【本句】後の月母の夢としての私 〔興南〕
※漁夫 むら‐ぎみ【村君/漁=父/漁=翁】
読み方:むらぎみ
意味:漁民の長。
事例:「岩の根にかたおもむきに並み浮きてあはびをかづく海人の—」〈山家集・下〉〔デジタル大辞泉〕
※※キュウセン(ベラ、ギザミ) 海猪魚
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こちらの港にもあまり船はない。避風湾としてはこちらが秀でていたと思うけれど。

坪洲龍母廟已有30多年歴史,又稱「悦龍聖苑」。〔案内板/龍母廟〕
──ということは、いくら早く見てもWW2後に出来た祠ではありながらかなり信仰熱は高いわけです。調べるとこの「龍母」信仰は香港に幾つか寺院を持っており、何と荃湾山中(といっても荃湾駅から直線距離で2km)や土瓜湾、湾仔にもありました。ただ信仰や教義の輪郭が全く掴めません。一種の新興宗教でしょうか?
扁額「悦龍聖苑」
右聯「龍恩浩蕩千秋耀」左聯「母徳巍峩萬載胳」
出口近くに水龍と書かれた水場。雰囲気としては単なる共用井戸とは考えにくく、「聖水」を汲む感じがします。
さらに手前に福徳祠。
西へ戻る。1243
結局、トイレは西湾の出口で見つかりました。矢印、全然違うじゃん!なおこの間のゴチャゴチャした界隈が、観光地としては有名らしくて皆さんカメラをパシャパシャ。
どうやら観光ガイドブックには坪洲はそういうところだと書いてあるみたいです。店の種類もそういうタルいところが多い。
FT近くで集落地図を見て、知らぬ間にX読みをしていました。
西湾の、今立っている地点の南東山手にギザギザの道が入り込んでる。集落はこれを骨として、おそらく谷を埋めている。
行ってみましょう。
1316ad.坪洲永興街15號
祠あり。無名。白髭の隣に観音。
さっき来た岩山か。右折。
ad.聖家路。聖家台という文字もある。
左側の谷に家並みがある。
行けそうです。降りてみる。1324
※結果的に右が第三街、左が第二街
階段下Y字。右を選ぶ。
※結果的に第四街への通路
再び階段。
1328振り返り一枚。
右に折れる。
ad.圍仔第四街という表示。つまりここは圍の跡か?
二街と一街もありました。つまり今通ってきたのが三街になります。少なくとも四本の平行した小径が南北に走ってる。対して東西の路地は皆無。これは内部への侵入後もブロック別に闘える圍の特色です。──知ってる人がいるらしく四人の観光客風情の男がウロウロしてる。
このラインで交わっているということは、この地点が圍の北端だったのでしょう。1333
北行。
坂の登り口に出る前の辺りに「圍仔村」という表示もありました。あの一角の地名でしょう。
想像を逞しくすれば位置的に言って、現在の坪洲西湾の集落はこの圍から港への出口町が大きくなったもの、だとも考えられます。
1348碼頭小食
煎魚飯 450
海岸餐廳の手前に隠れるような小店に黒板メニューがありました。
「ジンユーファン」と読むらしい。焼き魚定食──のように読めるけれど何でしょう?
いずれにせよ蒸魚は期待しない方がよいけれど……。ただ独りで経営してるらしい店主は誠実そうです。
え?四匹?
その大きさや数からもてすけど、食べて納得。西貢で食べたあのギザミに似た魚です。
頭にかぶりつく。やはり齧り取れますし、噛み砕けます。ジャリジャリでシャコラー感涙のあの味です。この魚がまた食えるとは!──要するに思いっきり安っぽそうな食堂で食える魚らしいのです。
忙しそうで魚の名前を聞けませんでした。瀬戸内の「ギザミ」(ベラ)と同じと仮定しますと──
3.「キュウセン(海猪魚)」
キュウセン(ベラ科)は、中国語で「海猪魚」と呼びます。
口の形がイノシシに似ていることからついたものと思われます。〔後掲日刊工業新聞〕
分布:海水魚。浅い岩礁域。
北海道〜九州南岸までの日本海・東シナ海沿岸、青森県〜九州南岸の太平洋、瀬戸内海、有明海、伊豆諸島、南大東島。
朝鮮半島南岸・東岸、済州島、台湾、福建省・広東省。(略)
基本情報:浅場にいる小魚で性転換することで有名。
大きくなって雄になり青くなったものを「青べら」、小振りの小さいものを色合いから「赤べら」などという。〔後掲ぼうずコンニャク〕
狭い島でしたけど……なかなか疲れました。
1430便で発つ。1455中環到着。

深水埗
1539桂林街を直進──ってこの屋台街かい!
しかも荔枝角道の片側三車線の向こうかい!!
でも着きました。醬局街を左折すぐ。深水埗天后廟。1548
右聯「中華民国二年十月吉旦
百粤著聲靈大道為公錫福自天宏啟宇」
左聯「八方虔禱祀羣生在宥臚歡薄慶安瀾」
左右ともに博多人形みたいな神様が地面にいらっしゃる。
内側
最右聯「仙去人間留聖跡」
右聯「靈跡留莆田神火普照」
左聯「英風吹海島徳澤同沾」
最左聯「靈昭海表望慈航」
重修碑記は「廟建於光緒二十七年(一九零一年)迨至一九壹五年」と伝えてます。
左手も媽祖?
右手は男っぽい。前ががみでニヤリ。
中央の神体は大きい方が上座に一人。両隣と下段に計七人。さらに右手に小さい媽祖が入った柱状のものあり。媽祖の数は凄い。
一つ手前の道・北河街から戻る。金物屋が多い。それにちょっとアラブ人が目立ちます。何してるんだろう?
WELCOMEへ寄ってみると、陸羽の壽眉茶というパックがあったので購入。普洱と花茶はよく見てきたけど壽眉も発売されたんでしょうか?
ついでに清蒸調味料を探してみたけれど見つからない。店員に訊いてもみたけどダメでした。プログによっては置いてあると書いてるんたけど……。
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