外伝14緬甸/ဘုရား 仏塔{2日目}写真集1

▲シュエモードー・パヤーShwemokehtaw Payaの東側の道。左手辺りにKHA KHA GYIのレストランがある格好。
 ミャンマーのパヤーは上から見ると(見たことないけど)ロの字型。各辺の中央が出っ張ってて東西南北に向いた入口になってる。これは南インドの寺と同じ。
 水平に見た輪郭はやや刺々しく,巻き髭みたいに丸まった先端を持つ。これはラオスを思わせる。タイやカンボジアのひたすら丸っこいタイプとは異なる。

▲パテイン河畔にて。
 水運は発達してるけどベトナムほど船だらけというのではない。小さなパヤーもちらほら。

▲シュエモードー・パヤーの南側,公設市場。二階建てで,まあこの街では一番賑わってますが,日本人にはそう使い勝手のいい売り方はされてない。

▲南側郊外に聳えてた教会。どう見てもキリスト教なんだけど,こんな立派なのを建てるほどこの辺りにも信者がいるんだろか?

▲ 街角アウンサンスーチー。左端はアウンサン将軍。この二人はやはり何となくセットで,かつ並び立つ国家的英雄らしい。
 ちなみに,どこかのような現政権の洗脳的な英雄化みたいな看板とかテレビCFとか,現体制側のイメージ広告はなぜかほとんど見かけなかった。手法が素朴なんだろうか?

[ミニレポ]パヤーの位置づけ
●類似語との比較
 タイのワット(クメール語)が日本語の寺に近いのに対し,パヤー(ミャンマー語。英語読みではパゴダが一般的)は仏塔。ミャンマーで僧侶の居所としての寺はチャウンという。
●ミャンマーの宗教施設構成
 チャウンとパヤーは別の場所にあることが多い。前者は僧侶が管理する自身の修行の場であるのに対し,パヤーは信者が管理する信仰の対象。
 その言語圏で身近なモノほど名前が多いものですが,建物としての仏塔はセディという。分かりにくいが,信仰の指標と物理的存在とで呼び分けるらしい。また,仏塔の一部は特にパトーと呼ばれ,これは何らかの宗教観上の違いらしく,どうもよく分からない。