外伝10 弗 $Before 2 weeks$ NY green market

 グリーンマーケットはニューヨーク市近郊200あまりの小さな農家や魚屋,パン屋などが,有機肥料・無農薬で育てたものを中間業者なしに自分たちの手で直接売ることが原則でニューヨーク市の環境局と市民団体との協力でプログラムが作られている。
 公共の開いている場所を有効に使用するのも素晴らしいアイデア。
 1976年以来開かれ,ストリート,公園,週末の学校の校庭などを利用して開かれ,マンハッタンだけで40箇所ぐらいある。
 一番大きいのは17丁目のブロードウェイで週4回開かれるユニオン スクウェア マーケットである。輸入したものやコーヒー豆など自分たちの手で作ったもの以外は売ることが出来ない。
 又腐りやすいものは24時間以内に収穫したものである事,多くの売れ残りは貧しい人の組織に寄付され,2007年には392,453ポンドの食料がシティ・ハーベスト(貧しい人たちへの救済事業・スープキッチンは誰にでも無料で提供されている民間団体)に寄付されている。
 人の集まる,トラックが駐車できる場所があるところは何処でも市民が望めば許可されている。(略)
 月,水,金,土曜,朝8時~6時まで一年中開いている。週に4回マーケットが開いているのはユニオンスクエアだけ。後は週末,場所によりスケジュールも様々。
参照:www.cenyc.org 212-788-7476
 77丁目コロンバス アヴェニューの小学校の校庭は毎週日曜日,フリーマーケットとグリーンマーケットが開かれる。PTAがオーガナイズしていて,マネージャーを雇い,校庭の周りのフェンスが立派に修復された。
 場所のない日本,忙しいお父さんは大変でも,引退したおじいちゃんたちの社会奉仕にもなるし,市が協力するといいわね。NYCでは市民のためになるアイデアアをいつも大歓迎している。
(小林恵のNY通信)

 収穫の秋。ニューヨークのグリーン・マーケット会場がひときわ賑やかになるシーズンです。グリーン・マーケットとはニューヨーク近郊にお住まいの農家の皆さんだけが参加できる青空市場のこと。ここで販売できるのは自分達が作ったもののみとなっています。マンハッタン内各所にて,定期的に開催されておりますが,ここダウンタウンのユニオン・スクエアのグリーン・マーケットは一番活気がありますよ。
 開催日は毎週,月・水・金・土曜日の4日間。やはり,週の後半,金~土曜日が一番賑やかになっています。出店しているお店は日によって違いますが,野菜やフルーツだけでなく,パン,チーズ,ワイン,お花,はちみつ,卵やお肉といったものまであって,周辺住民のみならず,新鮮な食材を求めるレストランのコックさんまでご用達。冬場に,オススメB級グルメとして取上げたホット・アップルサイダーは,夏の間,コールド・アップルサイダーになっています。値段は同じで一杯1ドル。お店によって味が違ったり,日によって味が違うところがグリーン・マーケットっぽくていいです。飲むと少し元気が出てくるしね。あと,この他にもコールド・ミント・ティーとかを売っているお店もあるので飲み比べてみても面白いかもしれません。
 ニューヨークでは何かと歩いて移動することが多いので,お散歩ルートにここを加えておくと手軽にお腹を満たせたりして,便利です。先日,ご紹介したストリート・フェアもそうですが,ずらりと軒を連ねて並んでいるお店のテントを見てまわるだけでもかなり楽しいですし,収穫シーズンを迎えるこれからのグリーン・マーケットは,素顔のニューヨークを垣間見ることのできるオススメ観光スポットの1つでしょう。
(グリーンマーケットで収穫の秋を感じる
2005年09月01日 1:41)

 我が家から歩いて10分ほどのところにある,フォート・グリーン・パークの横で毎週土曜日,グリーンマーケットが開かれます。
 皆さんはフード・マイレージという言葉をお聞きになったことがありますか?
 食材の生産地から消費地までの距離のことを示す言葉なのですが,ニューヨークでは,このフードマイレージのなるべく小さいものを食べよう,ローカルのものを食べようという運動が盛んで,ローカルの野菜や果物,魚のみを扱うグリーンマーケットが各地で開かれています。
 何と,その数,ニューヨーク市の5つの地区,マンハッタン,ブルックリン,クィーンズ,ブロンクス,スタッテンアイランドを合わせると52ヶ所もで開かれています。
(2010年08月15日 ニューヨークのグリーン・マーケット)
 私の住むニューヨーク市だけでも20箇所以上で開かれており日時は場所によって違います。以前はユニオンスクエアで開かれる週4回のマーケットに行っていましたが,今はコロンビア大学の前で開かれるコロンビアグリーンマーケットに行っています。コロンビア・グリーンマーケットは木曜と日曜に開かれますが,年間を通して開かれるのは木曜のみ。日曜に開かれるのは5月から12月まで。
(略)
 グリーンマーケットに通うとどんな野菜や果物が四季に出回るのかがよくわかるようになります。先週の日曜にトマトを購入した時,トマトの値段の下に書かれていたのは「今週が最後!」‐トマトの時期が終わりだよ,という意味。それだけなのですが,季節感があるなぁと思いました。購入したトマトは1パウンド(454g位)当り1.99ドルでした。スーパーマーケットでみたトマトは1パウンド2.89ドルから3.99ドル。グリーンマーケットのトマトは実がしっかりとしていて酸味がありましたが,スーパーマーケットのは甘みはありましたが,皮が薄くふにゃふにゃしていておいしくなかったです。値段が安いだけではなく,野菜・果物の本来の味が楽しめるので多くの人がグリーンマーケットを訪れるのがよくわかります。
 グリーンマーケットに通うようになってから体が欲する物がわかるようになり,自然と食べたいと思うものが旬の物だったりします。
 グリーンマーケットは食育プログラムの一環としてもよく使われています。食育プログラムに参加する子供達の団体をよく見かけます。このようなプログラムに参加すると生産者から話を聞いて,考えて購入=色を目で見て,触り,匂いをかいで,味わうというように五感も養われますね。
 現在はスーパーに行けば旬でなくても1年を通して多くの食べ物を買うことができるので,なかなか季節を感じられません。いろいろな種類の食材を使って料理するのは楽しいし大切な事だとは思いますが,日々の生活で旬の食材を頂くということを常に心がけたいですね。最近では日本も食農教育が盛んに行われるようになりましたが,食べ物が口に運ばれる前の過程を知る事はとても大事ですよね。そういう活動がもっと広まるといいですね。
(略)
 グリーンマーケットについての詳しい情報はこちら(英語版)を参照してください。
http://www.nyfarmersmarket.com/
(2006年10月20日季節を感じるニューヨーク・グリーンマーケット)
※公式HP(PC用)。200頁位の分厚いパンフレットがダウンロード可

 1970年初頭,NYのスーパーマーケットでは新鮮な食品を買い求めることが難しく,一方巨大スーパーマーケットに相手にされない近郊の中小農家は廃業へと追い込まれ,市内から車で2時間以内の距離にある農家は当時ほとんど絶滅する寸前だったという。
 事態を危惧した都市プランナーチームによって基金が集められ,1976年「グリーンマーケット」は産声を挙げた。「どうせ失敗するだろう」という事前予測を大きく覆し,現在ではマンハッタン,ブルックリン,クイーンズ,ブロンクスに合わせて30近くのマーケットが存在し,多くのニューヨーカーたちに支持され賑わっている。
 こういった大きな野外市場のような場所はニューヨーク意外(ママ)にも存在する。
 私が実際に目にしたものの一つにサンフランシスコのフェリービルディングで行われている「Farmer’s Market」というマーケットがあるが,こちらも観光地化されているということもあるのだろうが,土日になると人で溢れかえっている。
(略)
 日本の朝市のように「さあ買った,買った!」とか「安いよ!」というような威勢の良いかけ声はないが,例えばオレンジを手に取ると自分の農場は数代にわたる家族経営であるとか,いかに農薬を使用せずに生産しているかなど笑顔で説明してくれたりするのだ。
(略)
 以前ロサンゼルスで「ファーストフードを食べ続けたせいで肥満になった」と各チェーン店を訴える裁判が起こされた。
 また,添加物や保存料を大量に使用した特定の食品にはタバコと同様に「健康を損ねる可能性がある」との表記をするべきだ,と主張する団体も存在する。
 時間に追われる生活が当たり前になってしまった現代では,ただ単にファーストフードを悪者扱いすればそれで済むというわけにはいかない。
 素材の旨味を十分に生かした「手作りの味」を心豊かに楽しむことは憧れるものの,数分後には食事にありつくことのできるファーストフードの便利さもやはり貴重なものにおもわれる。
 しかしながら,グリーンマーケットの隆盛には「食」というものには簡単で便利であるということと価格の安さ以上に人々を引きつける何かがあることを物語っている。
 その発展はハンバーガーやピザとは異なるアメリカの食文化の行方を占う一つのポイントとなるのではないだろうか。
(プログ 第二節 グリーンマーケット)

(略)中でも最近、「グリーン・カート」と呼ばれる果物・野菜専用の屋台が増えてきました。
 実はこれ,ニューヨーク市の健康対策の一環なのです。
 肥満や糖尿病患者の多い低所得者層地域を中心に「新鮮な野菜や果物をもっと身近に提供しよう!」という目的で,グリーン・カート営業の許可を大幅に増やしたそうです。
(ブログ 2009年06月30日 街中に増えるグリーン・カート)

 実は先週5/20,日本クラブ主催のカルチャー講座で,グリーンマーケットの歩き方ツアーを開催しました。
(略)
 ブタの頬肉から内臓まで,いろんな部位のお肉と,ベーコンとソーセージを売ってます。養豚ファームなので,ポークづくし。ここ牧場には,タムワース種(イギリスとアイルランド系の混合種),ヨークシャー種,コーニッシュ種(順に茶色いの,ピンクの,黒か黒渕のブタちゃん)が合計150頭いて,それが88エーカー=356,123平方メートルの敷地に放牧されてるそうです。
 成長ホルモンや抗生物質不使用で,のびのび自然の中で育ったブタちゃんで,ベーコンやソーセージは無添加。
(略)
 「ここのベーコンは世界一だ~」って言ってる常連のお客さんがいたり,「ここのブタはどういう風に育てられてるの?」ってちゃんと聞くお客さんもいたりするかと思ったら,「これ何?」って聞くから,「ベーコン」って答えたらきもちわりいっって顔して去っていく人もいたり(何だったら良かったわけ??),いろいろだったけど,6割くらいはリピーターで,よく知った上で買ってるみたいだった。
 お客さんの1人,おじいちゃんが,「こないだベーコンそのまま食べたけど,おいしかったでー。家内にすすめても食べんかったけどなー」というので,げげっ生ベーコン?
 ってびっくりしたんだけど,考えてみたら,スモークサーモンがそのままいけるように,ベーコンもスモーク調理されてるからいけていいはず。
 売ってる3人,生ベーコン未経験だったので,試食してみることに。
 わいわいしゃべってたのに急に神妙な顔になって黙って一切れ口にする。。。3人とも「おお。ほんまやぁ~!」と舌鼓をうつのであった。
(ブログ よっちゃん)

 一週間を通してマンハッタンのいろいろな場所で,新鮮な果物や野菜などを中心とした青空市場“グリーンマーケット”が開催されています。“グリーンマーケット”は,1976年からCENYC(ニューヨーク市環境協議会)運営のもと今日まで開催され,ニューヨーク州内や州郊外で活動している小規模のファーマーにも販売の場を提供するだけではなく,ローカルで収穫された新鮮な食材をニューヨーカーに提供する場としても存在しています。
 私がよく利用するのはストレンジャーズ・ゲート(W106th St. & Central Park W)にて土曜日のみ開催されている“グリーンマーケット”。いろいろなファーマーたちがニューヨーク州北部からやって来て,新鮮な果物や野菜を販売しています。
 その中で最も人気があるのが“ブレッド・アローン・ベイカリー”。(略)マフィンは2.5ドル,ピーチパイは12ドルです。“ブレッド・アローン・ベイカリー”は,ユニオン・スクエアやストレンジャーズ・ゲートも含め,13ヵ所の“グリーンマーケット”で販売されています。
(ニューヨークの「食」と環境保護活動)

[自分用開催情報Web]
※英語Wea。日本語で検索してもほとんどヒットしないので…。
Grow NYC
c Mediabridge Infosystems, Inc.

※2020(MS→WP移行)現在:FarmersMarketという物凄い便利なサイトができていました。こーゆーのが当時あればあんなに彷徨せずに済んだのに・・・
▲NewYorkで検索した画面例