外伝09♪~θ(^2^ )HK-File17:其他中式之三

▲4日目――何洪記粥麺専家(銅鑼湾[雨/女]東街)にて。
猪手雲呑[テヘン+労]麺 54HK$
 さすがグルメガイドに名を轟かす何洪記!3時っつーのにものすごい混雑ぶり!
 危うく座れないとこだったけど,相席の英語圏のチャイニーズらしき男と相席でってことで,運良く席を確保する。
 湯麺の客が多そうだけど…料理の腕も見たくなって,ちょっと高めのメニューを選んじゃいまして…こんなん来ちゃいました。
 猪手って…まあ漢字からしたらそのまんまではあるが,豚足だったのね。
 でもってお味の方は――まあ旨い。でも飛び上がるほどじゃないか。麺も汁も豚足も分かりやすい味だから観光客向きではあるけど…ちょっとハシャぎ過ぎました。
 香港は有名店ほど初回は味見に徹した方がいいです。

▲4日目――蛇王二。
菊花会五蛇羹 52HK$
 奇妙に美味い!
 何が何だか分からんほど工夫してある料理で,菊花の他に松の葉っぱ,椎茸が入ってて,奇妙なトロミが付いてる。出汁の深みがもの凄くて…確かに美味い。
 美味いんだけどなあ…時々舌に,ピリッと刺すものがある。何か危険な…ただ美味いと喜んでられないような後ろめたい味が,背後にちらりちらりと見え隠れする不気味さが拭えない。
 それと――食ってる途中から,体の奥がヌオッと熱くなるような違和感を覚えるんだけど――気のせいなのか?奥のガラスの向こうでモロに蛇をさばいてるのがまる見えな,この店の異様なたたずまいがそう見せるのか?
 出る前に便所を借りたら,示された場所は倉庫の奥でした。倉庫の前を通る時,そこここから,嗅いだことのない異様なかほりがムオ~ン…あれも気のせいなのか?

▲5日目――タン[イ子]雲南米線にて。油麻地。
過橋米線套餐 40HK$
「過橋」がどんな意味か分からんが…要するにトッピング全入りだったらしい。
 トッピングは何と16種類!メニューから転記してみると――魚蛋,牛丸,墨丸,竹生,牛肉,鶏肉,猪肉,[月南]肉,火[月退],[火乍]醤,酸菜,猪[月潤-シ],芽菜,韮菜,腐皮,生菜,豆ト。訳す気もしない。
 よく見かけるチェーン店だけど,味は結構バカにしたもんでない。広東では主流の乾物系の硬いスープじゃなく,野菜系の華やいだ汁。そこが香港人には斬新に思えるのかもしれません。
 全般としては日本のチャンポンに近い味。愛媛・三笠の中華そばにソックリ!

▲8日目――全新美食店の焼売とシエン肉粽。常[ロ乞]の章参照。
 中華のファーストフードで偏りはあるが,連日人が群れてるここは,それを補って余りある旨さ!大陸中国と一味違う微妙な繊細さのあるファーストフードでした。


▲8日目――大興(東桶)。
T2 軽○墨魚四宝飯 23HK$
[女乃]茶付き
「太少的!」とボーイに注意されてはいたが…ホントに少ない!
 四宝が何?ハムとチャーシューみたいなのと魚介ハムとシエン蛋,この4点か?これらが白米に乗って,油菜がちょっと付いてる。非常に上品な味だけど何が絶妙ってこともないし…この店,何でこんなに流行ってるんだ?
 可愛いからか…!?
 そーゆー感覚も芽生えつつあるんだろか,この新興住宅地には!?日本なら割と普通の味覚風景だけど,この香港で…?