乔さん・梅さんの姓通り
「乔」はピンイン「qiao」。ほぼ姓にだけ使う漢字だという。「禿」かと思ってた。つまり「乔」さん一族の居住地だったわけです。
0835,その突き当たりから永泰街へ右折北行。ああ,このくねりまくり道か。
巡道街を北へと想定してたけど,この永泰街を道なりに進んでみることに…と思って進んでるとこの道の名は乔家路のままなのね。
0843。市場っぽくなってきた。
この北向きの細道に,あまりに人足が多い。入ってみる。道は梅家街。また姓の道らしい。
謎の灵济街──靈濟殿?
▲道の真ん中で電話してるは,景色見えんほど洗濯物干してるは…中国ですな。
「灵济街」という道名に,するっと変わってました。0853。
──これも,後から調べると測りがたい地名でした。漢字の意味はまるで分からない。でも台湾の台南・安平にある「靈濟殿」という宮がヒットする。保生大帝と玄天上帝を合祀する社──
あ!
靈濟殿!ずっと昔に,安平からのバスを途中で降りた時に立ち寄った,あの宮か!
今は祠らしきものは見当たらない。何の謂れなのか,それは皆目見えません。
复兴東路に穴はない
さらに北へ。
0857,复兴東路。北へはやはりあの歩道橋だけらしい。
何度か試みて,この時も探したけど…中央分離帯にも非合法に突破する穴すらない。そういうとこは完璧なんだよなこの国は。
陸橋を今回も渋々渡った後,0910,光后路から北行。
0911,学院路を右折東行。
四牌楼路を初めて東へ。今回も,あの印象的な咸亨酒荘のどぶろくの並ぶ十字路へ来ました。
そして0917──これか?聚奎街へ左折北行。
南市の残り香を嗅ぐ聚奎街
上海市黄浦区回民小学の折れ曲がりを過ぎる。回族の気配や地名は全くないけれど…この辺りがそうなんだろうか?
0920,浴室と表示のある角地の建物。一応今回ターゲットにした不思議な場所でしたけど──そのまま東へ。
道の名はそのまま聚奎街です。
「中国の風景さん」のサイトに6年ほど前の写真がありました。この辺りはかつて「南市」の中心域だったらしい。貴重な写真なので以下転載させて頂きました。
※ 4travel/上海の下町・県左街・昼錦路・2013年
康さんの姓通り
「老老年公寓」とあるのは老人ホームだろうか?
今も,何というか,奇妙な淋しさの漂う場所です。
0923,東街に突き当たる。左折北行。
東街から西へ伸びていく道に入る。0927,康家巷に名が変わりぐるっと曲がりこんでいく。
これもはっきり姓由来の道名です。
東にはもう中華路が見えてる。
北へ。宝帯巷と表示。──この地名も意味不明。蘇州に宝帯橋というのがあるけども…。
ああ,もうここがいわゆる「上海老街」の石門か。
手応えがあったようななかったような,不思議な道行きでした。
方浜中路を西へ。