となる。
0717 海連茶楼
米粿
潮州包
壽眉茶300
座るとすぐお姉さんが壽眉をお持ちになりました。そんなに来てないぞ?
米粿はこういう形では初めてだと思う。ライスプディングなのに、おばちゃんはオイスターソースをかけるかどうか訊いてくる。さらに胡椒も?
甘いというにはあまりに鈍い。米の甘さをあえて押し殺したような、禁欲的スイーツという感じ。それでいて鈍い甘さは、慣れて来るとまた格別の甘さとして舌に伝わる。形ある具材は小エビ位しか感じられません。この独特の甘さに対し、オイスター、特に胡椒はものすごく有効らしいのです。変な言い方ですけと、白胡椒が甘い、という感覚です。
潮州包も大抵は嫌ってたので久しぶりでした。厚めの生春巻の皮にセロリがブワッと広がる野菜、根菜がひたすらに地味に作用します。
恐らく、香港の一部にこの特異な味覚を編み出した僑郷を懐かしむ集団が一定数継続しているのでしょう。
この集団は財を成してる。政経のいずれでも無力な移住者群が香港史の基調にいるはずなのですけど──その辺りも簡単な図式ではない気がします。元朗はこの海民の蓄財で築かれたことも、また一面の事実らしいのですから。
0820まだ降ってはいないなあ。午前中は荃湾で滞在感を存分に、と思ってたのに。
海壩街から青葉へ──と思ってたんだけど俄に腹痛。近いから宿に一度帰る。
下痢でもないのに何だったんでしょう。
宿の天気予報表示は降水確率97%となってる。
腹痛が止まらずしばらく横になる。0931再出発
0951青葉
七彩炒米粉
健康合桃包
普洱茶 300
壽眉茶の飲み過ぎかとポーレイにしたけど、そりゃあんまり意味ないか。ただ、一度はポーレイ飲んだ方がいいですね。美味い。
意外にもマッチしたのが焼きビーフンとこのお茶。
一口で震撼しました。ここの炒米粉、入ってる「七彩」はセロリ、人参、レタス、ピーナッツとあまり変わっておらず、花園のよりセロリが立ってはおらず、むしろそれぞれが下味の役柄を守ってます。主役はビーフン。どうやら、焼き焦がしてある部分が醸す焦げ味が効いてます。──単に雑なだけだったらなお面白いけど、多分、きっと違う。
ビーフンそのものはムチムチしてこの細さで弾力を感じるほどなので、まず間違いなく一部をわざと焦がしてある。同じビーフンが作る二種のアクセントが、この食い物を多重奏的にしているのです。
時間を潰すアリバイにしようとしてた合桃包も、一口目で手を止めました。こんなに美味かったっけ、コレ?
クルミです。でも何か白い液体が絡みついてる。練乳──が一番近いけど、もっとミルク臭い何かです。あるいは練乳かミルクかを蒸すことで変質させたのでしょうか。
外側の鯛焼きみたいな生地がそもそも香り高いのに、クルミと練乳のこの中身が先味としてはムッと来るような「臭み」に似た香りを弾けさせる。それが穏やかに落ち着いていき、後味では低振動のように鈍く喉奥に沈んでいきます。
これも焼きビーフンと別の意味でポーレイに合う。いわばドロついたもの同士、上方落語のおしどり夫婦というのでしょうか。そう聞くとあんまり美味そうでないですけど、実食の上お試しいただければすぐに分かります。
あとここは安かった。45HK$行きませんでした。
出ると大雨。ホントに雷雨でした。
B.白汁忌扁香槟炸魚柳
2.豆鼓鲮魚油麦菜炒肉片
どれも違うなあ。と歩いてたらホントに雷雨になりました。ゴロゴロが止まらない。えっ??ドンという音まで?
1135 409kで荃湾西へ。今日こそ今回最後の元朗へ。と昨日も思ってましたけどどうしても水辺村が気になってしまって、天気予報が良ければ島を考えたんですけどやっぱり元朗となりました。
ちなみに明日はもっと降水確率は高い。
でも今日は天気予報通り、雨足は弱まってきました。
もう一つは新駿皇じゃない清蒸魚屋の開拓ですけど──
1202朗屏着
地図を見て地理マニア的に気づく。元朗の町は南北に規則正しいけれど、水辺村の筆の列は30度ほど傾いてる。大橋村も同じですけど、水辺村の場合は北のブロックも全て傾いたままです。この傾きは媽横路の川の方向に水平です。
目指した位置は何というか、新駿皇のブロックの真裏です。
恐らく福盛徑という道、というか家屋の隙間。圍の残り構造に見えますけどそれはともかく、これは──いい店です!前回来た時にあまりピンと来てなかったけど……。戸口は小さく閉まってるみたいですけど、中はまずまず広くて隠れ家的な風情です。今テレビでやってるけど激しいスコールの後の印象も手伝ってますけど。
1225大成麺館
煎/蒸馬友78HK$ 450
魚の種類はかなりある。清蒸になると百HK$近くになるようです。
壁の表示に──
「紹牌 煎焗鲩魚50
鼓汁 鲳魚73
鮮茄 紅衫魚78
薑葱 黄花魚63
香煎 牙帯魚78
陳皮蒸泥鯭70
香煎 馬友78」
例湯は蓮猪湯。
淡白です。ただ妙な旨味がある。鯛の味なのに感覚は鯖、といったら近い。
一匹お頭つきです。濃い目のオイスターに浸った裏面はたまりませんでした。
今朝のは清蒸ではありません。でも香港煎香で出来た骨せんべい状態──を気に入ってしまってるのは、誰も書いてはいないので何かの間違いなのか個人的な趣味なのか、そこんとこは知りません。でも煎香の香港魚料理も大好物であることは、個人的には確かです。
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13時ジャスト南へ。雨は止まないけれど雷は少し遠ざかったか?
屏會街を渡る。このブロックは変な形です。
文誉餐廳という店にも一品ながら清蒸鲩がある。
福盛徑西出口の脇にもかなり好い定食屋がいくつかあります。市街中心からこれだけ外れてなぜなんでしょう?
1318水邊圍邨へ入る。
ここは位置的には水邊圍を再開発した「文明的」な居住圏だと思われるんですけど……教会の名前が多い。出資者がそうなのか?
南側へ抜ける。
1325軽鉄水邊村駅への高架下。南対面は元朗公園だからこの東側ブロックです。
雨は霧雨状になりました。▼▲