外伝05O・紹興其之一ヰ 安微浙江遠討編・星期六之三 ヰ
紹興老城水郷に遊ぶ(写真集2)

▲この風景が割と街中に普通にある※。紹興,老城ど真ん中辺り。宿の真南に当たる位置。こんな綺麗な石畳,こんなに美しい緩みでくねる裏道が延々延びる。
 ちなみに前方で疲れ果てて肩を落としてる(ように見える)人は,調子に乗って歩き過ぎてバテてる旅行者…ではないと思うけど,その正体は定かではない。
※後日談:この写真はおそらく仑橋直街。2018年時点ではこんな感じの通りは,概ね観光用にしか残らくなってたけれど,この13年段階ではもう少し当たり前に周囲一円に広がっていた記憶です。
▲こんな細くて見通し悪い道を,結構なスピードで原チャが快走して来る。危ないぞ?でも中国だから仕方ないぞ!

▲運河そのものも折れ曲がって続きます。曲げること自体にメリットは少ないから,大邸宅の敷地を避けて浚渫されたと見られます。つまりこの曲がりには由緒あるお宅や寺社などがあることが多い,みたいです。

▲水路の伸びゆく先に高層ビル群。眠りを誘うような老城のある南側,建設ラッシュの北側,というのが紹興の町のダイミナズムを感じます。20年後には北側のどこかに新市街の繁華街みたいな場所も形成されていくのでしょう。翌日,紹興北の新幹線[立占]まで移動して実感しましたが…開発エリアはまだまだ北側に広大に有り余ってます。
 その時代,紹興老城はより静謐な旧市街になっているのでしょう。

▲宿の西辺りの橋のたもと。小さい古い橋は,こういう緩い階段が両岸から伸びた形のが多い。鉄骨を使わず強度に疑問の残る工法の時代の産物でしょう。
 自転車用らしきスロープが敷設されてんのも中国らしい。