ヰ 紹興編・星期天1ヰ
上海小南門まで\紹興老城水郷に三度遊ぶ

今回の上海つまみ食いは…かなり豪快な空振り。まあ,こういう上海もあるわな。
[前日日計]
支出1500/収入1750
負債 250/
[前日累計]
     /負債 133
§
→十一月二十五日(天)
0631老盛昌
虾肉馄饨
蟹粉湯包500
1131筷将軍
魚蒸し,インゲン豆辛炒め,湯 550
1700機内食500
[前日日計]
支出1500/収入1550
負債 50/
[前日累計]
     /負債 83
§
→十一月二十六日(一)

終日というのは,当然ながら離脱リミットからの逆算で動くことになります。
 これが実に有益なプレッシャーです。知的創造には適度な制約がむしろ不可欠なわけで。
 だから──そんな中で,この日のように豪快な空振りがあると,そういう時こそ自分でも予期しない領域に入れたりします。旅行では,予定外の事態こそが吉兆です。

読売とJJの間で早飯

てその手の御託はともかく…本日のリミットは1145。だから早めに行動開始,5時間を確保しまして──まず向かったのがここ。
0631老盛昌
虾肉馄饨
蟹粉湯包400

▲小龍包!しかも蟹味噌!

うとうここへ入ってしまった…。読売蛋糕とJJの間にあるから,どうにも気になってた店。入ると──7時前,この時点でも,おおっ!外から窺った通りのいい混み方です。
 座席指定で机の上にこんなのを置いて番号管理──する想定なんでしょう。けど,皆さんお好きな席に座るからかえって収拾つかなくなっとります。そういう意味でも中国!
 さて…お味は?

▲ワンタン!

味噌は──蟹嫌いの感想なのであてにならんけど──これは南■よりはるかに旨かった。スープに味噌が溶けきって,しかもまったりと舌に絡みつく。
 餡は普通に豚肉だけど,これまた軽やかな肉味になってます。だからこの両者が打ち消し合わずにピタリと両立してくる。ナチュラルで,美しいハーモニーです。
 けれども!真骨頂はワンタンでした。
 シェンツァイの細切れの香りの卵スープに,ニンニクと生姜と豚肉の渾然一体となった身を宿す…この絶妙の皮!この小麦香の豊かさ,これならば──皆さん面を食べてたけど納得。ここは粉ものが本領だと見ました。
 次回は面じゃ!

陝西南路へ動く。魔術的な霧

▲朝の中華路。ICBCの尖塔が霞む。

から思わぬヒットで気を良くしたのか,老西門までの間,3枚も写真撮ってます。
 確かに…いい霞みです。
 この時期は川霧の季節なんだろうか?好い霞み方の霧が,みるみる遠景を変化させて,魔術的な朝の眺望だったのが記憶に残ってます。

▲复兴東路に霞むビル群。消えかかって突きだしてるのは上海環球金融中心ビルだと思う。

の勢いだと思うけど,「茶城」というのを撮ってます。
 今調べると,茶葉購入専門のモールみたいなところらしい。そんなところが経営を維持できるのか?と思うけど,この「茶城」は老西門界隈にもう一店舗ヒットする。
 観光客,と言っても今や膨大な数になりつつある国内観光客が,こういうところで爆買いするんでしょうか?韓国の朝鮮人参市場の比ではない規模です。
※ 楽天プログ/上海茶城巡り-老西門古玩茶城

▲老西門古玩茶城ビル

周冬雨+広末涼子

731。10路で2駅陝西南路へ向かいます。
 駅の自販機で,上海交通カードへのチャージをICBCから直接行ってみた。これで,口座金額を動かせたことになる。動かない少額口座の凍結を避けるため…という気持ちです。

▲地下鉄車内。この周冬雨と広末涼子を足したような女優が他のCMでも露出し始めてた。

▲陝西南路。し…静かじゃ。

西南路に着いても霧はさらに濃い。
 南昌路へ。
 途中,「animate cafe」を発見。まさにアニメイトに間違いないようです。でも…カフェ?
 ──と思ってたら,後で調べると東京とかには結構最近ある奴でした。でも,それが上海に,とは…。

霧が晴れたら南昌路に人が

▲南昌路に着いた。

っ!
 人がおらんっ!
 霞のせいだけじゃない。あのざわついてた早飯の人混みが…かき消されたように,ない!

▲南昌路を行き交うは通行人ばかり

がなくなってるらしい。
 今日が何か特別な日,ということでもない雰囲気です。工事してるとか建て替え中とかでもないみたいだから,どういう手を使ったのか不明。
 でも,何かの圧力がかかったらしい。北の唐■といい,上海はバザールの撲滅運動でもしてるんでしょうか…。
 まあ中国です。よくある話と言えばそうなんだけど。

残り3時間半:小南門転進

然としても居られない。時間は残り4時間。充分リカバリー可能!
 0803 12号で一駅嘉善路,9号で4駅小南門へ。
 12号も9号も初めてに近い。確かに変わったラインの路線です。地下鉄のライン配置は,上海のは北京とかよりはるかにハチャメチャで好きです。東京・名古屋のアレに近くて時々「掘り出し物」がある。
 この違いも面白いことです。交通行政のアプローチだけでなく,市街の形状とか地形・地質とかもあるかもしれませんけど。

▲小南門から入った路地

830。
 小南門から出ていきなり迷う。
 どっちだろ?
 実はこの小南門付近,意外と歩けてません。自分で思ってた以上に土地勘が全然です。
 吉兆です。
 ああ──この王家码头路の逆を行ってみようか。
 道は乔家路。読めなかったけど道表示のピンインはqiaojiaとある。
 西行。

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