2009-02-11 07:48
今思い出しても身の毛のよだつその旅の,1泊目は熊本でした。
2泊目は鹿児島って2泊3日旅行のつもりだった。その通りにしていれば――あの街の恐怖に震撼することもなかったのだが。
きっかけは熊本駅のキオスクで買った「こっぱ餅」。干芋を練り込んだこの餅,五島のかんころ餅より軽やかで,四国の東山より柔らかい。
製造地名を見ると――島原?あの辺りってそんな独自色あんの?そー言えば行ったことない…
熊本から島原は対岸。さらに北西へ海を越えると――長崎?確か今は春節だな。通ってる昼飯屋の中国人が帰国してたから…。ランタンフェスティバル,行ったことなかったな。
ここまで思い至れば,既に旅心は北西を指す!翌朝,熊本バスターミナルから熊本港へ。
そして…あの身の毛もよだつ道行きに,私は乗り出してしまったのです。余りの恐怖に今回はもう文章にできない。写真と解説のみで綴る…
注 心臓の悪い方はご遠慮ください。なお,以下の内容は全て事実である。――あなたが信じようと信じまいと。
▲島原商店街内,銀座食堂の島原雑煮。映画「まほろしの邪馬台国」に出た店だそうで,昔気質の町食堂のフェロモンむんむん!
▲銀座食堂の島原雑煮アップ。これの凄さは食後に判る。何とも幸せな満腹感!
▲ちなみに翌日,長崎のそば屋で頼んだ島原雑煮。銀座食堂よりあっさりしてた。結構普通にあるメニューです。
▲長崎駅前にベタベタに貼ってある「GoGo長崎新幹線」ポスター。蛭子能収さん…お久しぶりッス!
▲ドラゴンが泳ぐ長崎駅構内。中国人系って絶対派手なら勝ちだと思ってるよな…
▲夜の長崎中華街。すぐ近くのバスターミナルホテルに宿を取り,取りあえず有名店・江山楼の「特製什景湯麺」(メニューの和訳は王さんの特上ちゃんぽん)を食す。それにしてもランタンフェスって…不気味だ…
▲歩くほどに恐怖の増す中華街。不気味だ…
▲不気味だぞ!たばこ屋の看板がさり気なく混ざってる!?ウォーリーを探せか?見つけた者には不吉な出来事が!?
▲豚さん。近くの中国寺院わきの特設会場にて。スゴく怖いんですけど。
▲同じくカンガルーさん。夢に出そうな怖さなんですけど。
▲翌朝,一応しっぽく料理を食べてみる。悦膳,ぶらぶら弁当1,575円。中居さんドタバタで,玄関開けるといきなり「あッ三浦様ですか?」…多分違います…
▲長崎名物トルコライスはガラパゴスのゾウガメ並みに多様な進化してるらしい。それにしても…何でトルコなんだ?
▲眼鏡橋辺り。あの由緒ある景観もランタンフェス期間中はこんなにド派手になっちゃいます。
▲チャンポン屋までこんなにしてます。軒先のランタン。勘弁してやってくれよ…
▲魚を抱いて微笑む怖い子ども。「童子抱鯉」って縁起のいい図柄らしいけど…怖いものは怖い!
▲ハートチョコを抱いて不吉な笑いの止まらない子ども。バレンタインデーの日,彼に何が起こったか!?
▲ランタンだけじゃない!不気味なめがね屋の看板。しかも調子に乗って2連発!ウケてると勘違いしてる!?
▲大人のおもちゃって何だか分かんな~い。それがどして珍珍堂なのかも全然分かんな~い。…結構繁華街の真っ只中なんですけど。
▲寿司の石松すし。なんで2回も繰り返す?でもってホントはラーメン屋…だったりしたら?恐ろしい…
▲ほんだらけ――最初,何かの長崎弁かと思ったけど…そのまんまの意味?古本屋だから…そりゃそーだけど…
▲つりがね薬局。実際釣り鐘があるけど…なぜそこにある?いつ鳴らすんだ?そもそも…どして薬局に!?
▲スナック・サバイバルって…入った時は4人でも帰れるのは3人だけとか?一体…何飲ますんだ?
▲日替定食付カラオケ!?カラオケで弾けながらそんな日常的な…いや!何か信じがたいメニューが出るのだ!しかし…恐ろしくて追求できない…
▲子供が覗きこむホワイト急便。なぜ洗濯屋を覗いてる?見てはならない裏の仕事がそこにあるのか…?
それはともかく…イルカの横の「とびすぎ」の文字に秘められた真の意図は!?
▲「コリアンダーの家」――何するとこなんだ?ひょっとして…何かの地下組織!?…触れてはならない長崎の暗部?そうなのか!?
▲花火師ネット事務局?どーゆー活動をしてるんだ?何かキナ臭い…触れてはならない長崎の暗部?そうなんだな!?
▲疑惑を裏付ける花火専門店!?専門店で食えるほど長崎では火薬が流通してんの?これ以上深追いするのは…身の危険を感じる…
▲長崎を去る路面電車内にて――「ドアはさみに注意」?それでカニにかけたってか?しかも,残りの紙面は普通の広告?――う~ん謎が謎を呼ぶぞ!
▲全ての謎を残したままランタンフェスは終わった…長崎の暗部を隠すように菜の花に埋まる観光通り。その偽りの華やぎは,今日も私の恐怖を掻き立てて止まない。
嗚呼!長崎恐るべしッ!!