本伝後記02《1ケ月半経過》脂肪落ちても死亡すな!


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2008-10-29 07:39
[《1ケ月半経過》脂肪落ちても死亡すな!]

 書いちまった…史上稀に見る最低水準の駄洒落をついに書いちまった!だってさあ,聞いてくださいよ社長──
 半減後43日目。体重が67.2kgまで再降下したんで,カロリー増加の第2フェーズへ移行。つまりカロリー枠をさらに5%拡大し1650kcalとする。
 体脂肪率は14.7%。初回の半減ライン到達時の5%以下よりかなり高くなってくれた。目標値の15%に達してはないけど近い水準。カラダの調整は順調に進んでると見ていいっしょ。
 こういうリバウンドと減量の繰り返しは,ダイエット的には痩せにくいカラダを作るとされるけど,今はその作用を意図的に逆利用。要するに,半減ラインで体重を安定化させるわけで,目論見通りなんです。
 ただ,風邪の諸症状は相変わらず抜けん。う~ん…ウイルス君!しつこいと嫌われるよ!

 48日経過。風邪が相変わらずしつこい!
 それもあって寒い!10%代の体脂肪量で迎える20年ぶり位の冬。夏より遥かにカラダの危機感は強いはず。冬用の衣類が3桁超人用のしかないんで,防寒機能の高いのをまとめ買いして思いっきり着込んでおります。
 完全に自信喪失…トホホ。
これまでは周囲がブルブル震えるよな真ッ冬,わしだけは半袖,時には裸足で「え?寒いスか?」だったのに。
 東京で働いてた頃,世田谷から虎ノ門まで原チャリで通ってた。11月,丁度今の時分のこと。忘れもしない溜池交差点です。深夜だってのにカッターシャツ1枚で走ってたら,隣りの車の運転手がわざわざ窓を開ける。真顔の男が訪ねてきた。
 「寒くないの?」
 わしはこう応えたのを覚えてる。「まあ…少し」
 「ふうん」男はまた窓を閉めてどこぞへ走り去ったのでした…
 それがであります。今やパンピー以上の寒がりに成り下がっちゃうなんて…やっぱ体脂肪って生命体にとってかなり大切なもんよ。断じて余分三兄弟の長男なんかじゃないの!切実に思い知ってるんでありますよ。
 あんなに恐れてたリバウンドも,今やご来光を恋い焦がれてます。ゴメンよ…僕が悪かった。謝るから早く帰ってきてくれないか?ナオミ!
 繰り返すけど。リバウンドってのはカラダが安定性を得るために重要な機能。今わしが直面してるよな減量後の体重を必要量の体脂肪を伴って安定させるフェーズにあって,カラダのこの機能がむしろ一番味方ですよ。
 リバウンドを恐れるのは完全な間違い!
 ただちゃんと管理すればいいだけ。それさえやってりゃ,リバウンド機能ほど減量完成に大切なものはないぞなもし。

 53日目。ちょっと仕事が盛り上がってて週に3回ほど3時とかまで働いてたら,気付けばまた68kgラインを下回ってしまった。──ちなみに本日の記録,65.6kg。デミアンの体重(かどうか知らんけど)66.6kgをさらに1kg下回ってしまった!
 いか~ん!今日から15%アップの1725kcal体制に移行することをここに宣言するものであります。
 体脂肪率は10%前後まで来た。明確な危険域の5%代の状態は脱したし,風邪の諸症状も和らいできたけど,15%はまだ遠い。
 カロリーを5%増の1575にしてから68kg復帰するまでの期間は20日以上かかった。今回10%増の1650kcal体制にしてから復帰までは10日しかかかってない。昼間の活動量がやや多かったとは言え,明らかにリバウンドのスピードは早くなってる。──そうだ,リバウンド。この機能は本来「体重を安定させる」ものだから,体重の下方修正にも機能するわけよ。
 つまり,大規模減量で致命的に阻害されてきたであろうリバウンド機能がかなり強化されてきた!これは今のわしには何よりも吉報です。

 う~ん。体重半減達成後はあんま発見ないかと思ってたら,むしろこのステージは参考書籍が全くないだけにアドベンチャーとしちゃあ更に刺激的。
 最後に同士の方々へ。減量のベストシーズンのお話。
 この着陸ステージは出来れば春がベター。わしのパターン,つまりこれから冬って季節に減量完成するスケジュールは,最悪のオプションだと思う。
 体重低下だけ考えたら,減量の後半を痩せ易い夏に迎えるのはベストなタイミング。だけどね,カラダにとっては痩せるのより,リバウンド機能を復活させる方が遥かに負担みたい。
 だから,この段階を生命体にとって最悪のシーズンである冬に迎えるってのは,減量による死亡とかのリスクがかなり高まっちゃうと思うのよ。この調整期間は最低1年は続くわけだけど,特に最初の時期が危険なはずで──
 春に目標体重到達を迎えよとすりゃ,痩せにくい冬に減量終盤戦をやることになるから減量スピードは落ちるはず。インセンティブの保持がシンドくはなるけど,死んじゃうよりいいでしょ?