《第十次{31}釜山・南海岸》オレンマネ・ソメリクッパブの日/晋州(朝)

齋浦を目指した今回メインの日は 一言で言うと最悪の一日でした。 ただ最も濃い一日でもありました。

実は朝市は終わってる

▲晋州市場のえらく素朴なマスコット
冷える。ジャンバーを着ることにしました。
　0635，出発。朝の飯と散歩に北へ向かう。
　Jinnyangho-ro 564be-gil，このあたりにもモーテルが多い。節目を幾つも持ってる町です。
　0643，市場入口の看板を見る。

▲0646市場の朝の灯り

なぜかここはこの時間に半分も開いてない。──と当時メモしてるけれど，後で読んだところではこの市場のいわゆる朝市は午前２時頃からやるそうで，７時にはもう盛りを過ぎているみたい。
　屋内市場の北辺を西行。

ハングルだけの移転表示

▲0703朝の屋内市場

晋州の朝飯，というと前回６時頃に食べたヘジャンククが記憶に色濃く，それを探してたんだけど──
　ここだよな？という場所に貼り紙が出てる。ハングルだけの記述なので全然分からないけど──移転？どうも，労働食部門と観光用を分けて，公設市場内の元の店は一号店として観光用に特化したらしい。

▲二号店の位置表示

一号店は観光用だから早朝には閉まってる。従って二号店に向かうしかないけれど──この位置は……あれ？
　昨日の天凰食堂の並びで見かけたあのヘジャンクク店なのか？

▲0710市場北側の露店群

肉の溶け切った激辛スープ

しばらくうろうろしてると，昨日通り過ぎた店が開いてた。ハングルの店名からして……ここだと思うけど？
0712第一食堂 チェイルシッタン 改めチェイルヘジャンクク 제일해장국
(韓国 Gyeongsangnam-do, Jinju-si, Daean-dong, 4-6번지 1층)
ヘジャンクク 해장국400

▲第一ヘジャンククのヘジャンクク！

激辛，激旨味！
　記憶に違わず，朝飯には最高です！
　肉がほとんど感じられない。菜っ葉を食ってるようです。なのに旨味は濃厚。時折筋のような歯応えがあるから，多分肉がスープに溶けきってるのでしょう。だから──

▲スープどアップ

クッパブにした段階が最高！
　まさに知らぬ間にペロリ，という感じでした。
　辛みが後からじわじわとこみあげる，その段の味覚が最高です。
　労働者用とは言え，二号店だから内装も小綺麗で，かつ……やっぱり観光客もいます。

崩れてるのか積んでるのか

▲0732濃厚!!晋州市場(その１)：道幅の1/3から半ばにかかろうとするその篭は，通行人にひっかけてほしいのか？

７時半になりました。東辺を南行して帰路を急ぎます。
　これは……やはり凄い市場です。とにかく泥臭さがマックス！

▲0734濃厚!!晋州市場(その２)：その白菜は崩れているのか積んでいるのか？

一応，晋州城図を見直してみましたけど，この南辺がこんなに賑わう理由は分からん。釜山の国際市場の東辺と同じで，単にはみ出てるんでしょう。
　バス停のすぐ横まで野菜が埋めつくしてます。何で屋内に入らないのか，どうも分からない。とにかく，こっちの東辺と南辺が一般向けのメインになってるようです。

軍服の少年が駆け渡る

▲0736濃厚!!晋州市場(その３)：なぜかこういう市場のおばちゃんはピンクのベストを着てる。

７時44分，ようやく南辺に到る。
　満喫できる市場です。早くに出立したい今日ですら，長居してしまいました。
　少年といってもいい年頃の眼鏡の軍服姿が，横断歩道を駆け渡っていきます。

▲0737濃厚!!晋州市場(その４)：手前左手のケースは新聞の無人販売っぽいけど……品切れだし，野菜で手が届かないし。