/※5492’※/Range(蕪湖).Activate Category:上海謀略編 Phaze:大高架工事の北

~(m–)m 本編の行程 m(–m)~
GM.(経路)
※便宜上,一度目の南行路奥から二度目の南行路奥,高架下を無理やり抜けた地点までの行程としています。


賭場南入ル道では五倍増

花園路,賭博場(?)付近。白バイクに青のつなぎに黄色ヘル,というのはサイケです。▲0947花園路,賭博場(?)付近。白バイクに青のつなぎに黄色ヘル,というのはサイケです。

公式屋外賭博場(??)にド下町を感じた辺りはまさにX地点のすぐ北でした。
 その手前の路地へ左折南行してみる。
 突然!けたたましい怒鳴り声!!と思ったら,どうやら普通に会話してるらしいオバハンが2人。こういう一部の中国人の声量って,日本人平均の5倍と言われて,はいないけどきっとその位です。

拆迁地块 注意安全

▲0952賭場南入ル道(?)。高架が見えてる。

面も街灯も程々整備されてる。でも妙に居住区っぽい。
 道の西側は社区の雰囲気。けれど東側には高架下まで,長屋中心の旧市街らしい光景が広がる。

▲0955賭場南入ル道からの脇道。飛び出た青の鉄門が陰影に映える。

字に一度折れる。でもまだ続く。
 道名表示はない。でもこの配置,街区の縁か何かでおそらく古い道です。Z字はかつて何かの筆を避けて,それでもその向こうと道を繋ぎたかった意志の跡だから。

▲0957賭場南入ル道の脇道,橙の花二輪

ころがこの延々南行した道が──
 高架下でぷっつり途切れる。
 土壁がある。かなり古びた壁です。社区の境界でしょうか,東西に延々伸びてて脇道からも出れそうに見えない。
「弋矶山中心征収指揮部」と記名のある「拆迁地块 注意安全」プレート。──安全に注意して解体しましょう。
 10時かっきり。北へ折り返す。

二本目の青弋江の幻追う

▲1000賭場南入ル道最奥辺り。赤紙と洗面台

のドギツい家門に同じく朱紙,「一堂春色餅 落院梅花好」の文字。
 さりげない対聯です。でも──お堂の餅の春色とはどんな色か?院が落ちさらばえたのはなぜか?梅花はどう好いのか?それを門に貼る心とは?
 水道の蛇口も下水管もない洗面台。鮮烈な印象を残した軒先が,最奥の脇にありました。
 今は既に無いでしょう。

▲1001賭場南入ル道。他人の家にコードをペンキ書きするな

の時の征収エリアを今百度地図で出してみるとこんな感じになってます。
 この西に蕪湖長江公鉄大橋という大きな架橋を計画してるらしい。このエリアは,橋の東側入口となる「長江中路立橋」という巨大なロータリーを建設中だったのでした。

▲花園路~緑影新村付近(百度地図)

局これは証拠が一切出て来なかったんですけれど──
 蕪湖古城域の明清は,長江から東に入る青弋江に沿って商家が立ち並ぶ形で繁栄しました。
 上の地図にも分かる通り,緑影新村の南にも,名前の分からない,でも明らかに運河の形状の水域が深く東へ入ってます。
 従って,ここにも蕪湖中央に準じた賑わいが生まれる要件は備わっていたように見えるんですけど……繰り返しですけど一切史料は出てきませんでした。

陳家村入ル通からT字左入ル

▲1007陳家村入ル通。これまた風格あるうねり道!

園路を再び西行。
 陳家村旅館とある看板の筋に再び南行して入る。これは人通りもある。
 陳家村というのは住所表示にもなってるようです。やはりこの南行路には道名表示はないので「陳家村入ル通」と勝手に命名。

▲1009陳家村入ル通。段差も小さくあるようです。

の姿が見えたのは,けれど最初だけでした。
 1010,T字に突き当たる頃には賭場南入ルと同じ幽玄な雰囲気。
 左を選ぶ。
 南の社区との境で道が曲がり,途切れてました。1013,引き返す。

▲1013陳家村入ル通からT字左入ルの行き止まり付近

の道はすんなり出れた…と思ったら工事中の高架下?社区に入る土の道から,これはもう道じゃない隙間を何とか抜けて……
 というかこりゃあ,町歩きとは言わないんじゃないか?とようやく自認してきました。

高架下 西を睨んで高笑い

▲1019工事現場北の家並み

架下に一つだけ,無理やり開けたような通路がある。
 住所表示一つ。ここもまだ緑影新村らしい。つまりこの新村は高架で分断されてる。元からそうだったわけはないから,高架工事が村を横断して行われたわけです。

▲1018工事現場を抜けるトンネル

?この道を抜けていいのか?
 悩んでたら自転車が通っていく。おそらく向こうには別集落があって南へも抜けれるはず。
 1020,突入。
 下の写真はその時の高架下,西のロータリー建設現場方向を撮ったもの。なかなか無い写真ではないか,はははは。

▲1021工事現場の中から西遥かを見やる

■備忘:対聯又は楹聯

 ふとこの対句式の漢文の名称を失念し,調べ直すのに時間を要したので備忘メモを残します。
 中国寺院の入口の左右に,ドドンと縦書きされてるあの漢文です。
「対聯」の語は,元々単なる対句という意味だったものが,近体詩から独立し厳格な形式を持つようになったもの。二句で一組の言葉を門の左右や家屋の壁などに書いたり,赤い紙に書いて貼る中国独特の文化です。
[形式]二句が対になっていれば何文字でもよい。ただし,伝統的には平仄も対になっていなければならない。押韻する必要はない。
[個別名称]
楹聯:柱に書かれた,あるいは貼られた,刻まれた対聯。「楹」は丸く太い柱で,中国の伝統建築では入口両脇に立ち「楹柱」とも言う。
門対:門に掲出された対聯
桃符:中国古代に,正月には桃の木の板に神様の名前や絵を二つ描き,家の出入口に掲出して招福を祈る風習があり,その際の掲出のこと。対聯の由来とされる。
春聯:春節に一時的に掲出する対聯。赤い紙に書かれることが多い。
挽聯:葬儀の時の対聯。赤い紙は使わない。
慶聯:お祝い事の時の対聯。やはり赤い紙を用いる。特に,結婚を祝うものを「喜聯」,長寿を祝うものを「寿聯」とも言う。
福字:春聯などで対聯の間に掲出される「福」の字。到福に通ずることから「倒福」と呼ばれる「福」を逆さまに掲出する習わしがある。
上聯-下聯:右に掲出する対聯前半を「上聯」,左の後半を「下聯」と呼ぶ。
横批:主に恒久的な対聯の場合,対聯の中間上部に記す短い字句
扁額:対聯や横批とは別に,通常,額に入れて示された建物名称などの文字
御匾:勅額。▼▲
微软对联:マイクロソフトリサーチの対聯を自動生成するサイト→リンク
※ wiki/対聯
※ 中国語スクリプト/対聯と春聯
※ じゃらん/Lohas☆500 旧正月

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  1. Reading your article helped me a lot and I agree with you. But I still have some doubts, can you clarify for me? I’ll keep an eye out for your answers.

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