Range(深水涉&中環&銅鑼湾).Activate Category:香港十次(34) Phaze:生龍清腩湯

らしさを隠さぬオバハン堂々

▲1428,九龍塘駅ホームにて。香港地下鉄列車は地上の陽光を浴びると,戦隊モノのマシンみたいでカッコいい。

なこととはつゆ知らず,実はタッチのタイミングで九龍塘駅まで南下,地下鉄を無事乗り換えたのは1431。──この30分後に上水のデモは始まっております。
 太子駅から,本日は四度目となります荃湾線で一駅,深水埗まで。

▲1435九龍塘線地下鉄車内。スマホを弄る若い衆は日本と同じだけど,毅然と立ち尽くすオヤジ,キョロキョロと,らしさを隠さぬ堂々たるオバハン。香港じゃのう。

深水埗の雑踏,見上げれば古き美景

水埗はほっとする町です。
 名所がないから観光地じゃない。市場はあるから人ごみは絶えない。でもその人ごみに節目がない。だらりだらりと昼間が続く。
 例えて言えば,ふと見上げるとこんな景色。

▲1552ふと見あげた軒先。香港の通り表示は古いとなおよい。謎の漢字が浮き出てると,時に震える。

だ,少し歩き過ぎたか。
 深水埗を少しふらついてたら,頭の中までふらついてきた。日射病が出て来たようです。宿で休息とする。

▲1554深水埗の雑踏。道端に意味もなく座りこむオヤジの背。闊歩する忙しい気な若い男。

出撃は17時前だったろうか。
 中環のいつもの店でお茶を買い,さてどうしようと思慮しつつまた少しさ迷う。

パキスタン・アンガス牛バラ肉カレー

▲1707。中環のビルの谷底の交差点。遠いビルの切っ先が霞む。

環から上環も変わらぬ町です。
 最新の動きからは置いて行かれた感もあり,カフェにも乏しく少し過ごし辛いけれど,香港金融の中心,という表の顔とは離れて,裏通りはどこまでもうす汚く傾斜を帯びている。

▲1731中環名物:細路地の階段。この道はいつまでここに在り続けるんだろう。

743,中環から銅鑼湾へ。やはり本物のアンガスカリーと行きたい。これもいつまで食えるか分からんのだし。
 ここはホントどうなってるのか?今客は2人。人気ないのか?土曜日のかきいれ時とちゃうのか?潰れないのか?
 とにかく今回はメニューに迷いなし。
1807生龍清湯腩
金牌咖哩安格斯牛腩飯(大辣)750

▲1812アンガス・パキスタンカレー

レビの前で給仕のオバハンが突っ立って,モニターに視線を注いでる。
 異様な空気につられ,モニターに目をやる。15時に上水で始まったデモが叩かれたと報道されてた。
 初めてゾッとしたのは,遅まきながらこの18時過ぎでした。

闇降る前のネオンの照らす帰路

▲1846銅鑼湾A出口前,闇降る前のネオン

鑼湾のネオンは香港的でない。
 なぜか香港の中でこの町だけはビックビジョンが目立つ。他の都会でもよくあるけれど,密度が高い。大阪ミナミの密度に近いけれど,銅鑼湾はそれでも,大陸のような作り物っぽさもないのに,妙にすっきりしてる。
 不思議に最前線を予感させる陰影です。
 中環へ帰路につく。

▲1920閉まってた三多麺屋と隣に出来てたタイ料理屋

らりと中環駅から西へ歩いてみる。1920,坂のラーメン屋・三多麺食に至るも閉まってた。
 ここも少しサバけてきたのか?隣にタイ料理屋が出来てるぞ?
 砵典乍街でした。英名・ポッティンガー通り。
 舗装してないことからスラブスラブストリートとも呼ぶそうな。

▲1935中環を帰路につく

「Range(深水涉&中環&銅鑼湾).Activate Category:香港十次(34) Phaze:生龍清腩湯」への1件のフィードバック

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