▲飲茶屋の店内風景。こちらは蓮香楼,7時前辺りの早い時間でまだ空いてる頃。
老舗の飲茶空間では師父(給仕)は法律!伝統を引き継ぐこの威厳と哀愁あふれる背中を見よ!
▲6日目,蓮香楼の小皮蛋ス
「ス」はパサパサの中華菓子生地ですが,これにピータンが混ぜ込んであるか,臭いがつけてあるかだと思ってたら…ゲゲッ!本当にピータンが入ってる!ピータンそのものがアンになってるんである!
最初は戸惑ったけども?――辛い潮州菓子的なあんの中なので,意外にあのプルプル感がちゃんとスイーツする。他のあんに生姜が効いてるからだろか?この生姜がピータンの臭みを殺さず暴走させず,上手くコントロールしてて…やはりスイーツしてるとしか言いようのない絶妙のバランス。
飲茶ではなく,蓮香楼の入口でおばちゃんが売ってるのを買い求めたもの。この日の飲茶で食ったカステラが美味すぎたんで試しに買ってみたんだけど…蓮香楼は,お菓子系もスーパーだってことを思い知ったわけでした。
▲10日目,龍門大酒店(佐敦)
香芒[米需]米[米滋-シ] 22HK$(頂)
揚げ春巻き
ポーレイ茶
計49.3HK$
今回最後の飲茶。
揚げ春巻きはまさにソレ。特に材料も製法も,日本のと変わらんっぽい。
だけど…それでもやっぱり違う。中の具のトロみ,その中の味覚のゆるさ。サクッでもジューシーでもなく,そういう属性ではない,総体として円い味覚の系。
それでもって…「頂」には絶句した。外見からして斬新で鶯色の餅です。口にすると,この餅にココナッツの実がまぶしてあるのがわかる。それとは別に,餅自体の中にもココナッツミルクが練り入れてあるぞ?
で,その中にさらにアン――いや,これはマンゴーの果実そのもの!しかも熟した,ドリアンと間違えるような,ねっとりと香り高いマンゴーの果肉が満載されて,そこから果汁が躍り出る。
ココナッツ×マンゴーの,マッタリ×ねっとりなコラボ!これ…よく考えたな!ホッペタ落ちそう!
一体,これ何料理なんだろ?