▲那覇の「沖縄かつお節販売」社の看板
沖縄料理のアジクーターの源泉,かつお節。かつお節及び削り節の消費量は,日本の県庁所在地では那覇市がダントツのトップ,全国平均の6~7倍(総務省統計局家計調査→Excelデータ)。主に日本最大のかつお節生産地の鹿児島から入荷してるらしい。
出汁文化の本場と目される内地の和食だけど,歴史的にはかつお節が使われた最も古い形跡は沖縄にあるらしい。海外でかつお節文化を持つのはモルディブであることから,古い時代にインド洋・東南アジア・南シナ海に渡るかつお節の文化圏があった,あるいはいずれかから伝わったとする学説も行われてる。
つまり,沖縄のアジクーターこそ,日本の出汁文化の原型かもしれないわけです。かつお節の代用として昆布やイリコ,椎茸を使ってるうちに,内地に形成された複合出汁文化が和食の由来だとか…。
そう言えば,京都の新大宮商店街で昆布出汁の専門店がある。他の地方には,出汁の専門店なんてあるだろか?
▲那覇の街角,「スーパーいろいろ」。謎の多い店だった…スーパーってほどの規模じゃなく,明らかに個人経営の雑貨屋だし,「いろいろ」じゃあ何売ってんのか分からんし,だから「弁当・酒・たばこ」って書いたんだろけど実際は野菜も何も売ってる中でこの3つに代表させるのはなぜ?…とか幾多の疑惑に満ちた,要は雑貨屋さんである。
▲胡屋・パークアベニュー通りの照屋楽器店。
URL 照屋楽器店 – ホーム | Facebook
わしはCDを買うにしか使ってないけど,アーティストの楽器御用達店であると同時にコンサートのチケット売りとか,要は様々な意味でウチナーポップスのネットワークの中枢になってるお店らしい。
りんけんバンドの照屋林助さんの弟,照屋林孝さんが出した店。現在は長男の照屋林正さんが経営している。個人情報に配慮する必要もないほど,伝説的な音楽一家です。